イギリスやフランスの再処理工場周辺では白血病が増えているので、六ヶ所再処理工場でも同様の事態が懸念される
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 17:38 UTC 版)
「六ヶ所村核燃料再処理事業反対運動」の記事における「イギリスやフランスの再処理工場周辺では白血病が増えているので、六ヶ所再処理工場でも同様の事態が懸念される」の解説
イギリス(セラフィールド)やフランス(ラ・アーグ)の再処理施設周辺では、小児白血病が増えている。このような再処理工場は稼動してはならない。 反論 - セラフィールドやラ・アーグ周辺の白血病については、イギリス、フランスの政府機関が調査を行い、白血病の発症率が有意に高いことが明らかとなった。しかし、再処理施設は他にも多数存在するし、原子力関連施設との関係を示す証拠も見つかっていないという原燃の反論がある。 反論2 - セラフィールドでは80年代から放出量が低減化され、現在の放出基準は過去の数十~百分の一となっており、原子力安全委員会によると、2005年にセラフィールド再処理施設から放出された放射性物質による実効放射線量の増加分(1人あたり約220マイクロシーベルト)に比べても、六ヶ所村再処理施設の推測値はその1/10である。 再反論 - 六ヶ所再処理工場がプルトニウムを扱う施設であることに変わりはなく、たとえ平常運転時の排出量がセラフィールドの場合より少ないものであっても、地震その他の事故が発生したときに漏洩することは十分に想定できる。そのプルトニウムは数百年から数千年間堆積して生物を脅かす。実際、セラフィールドからのプルトニウム排出量は1/1000に減少したが、環境中のプルトニウム濃度は減少していない。
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