アドレナリンレセプター
私たちの体には、ウィルスやバクテリアの侵入後に働く防御機構だけでなく、危険を回避する本能的な機構も備えている。この機構のひとつが、エピネフリン(アドレナリン)ホルモンの分泌である。本能的に危険を感じた場合に、副腎から体全体にエピネフリンが分泌され、「危険だ」というメッセージを各組織が受け取る。エピネフリンの濃度の増加を細胞内へ伝えるのが、このアドレナリンレセプターである。
このレセプターは、7回膜貫通型のタンパク質ファミリーであるGPCR (Gタンパク質共役レセプター, G-protein-coupled receptor)に属していて、結合シグナルをGタンパク質を介して細胞内に伝える。
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