ウィスパード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 06:58 UTC 版)
「ウィスパード」と呼ばれる人間の一人であり、その能力を欲する様々な組織や企業から狙われている。時として、その能力が窮地を脱する鍵となることもあるなど、物語の核となる人物である。作中でウィスパードとしての能力が目覚めるに連れ、知能が飛躍的に上がり、周囲の人間との知能に大きな差が生じていき、レナード・テスタロッサと同様に周囲の人間を見下し始めるようになっていく。 『せまるニック・オブ・タイム』にてウィスパードの誕生の情報が明らかになり、かなめはその発生原因であるタウ波の影響を最も強く受けており、『ブラックテクノロジー』を過去へ送っているのは別の未来の彼女であることが明らかにされている。これまで彼女が異常な運の良さで生き残れて来られたのは、彼女自身がこの世界が誕生(もしくは分岐)した原因、つまり生きた特異点であるからで、かなめ自身は「ささやかれる者(ウィスパード)」ではなく「ささやく者(ウィスパリング)」だと判明した。 もっとも優秀なウィスパードではあるが、あくまで一般人であろうとし、『レーバテイン』の「妖精の羽」の基礎理論を作った以外はミスリルに対してブラックテクノロジーそのものは提供していない。彼女やテッサは「共振」と呼ばれる思考の共有が可能で、『揺れるイントゥザブルー』では指令室に監禁されたテッサから指示を受け『トゥアハー・デ・ダナン』の心臓部『レディ・チャペル』に設置されていたTAROSを用いてガウルンから管理権限を奪い、その後の宗助達の反撃を支援する活躍を見せた。 ソフィアに精神を乗っ取られた後はブラックテクノロジー最大の技術とも言える『TARTAROS(オムニ・スフィア転移反応時空通信変容炉)』の技術を開発した。
※この「ウィスパード」の解説は、「千鳥かなめ」の解説の一部です。
「ウィスパード」を含む「千鳥かなめ」の記事については、「千鳥かなめ」の概要を参照ください。
- ウィスパードのページへのリンク