IMAP
別表記：アイマップ
「IMAP」とは、サーバー上で電子メールを管理するための規格・インターネットメッセージアクセスプロトコルのことを意味する表現である。
送信者側の端末から送られたメールは、まずsmtp（simple mail transfer protocol）サーバーに移される。その後、IMAPのサーバーへと移動する。受信者は、端末を使用してそのIMAPサーバーへとアクセスすることで、送られてきたメールを確認できるようになる。
IMAPを使用したメールの管理自体は、メールソフトやメールアプリを使用して行う。また、Gmailのようなフリーメールは、ブラウザソフトやアプリを使用して管理できるようになっているが、そこにもIMAPが使用されている。インターネット上で、フリーメールのサーバーを経由して、IMAPサーバーへとアクセスする形である。
メールを受信する際に使用する規格は、IMAPとpop（post office protocol）の大きく2通りに分かれる。IMAPは、端末でアクセスしたサーバー上でメールを管理するが、popは端末上でメールを管理するという違いがある。popを使用する場合、メールはsmtpサーバーからpopサーバーへと移動する。受信者は、popサーバーにアクセスし、端末にメールをダウンロードすることで、メールの管理ができるようになる。
IMAPは、複数の端末を使用してメールを管理することができる。そして、メールを開封したり、お気に入り登録したりした情報も、IMAPのサーバーに保存される。よって、他の端末でメールを管理する際に、改めてメールの開封やお気に入り登録などをする必要はない。ただ、IMAPでメールを管理するためには、インターネットへのアクセス環境が必須となる。オフライン環境でメールを管理する場合、端末にキャッシュデータが保存されている必要がある。
それに対してpopは、ひとつの端末でしかメールを管理できないが、一度ダウンロードしたメールは、インターネットにアクセス不可能な環境でも管理することができる。そのように、IMAPとpopはそれぞれ異なる特徴があるため、メールを管理する状況に応じて使い分けることが望ましい。
auやドコモ、ソフトバンクなど、キャリアが提供するメールは、IMAPとpopを選べるようになっている。また、Gmailなどのフリーメールも同様に、IMAPとpopを選べるものがほとんどだ。そして、メールサービス側で、IMAPあるいはpopを指定し、パソコンのメールソフトやiPhoneのメールアプリの設定を済ませれば、希望する規格でメールを管理できるようになる。
IMAPを使用する場合、アカウントとパスワードの両方が必要となる。その2つを、端末を設定する際に入力して初めて、IMAPのサーバーへとアクセスできるようになる。よって、パスワードを知らない第三者が、IMAPのサーバーにアクセスし、メールを確認することはできない。
「IMAPアカウント」は、IMAPの使用者に与えられるアカウントである。パソコンやスマートフォンなどの端末に、IMAPアカウントとパスワードを入力することで、IMAPが使用できるようになる。原則として、ひとつのメールアドレスに対して、ひとつのIMAPアカウントが紐付いている。そのため、複数のIMAPアカウントを用意すれば、複数のメールアドレスを使用することが可能だ。
「IMAPサーバー」は、IMAPを使用して、メールを受信する際に必要となるサーバーである。IMAPを選択した場合、メールはstmpサーバーからIMAPサーバーを経由して、受信者のところへと届く。そして、受信したメールは、IMAPサーバーに保管されることとなる。また、メールサービスによっては、送信済みのメールや、メールの下書きなども、IMAPサーバーに保管される。
「IMAP」とは、サーバー上で電子メールを管理するための規格・インターネットメッセージアクセスプロトコルのことを意味する表現である。
「IMAP」とは・「IMAP」の意味
IMAPは、パソコンやスマートフォンなどの端末を使用して、電子メールを受け取る際に使用する規格を指す言葉である。送信者から送られてきたメールを、インターネットを経由して、サーバー上で管理する規格だ。「Internet Message Access Protocol（インターネットメッセージアクセスプロトコル）」を略して、IMAPとなっている。送信者側の端末から送られたメールは、まずsmtp（simple mail transfer protocol）サーバーに移される。その後、IMAPのサーバーへと移動する。受信者は、端末を使用してそのIMAPサーバーへとアクセスすることで、送られてきたメールを確認できるようになる。
