アグラファとは? わかりやすく解説

アグラファ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/17 09:05 UTC 版)

アグラファ: Agraphaギリシア語: αγραφον)とは、正典とされる四つの福音書にはみられないイエスの語録。この用語は「書かれていない」という意味のギリシャ語で、1776年にドイツの聖書学者J. G. ケルナーによって初めて使われた。


注釈

  1. ^ 古代ギリシアの液体測量単位で、1メトテレスは現在の39.4リットルにあたる[2]

出典

  1. ^ christian-classics-jpクレメンスの第一の手紙 / ローマのクレメンス
  2. ^ Encyclopaedia Britannica"metretes",accessdate=2021-04-06
  3. ^ 秋山学 2013, p. 149.
  4. ^ 秋山学 2013, p. 158.
  5. ^ 秋山学 2014, p. 99.


「アグラファ」の続きの解説一覧

アグラファ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 03:28 UTC 版)

トマスによる福音書」の記事における「アグラファ」の解説

現行の新約聖書福音書には収録されていないが、その他の初期キリスト教文献言及されているイエス言葉幾つかあり、これを「アグラファ」(ἀγράφα. 「書かれざるもの」の意)と呼び新約聖書学上、大きな意味を持つ。このアグラファが本福音書には42収録されている。 アグラファの例: 7 イエス言った、「人間食われる獅子は幸いである。そうすれば獅子人間になる。そして、獅子食われる人間忌まわしいそうすれば人間獅子になるであろう77 イエス言った、「1 私は彼らすべての上にある光である。私はすべてである。すべては私か出た。そして、すべては私に達した。2 木を割りなさい。私はそこにいる。石を持ち上げなさい。そうすればあなたがたは、私をそこに見出すであろう105 イエス言った、「父と母を知るであろう者は、娼婦の子呼ばれるであろう108 イエス言った、「私の口から飲む者は私のようになるであろう。そして、私もまたその者になるであろう。そして、隠されいたものがその者に現われるであろう114 シモン・ペテロが彼らに言った、「マリハムは私たちのもとから去った方がよい。女たちは命に値しないからである。」イエス言った、「見よ、私は彼女を(天国へ)導くであろう。私が彼女を男性にするために、彼女もまた、あなたがた男たちに似る生ける霊になるために。なぜなら、どの女たちも、彼女ら自分男性にするならば、天国に入るだろうから」

※この「アグラファ」の解説は、「トマスによる福音書」の解説の一部です。
「アグラファ」を含む「トマスによる福音書」の記事については、「トマスによる福音書」の概要を参照ください。

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