アイビキ

デジタル大辞泉

あいびき〔あひびき〕【あひゞき】

読み方：あいびき

二葉亭四迷の翻訳小説。明治21年（1888）発表。ツルゲーネフの「猟人日記」の一節を逐語訳した、ロシア文学紹介の先駆作。

あい‐びき〔あひ‐〕【合い^×挽き】

読み方：あいびき

豚肉と牛肉とを混ぜ合わせて挽いた肉。合い挽き肉。

あい‐びき〔あひ‐〕【相引き／合（い）引き】

読み方：あいびき

１ 歌舞伎の小道具の一。演技中、俳優が用いる方形の腰掛け。

２ 俳優のかつらにつけたひも。内側の左右にあり、後頭部で結ぶ。

３ 袴(はかま)の両脇の前後を縫い合わせた部分。

４ 引き合うこと。引っ張り合い。

「足首つかんで兄弟が、大の男を—に」〈浄・今国性爺〉

５ 敵味方の双方が引き揚げること。

「敵御方(みかた)—に京白河へぞ帰りにける」〈太平記・三三〉

６ 互いに弓を引いて、矢を射ること。応戦すること。

「敵(かたき)射るとも—すな」〈平家・四〉

あい‐びき〔あひ‐〕【^×逢い引き／^×媾^×曳き】

読み方：あいびき

［名］(スル)相愛の男女が人目を避けて会うこと。密会。江戸後期から使われ始めた語。「深夜に公園で—する」

難読語辞典

逢引き

読み方：アイビキ（ａｉｂｉｋｉ）

男女が人目を忍んで会うこと

近代文学作品名辞典

媾曳

読み方：アイビキ（ａｉｂｉｋｉ）

作者 徳田秋声

初出 明治45年

ジャンル 小説

逢引

読み方：アイビキ（ａｉｂｉｋｉ）

作者 田中冬二

初出 昭和38年

ジャンル 詩