やい

デジタル大辞泉

やい

［感］目下の者などに呼びかけたり詰問したりするときや、人を強迫したりするときに発する語。おい。こら。「—小僧、こっちを向け」「—金を出せ」

やい

［終助］《間投助詞「や」＋終助詞「い」から》体言や、活用語の終止形・命令形、助詞に付く。

１ 相手に対し強く言い放ったり、強く呼びかけたりする意を表す。…よ。「そんなことではない—」

「太郎冠者あるか—」〈虎明狂・張蛸〉

２ 同輩もしくは目下の者に対し軽く命令したり、さげすみはやしたりするときにそえる語。「よせ—」「泣き虫—」

[補説] 「やよ」の音変化ともいう。中世末ごろから使用された語。

博多弁辞典

～やい

方言	意味・解説
～やい	（助詞）＝「～んやい」

JMnedict

谷井

姓	読み方
谷井	やい

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

やい

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 01:23 UTC 版)

感動詞

やい

1. 非難の気持ちを含んだ呼びかけの際の発する語。

語源

• 間投助詞「や」+終助詞「い」

助詞

やい（終助詞）

1. 呼びかけたりはやしたりするのに用いる。
2. 相手に強い言い放つときに用いる。

Weblio日本語例文用例辞書

「やい」の例文・使い方・用例・文例

• その祭りは音楽や踊りで非常に華やいでいた
• 彼のすばやい機転がなければ我々は大変困ったことになっていただろう
• 彼は私の顔を見るやいなや顔を赤らめた
• 男は私たちに脅し文句を低くつぶやいた
• 物覚えのはやい人
• 私は彼にすばやい答えを期待した
• いやいやながら，不承不承
• いやいや手伝っている人
• 彼が部屋に入るやいなや電話が鳴った
• 彼は周りを見回し声を落としてささやいた
• いやいやながらの奉仕
• ブラウン御夫妻は娘に親切に世話をやいてくれた
• 彼は他の人に聞こえないように彼女にささやいた
• 派手すぎませんよ。華やいで見えます。
• もやい結びを作る
• 彼は魔法の言葉をつぶやいた。
• その本は出版されるやいなや社会をあきれさせた。
• 彼女は彼の耳元で何かをささやいた。
• 王が支援を要請したため、彼らはいやいや戦争に突入した。
• 彼が出かけるやいないや雨が降り出した。