IMAPを使用したメールの管理自体は、メールソフトやメールアプリを使用して行う。また、Gmailのようなフリーメールは、ブラウザソフトやアプリを使用して管理できるようになっているが、そこにもIMAPが使用されている。インターネット上で、フリーメールのサーバーを経由して、IMAPサーバーへとアクセスする形である。
メールを受信する際に使用する規格は、IMAPとpop（post office protocol）の大きく2通りに分かれる。IMAPは、端末でアクセスしたサーバー上でメールを管理するが、popは端末上でメールを管理するという違いがある。popを使用する場合、メールはsmtpサーバーからpopサーバーへと移動する。受信者は、popサーバーにアクセスし、端末にメールをダウンロードすることで、メールの管理ができるようになる。
IMAPは、複数の端末を使用してメールを管理することができる。そして、メールを開封したり、お気に入り登録したりした情報も、IMAPのサーバーに保存される。よって、他の端末でメールを管理する際に、改めてメールの開封やお気に入り登録などをする必要はない。ただ、IMAPでメールを管理するためには、インターネットへのアクセス環境が必須となる。オフライン環境でメールを管理する場合、端末にキャッシュデータが保存されている必要がある。
それに対してpopは、ひとつの端末でしかメールを管理できないが、一度ダウンロードしたメールは、インターネットにアクセス不可能な環境でも管理することができる。そのように、IMAPとpopはそれぞれ異なる特徴があるため、メールを管理する状況に応じて使い分けることが望ましい。
auやドコモ、ソフトバンクなど、キャリアが提供するメールは、IMAPとpopを選べるようになっている。また、Gmailなどのフリーメールも同様に、IMAPとpopを選べるものがほとんどだ。そして、メールサービス側で、IMAPあるいはpopを指定し、パソコンのメールソフトやiPhoneのメールアプリの設定を済ませれば、希望する規格でメールを管理できるようになる。
IMAPを使用する場合、アカウントとパスワードの両方が必要となる。その2つを、端末を設定する際に入力して初めて、IMAPのサーバーへとアクセスできるようになる。よって、パスワードを知らない第三者が、IMAPのサーバーにアクセスし、メールを確認することはできない。
「IMAP」の熟語・言い回し
IMAP アカウントとは
「IMAPアカウント」は、IMAPの使用者に与えられるアカウントである。パソコンやスマートフォンなどの端末に、IMAPアカウントとパスワードを入力することで、IMAPが使用できるようになる。原則として、ひとつのメールアドレスに対して、ひとつのIMAPアカウントが紐付いている。そのため、複数のIMAPアカウントを用意すれば、複数のメールアドレスを使用することが可能だ。
IMAPサーバーとは
「IMAPサーバー」は、IMAPを使用して、メールを受信する際に必要となるサーバーである。IMAPを選択した場合、メールはstmpサーバーからIMAPサーバーを経由して、受信者のところへと届く。そして、受信したメールは、IMAPサーバーに保管されることとなる。また、メールサービスによっては、送信済みのメールや、メールの下書きなども、IMAPサーバーに保管される。
アイマップ【IMAP】
IMAP
フルスペル：Internet Message Access Protocol
読み方：アイマップ
参照リンク
What is IMAP？ - （英文）
読み方：アイマップ
IMAPとは、メールサーバから電子メールを受信するためのプロトコルの一種で、メールサーバ上でメッセージを保存・管理できるプロトコルのことである。2007年1月現在の最新バージョンは2003年に発表されたIMAP4のリビジョン1であり、通常IMAPといえばIMAP4を指す。
メールサーバとしては最も一般的なPOP3などが、メッセージをローカル環境にダウンロードする方式であるのとは異なり、IMAPはメールサーバ上にメッセージを保管し、メールサーバ上で操作や管理を行う。このため、モバイルや出先のコンピュータ環境などでもメールの管理が非常に行いやすいという利点を持っている。フリーメールとして提供されることの多いWebメールや、モバイルメールなどでは、IMAP4が多く利用されている。
IMAPの最初のバージョンは1986年にスタンフォード大学で考案され、RFC 1730として標準化された。現在最新のIMAP4リビジョン1は、RFC 2060として規定されている。
参照リンク
What is IMAP？ - （英文）
- アイマップのページへのリンク
