アビツォイグニスとアビツォイグニスの点数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/14 00:00 UTC 版)
「アビトゥーア」の記事における「アビツォイグニスとアビツォイグニスの点数」の解説
アビトゥーア試験合格者に与えられる「アビツォイグニス」と呼ばれる資格証書は、複雑な計算の結果、最高点1.0から最低点4.0までの点数に決定される。これは「アビツォイグニスの点数」と呼ばれる生徒の一生にかかわる数字である。この点数は、生徒の最終学年である第12学年とその前年の第11学年の授業の成績表の中から、試験が受験した必須科目と選択科目の成績だけを抜き出して集計し、さらに各科目の修得単位数を掛合せたものを合計して授業からの成績を得点化する。この授業得点に、生徒の受験したアビトゥーア試験の成績を各州で決められた方法で計算し合計したものを加算すると、「アビツォイグニスの点数」となる。この点数は、大学、そしてさらに各学部によって異なる入学許可条件の基準点数となっている。大学入学を申込みをする時には、生徒は「アビツォイグニス」を提出し、大学側は、選考結果によって個別に入学許可を与える仕組みである。尚、大学進学をしない生徒にとっても、就職選考の際に「アビツォイグニスの点数」が大切なものとなる。 大学や学部によっては、アビトゥーアの平均点と待機期間による入学者の選抜を行うところもある。かつて男子の兵役があった頃は、兵役を済ませていると有利だったが、現在は兵役はないので、こうした男女の差別はない。大学、学部によっては(例えば音楽大学や医学部など)面接などの独自の選考を行うこところもある。大学進学希望者の増加につれて、アビツォイグニスに加えて、色々な選抜条件が入学申込みに際して増えている現状がある。
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