イギリスでのBSE発生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 15:38 UTC 版)
「BSE問題」の記事における「イギリスでのBSE発生」の解説
BSEはイギリスで初めて特定され、のべ160件弱の発症報告がなされた。当初イギリス政府は牛肉との因果関係を否定していたが、後にメディア報道の活発化にともない、牛由来の物質がもっとも疑わしい旨を表明した。メディアはイギリス政府のこうした対応の不備を大きく報道した。 イギリス政府は、30か月以上の牛をすべて食用から除去するという政策を施行し、370万頭の焼却処分を余儀なくされた。2000年の欧州連合によるBSEのテストキットの認証を待ち、同月齢以上の検査サンプル数を大幅に増やして行った検査の結果、のべ178,000頭のBSEが発見された。 同時にイギリス政府は食品安全機関を組織し、正しい知識の発信と生活者の啓蒙、そしてメディアに対しては冷静な報道を要請し続けた。
※この「イギリスでのBSE発生」の解説は、「BSE問題」の解説の一部です。
「イギリスでのBSE発生」を含む「BSE問題」の記事については、「BSE問題」の概要を参照ください。
- イギリスでのBSE発生のページへのリンク