カンナエの戦いとは? わかりやすく解説

カンナエの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/14 16:36 UTC 版)

カンナエの戦い(カンナエのたたかい)は、紀元前216年8月2日アプリア地方のカンナエ(カンネー)で起こった第二次ポエニ戦争における共和政ローマカルタゴの戦いである。カンネーの戦いとも表記する。


  1. ^ Theodor Mommsen 1984 Römische Geschichte; Bd. 1 --Deutscher Taschenbuch Verlag


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カンナエの戦い

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戦術」の記事における「カンナエの戦い」の解説

カンナエの戦いは紀元前216年8月2日パウエルヴァロ指揮するローマ軍部隊ハンニバル指揮するカルタゴ軍部隊カンネー付近における戦闘である。 カルタゴ軍ローマ軍カンネ付近のアウフィダス河南岸に10kmの距離を置いて築城宿営したハンニバルは敵ローマ軍指揮官ヴァロであることを知り決戦に誘うことを決心するカルタゴ軍歩兵8千を陣地残して敵を誘致し主力である4率いて北岸移動しそこで背水の陣横隊展開して決戦準備するヴァロ誘致に応じてカルタゴ軍陣地別動隊1万攻撃主力部隊7率いて渡河し、カルタゴ軍に対して横隊展開した両軍とも両翼騎兵部隊配していた。 戦闘カルタゴ軍先制したハンニバルカルタゴ軍重歩兵部隊不動命じ中央の軽歩兵部隊を傘型陣形前進させてローマ軍中央の歩兵部隊拘束しつつ、左翼騎兵部隊にも正面攻撃命じローマ軍右翼をも拘束する拘束成功するハンニバルカルタゴ軍左翼予備騎兵部隊ローマ軍右翼背後包囲して挟撃してこれを撃破する続いて予備騎兵部隊ローマ軍中央の背後移動してローマ軍左翼背後迂回しカルタゴ軍右翼騎兵部隊挟撃してローマ軍左翼をも撃破した。このときヴァロ中央の歩兵部隊の全戦力運用してカルタゴ軍中央突破勝利することに注目しており、カルタゴ軍中央の歩兵部隊は凹字型の態勢圧迫されていた。ハンニバルローマ軍両翼騎兵部隊撃破したこととローマ軍背後移動したカルタゴ軍予備騎兵部隊戦闘態勢準備されたのを受け、この時点最初に使用しなかった重歩兵部隊をも投入して全軍包囲突撃命令して勝敗決したローマ軍カルタゴ軍の完全包囲攻撃受けて壊滅的な被害受けたローマ軍死傷者は61万捕虜となった。さらに指揮官パウルス戦死しヴァロ敗退した。また別働隊としてカルタゴ軍陣地攻撃していた1万部隊も2千の損害出して敗走したカルタゴ軍死傷者は5千7百であった。この時のハンニバル戦術第一次世界大戦前各国軍で戦史研究進められ、敵を決戦誘致し主導原則)、戦闘では敵の主攻を中央の歩兵部隊拘束している間に左翼騎兵部隊逆に敵の弱点向かって機動し(機動原則奇襲原則)、最後に戦力打撃する(経済原則)という攻防組み合わせた模範的な戦術実施した詳細はカンナエの戦いを参照)。

※この「カンナエの戦い」の解説は、「戦術」の解説の一部です。
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