アジマスによる特性の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/27 02:47 UTC 版)
「アジマス」の記事における「アジマスによる特性の変化」の解説
テープレコーダーなどの水平磁気記録方式では、電流の経時変化を磁気ヘッドを介して横方向に走行させる磁気記録面に記録する。この記録を読み出すとき、走行方向に対して磁気ヘッドのアジマスは90度が最適となる。記録時にこの角度から外れると、記録する元信号の波長よりも記録面に記録される磁区によるギャップ長は長くなり、高周波成分を記録することができず信号品質は劣化する。また、メディアを別の機器で再生したり複数のヘッド方式では記録と再生のヘッドが異なるなどで記録時のアジマスと再生時のアジマスがずれると、トラック間の位相にずれが生じて高周波成分を読み出すことができず、再生した信号の高域特性が悪化する。
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