インターネットアドレス
【英】Internet address
インターネットアドレスとは、インターネットやイントラネットなどで識別のために用いられる番号のことである。ネットワークに接続された個々のコンピューターに割り振られている。TCP/IPを用いているため、IPアドレスと呼ばれることも多い。
現在のインターネットで用いられているIPv4では、8ビットずつ4つに区切られた32ビットの数値が使われており、0から255までの10進数の数字が4つ並べて表される。なお、ネットワーク上では、同じIPアドレスが存在することは許されていないため、国際的な管理組織であるNICによって一元的に管理されている。また、日本においては、JPNICが管理を行っている。
IPアドレスは、数値が並んでいるだけのものであるため、DNSというシステムを用いることで、IPアドレスに名称(ドメイン名)を付けることも可能である。
現在のIPv4では、42億9496万7296台のIPアドレスまでしか表すことができないため、IPアドレス資源の枯渇が問題となっているが、後継バージョンのIPv6では、約3.4×10の38乗個のIPアドレスを表すことができ、実質的には、ほぼ無限大にまで拡大されている。これにより、パソコンだけでなく家電や車など、あらゆる身の回りのもの全てにIPアドレスを割り当てることも可能になるといわれている。
IPアドレス
(インターネットアドレス から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 04:42 UTC 版)
IPアドレス(アイピーアドレス、英: IP address)は、Internet Protocol(IP)で通信相手を識別するための番号である。インターネットアドレスとも呼ばれる[1][2]。
注釈
出典
- ^ TR X 0055:2002 インターネット利用者のための用語
- ^ 『IPアドレス』 - コトバンク
- ^ WHATWG (2017年7月30日). “URL Standard 3.5. Host parsing” (英語). 2017年7月30日閲覧。
- ^ “26431 – Define IPv4 parsing” (英語). W3C (2015年7月1日). 2017年7月30日閲覧。
- ^ 日本ケーブルラボ事務局山下良蔵 (2009年10月21日). “IPv4アドレス在庫枯渇対応に関する広報戦略ワーキンググループ(第4回)配布資料 資料WG広4-2 ケーブルテレビ業界のIPv4アドレス枯渇対応とIPv6化” (PDF). 総務省. p. 15. 2017年11月26日閲覧。
- ^ 「インターネット用語1分解説 - 割り振り (Allocation)、割り当て (Assignment) とは」『JPNIC News & Views』8巻(2002年1月15日)、日本ネットワークインフォメーションセンター。
- ^ “LACNIC Announces the Start of the Final Phase of IPv4 Exhaustion”. LACNIC (2017年2月15日). 2017年11月19日閲覧。
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