カーボンエアロゲル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 14:03 UTC 版)
ナノサイズ分子の共有結合から構成され、高い気孔率(50%以上。細孔径は100 nm以下)をもつ。表面積は400 - 1000 m2/g以上におよぶ。 不織炭素繊維にレゾルシノール・ホルムアルデヒド・ゲル(RFゲル)をしみ込ませ、熱分解させるなどして作られた合成紙状のエアロゲルは、コンデンサーの電極や脱イオン化電極として応用される。約800 m2/g以上におよぶ大きな比表面積を利用して、数千ファラドにおよぶ大容量コンデンサ(スーパーキャパシタ)の製造に使用される。容量104 F/gおよび77 F/cm3を達成した例も報告されている。 カーボンエアロゲルを構成するグラファイトは250 nmから14.3 µmの波長では光を0.3 %しか反射せず、太陽熱を集めるのに効率が良い。また導電性がある。黒鉛粒子の代わりにカーボンナノチューブで作られたカーボンエアロゲルは、高弾性率をもつ。これらはケブラーより強い炭素繊維に紡ぐことができ、特異な電気特性をもつ。
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カーボンエアロゲル
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カーボンエアロゲルは、RFエアロゲルなどポリマーエアロゲルからその炭素構造を残しつつ、不活性ガス中で炭化処理・賦活処理することにより作製される。塊状、粉状、合成紙状として市販されている。
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