エコー2号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/16 09:20 UTC 版)
「エコー (人工衛星)」の記事における「エコー2号」の解説
エコー2号は、直径135フィート(約41m)の金属薄膜で被覆されたPETフィルムの気球で、球の形状と、表面の滑らかさを保つためのインフレーションシステムを備えており、ソー・アジェナロケットで1964年1月25日に打ち上げられた。この衛星は、受動通信の追加実験だけでなく、巨大宇宙船の力学特性や、地球形状に関する測地学の研究にも用いられた。これ以降アメリカ航空宇宙局は中継機を備えた能動型の通信衛星に軸足を移し、受動型通信衛星は打ち切りとなった。エコー2号は1969年6月7日に大気圏に再突入した。なお、測地学を目的とした後の似たような衛星に、日本の「あじさい」(1986〜)がある。
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