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アルゴナウタイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/09/14 05:49 UTC 版)

ヘヴェリウス星図』 (1690年)よりアルゴ座の星座図—「物言う木」が船首ではなく船尾に描かれている(この図は天球儀の展開図として描かれているため、実際の星空と左右が逆転している)

アルゴナウタイ古典ギリシア語Ἀργοναύται, Argonautai)は、ギリシア神話の長編叙事詩に登場する英雄たちの総称。イアーソーンに率いられて巨大なアルゴー船で数々の航海をする。

アルゴナウタイは複数形で、「アルゴーの船員」を意味するアルゴナウテースἈργοναύτης, Argonautēs)が単数形である。ラテン語では、アルゴナウタエ(Argonautae)。


  1. ^ 目的の金羊毛があった場所は現在のポチであるとされる。
  2. ^ 十二星座のうち唯一うお座については言及がない。
  3. ^ 神話では、若きテーセウスが父に会うためにアテーナイに到着し、このとき父アイゲウス王の後妻メーデイアに毒殺されそうになるが、罠から逃れてメーデイアを追放する。メーデイアはアルゴナウタイの冒険時にコルキスの王女であり、アイゲウス王に嫁いだのはその後であるから、さらにその後にアテナイ王となったテーセウスがアルゴナウタイに参加したとする話とは矛盾する。
  4. ^ プリクソスとヘレーは、イアーソーンの父アイソーンとは従兄弟の関係である。
  5. ^ プリクソスを救出したのはヘーラクレースだともいう。
  6. ^ グレーヴスは、女たちの悪臭はレームノス島で刺青のための大青(インディゴ)作りの仕事に携わっていたからだと解釈している。腐った尿を使用するその作業は嘔吐を催させるほど臭いが強い。
  7. ^ カワセミがさえずる声をモプソスが理解したという。
  8. ^ ヘーラクレースの参加及び脱落に関しては諸説がある。ヘーロドーロスによれば、ヘーラクレースはこのときオムパレーの奴隷となっていて、船には全然乗らなかったとする。ペレキューデースは、アルゴー船の物言う木が、ヘーラクレースの重量を運ぶことができないと声に出したので、テッサリアーのアペタイに置き去りにしたという。一方、ディオニューシオスは、ヘーラクレースがアルゴナウタイの指揮官だったとし、デーマラートスは彼がコルキスまで航海したとする。
  9. ^ 継母の言葉を信じてわが子たちを盲目にしたため、別の説ではプリクソスの子供たちにコルキスからギリシアへの航海の方法を教えたためともいう。
  10. ^ ロードスのアポローニオスは、ストロパデス島で女神イーリスが追跡する兄弟を引き止め、ハルピュイアたちはこれ以上ピーネウスに害をしないことを誓い、許されたとする。(『アルゴナウティカ』I.288-290)
  11. ^ 現在のボスポラス海峡である。
  12. ^ ケレーニイは、この鳩は彼岸の世界からオリュムポスの神々アムブロシアーを運ぶゼウスの鳩の模倣であるとしている。
  13. ^ 往路(東方航海)と復路(西方航海)のつじつまを合わせるために、ここではさまざまな説が唱えられた。例えば、カスピ海からインド洋に出たとするもの、ドン川を遡ってフィンランド湾まで船を引っ張った、あるいはドナウ川からエルベ川に移動し、北海に出たとするものなどである。そのどれも現実的でないことから、イアーソーンとメーデイアの二人だけが下船してキルケーの島に赴いたとする説もある。
  14. ^ トリートーニス湖はアトランティス伝説とも関連があり、かつては巨大な内海だったが、次第に小さくなり、現在では一筋の塩沢となってしまっている。古典期の地理学者スキュラクス(en:Scylax of Caryanda, 紀元前6世紀)のころには、面積はおよそ900平方マイルとされていた。


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