カルノーの定理とは? わかりやすく解説

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カルノー‐の‐ていり【カルノーの定理】


カルノーの定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/11 22:49 UTC 版)

カルノーの定理(カルノーのていり)




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カルノーの定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 01:22 UTC 版)

ニコラ・レオナール・サディ・カルノー」の記事における「カルノーの定理」の解説

カルノーはまず、熱から動力生み出すのには温度差必要だ論じた。そして、熱が高温物体から低温物体移動することで物体膨張収縮しその結果として仕事生み出される考えたカルノーはこれを、水車が高いところから低いところへ落ちることで動力発生することになぞらえている。 ただし、温度変化する時に必ず体積変化が伴うとしたのは誤りであり(ゼーベック効果などの例外がある)、また、熱が移動することで動力生み出されるというのも現代から見ると正しくない。しかし、熱から仕事生み出すのには熱を供給する高温熱源の他に熱を取り去る低温熱源必要だとした発想カルノー独自のもので、大きな功績であったカルノーは、熱から無駄な動力を得るには、常に温度および圧力釣り合い保った変化(準静的変化)を行わせることが必要であり、また、このような変化組み合わせたサイクル逆に動かせば、同じ動力で同じ熱量汲み上げる熱ポンプとして動作できる(可逆機関である)と考えた。 この可逆機関任意の熱機関組み合わせ永久機関ならないためには、(1)可逆機関熱効率最大であり、(2)その熱効率熱源温度だけで決まり、熱を伝え物質には依存しないということ導いた。これは現在カルノーの定理と呼ばれている。 カルノーが行った誘導は、誤った熱量保存則基づいていたが、カルノーの定理が正しいことは後年ルドルフ・クラウジウスおよびウィリアム・トムソンにより示された。

※この「カルノーの定理」の解説は、「ニコラ・レオナール・サディ・カルノー」の解説の一部です。
「カルノーの定理」を含む「ニコラ・レオナール・サディ・カルノー」の記事については、「ニコラ・レオナール・サディ・カルノー」の概要を参照ください。

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