ドン川
ドン川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 09:55 UTC 版)
ピュテアスはヴィスワ川河口から帰路についた。そこから先も探検したとすると、当時スキタイだと思われていた古代バルト人に出会っていただろう。ポリュビオスは、「ピュテアスはそこ(北方)から戻り、カディスから Tanais までのヨーロッパの海岸全体を旅した」と記している。Tanais は一般にドン川の古名とされており、この一節がピュテアスが今度は地中海を東に向かって黒海北岸まで航海したことを意味していると考えた者もいる。これが事実だとすると、ピュテアスはヨーロッパ大陸を一周しようとしてスキタイに出会って時計回りを断念し、反時計回りで行こうとしてドン川まで行ったと推定することもできる。ただし、そのような意図があったという証拠は全くない。むしろ、Tanaisがドン川を意味するのではなくエルベ川のような北の川を指しているという説もある。
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