オンデマンドVICS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/14 15:58 UTC 版)
「インターナビ」の記事における「オンデマンドVICS」の解説
インターナビに携帯電話を接続した状態で、目的地を設定してルート計算を行った際に、インターナビは自動的にインターナビ情報センターのサーバーに接続し、出発地から目的地付近までの交通情報を取得し、そのリンク旅行時間情報を積算することで、複数のルート候補からもっとも短時間で到達するルートを検出、誘導を開始する。(ただし、生活道路等の狭隘な抜け道案内を行うことを目的とした機能ではない)この基礎となるデータは、2002年頃よりVICSセンターが民間に公開を開始した、約5分毎の全国の交通情報を、インターナビ情報センターのサーバー内に蓄積したものを基にしている。データの送受信間隔は、ルート上に自動的に設定される自動受信ポイントまたは任意に設定する受信間隔時間に基づいて行うため、常時接続しているものではない。 通常のナビゲーションでは、FM-VICS多重放送(文字多重放送の一種)に含まれる情報は渋滞・混雑等の表示用データだけであり、都市間高速道路を除きリンク旅行時間情報が含まれていないため、一般道の走行速度は固定値で計算される。光ビーコンアンテナを搭載している場合は一般道のリンク旅行時間情報を使用するが、主として都市圏の幹線道路に設置されている光ビーコンの下を走行するまで、情報は取得できない。この点において出発地点においてオンデマンドで情報を取得するインターナビVICSの優位性は大きい。
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