オープン・フロー・ポテンシャルとは? わかりやすく解説

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オープン・フロー・ポテンシャル


試ガス

読み方: しがす
【英】: production test gas
同義語: オープン・フロー・ポテンシャル  

試ガスは試油と同様、試・探掘井開発井の仕上げ直後に、地表採取ビーンチョーク)をさまざまに変えて生産量自噴状態の坑底圧力や密閉状態の坑底圧力、坑底温度などを測定することをいう(→試油)。
この測定においては坑口チョークによって坑井内にかかる背圧バック・プレッシャー)を変化させて自噴坑底圧力を変化させることから、背圧試験(バックプレッシャー・テスト)とも呼ばれる産出ガス量と、密閉坑底圧(Ps)の 2 乗自噴坑底圧(Pf)の 2 乗との差、すなわち、(Ps2-Pf2)との関係は両対数グラフ上で直線になることが経験上知られており、この測定によって、Pf が 1 気圧、すなわち、地層内の圧力保たれているガス一度大気圧の状態に開放した場合ガス産出能力定義されるオープン・フロー・キャパシティーが求められる適正生産ガス量は経験上、オープン・フロー・キャパシティーの 10 %20 %とされている。試油異なる点は、地下から上昇してくるガスは、高温高圧下で水分により飽和されていて、地上に出る途中で冷却し、さらにビーン通過時に断熱膨張起こり急激に冷却されるので、ガス水分から形成されるハイドレート生成してラインふさいでしまうことがある。試ガス時にはこれを防ぐため坑口メタノールなどの薬品注入することが多い。(→産出能力試験



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