ねぎまの殿様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 06:08 UTC 版)
類似する構造の噺に「ねぎまの殿様」というのがあり、5代目古今亭今輔が得意とした。 お忍びで外出した殿様が、立ち並ぶ煮売屋の匂いにつられ、下々の食べるものだからという家来の声に耳も貸さず、醤油樽に腰掛けてねぎま鍋を食したところ、非常に気に入る。 屋敷に戻った殿様は、あの「にゃー」を食したい、と所望する。料理係は「にゃー」とは何かと頭を抱えるが、家来から話を聞き出し、ねぎま鍋だと分かる。 しかし庶民が食すものをそのまま殿様に出すわけにもいかず、ネギもマグロも丁寧に下ごしらえして作った結果、味も素っ気も無いものができてしまい、殿様は気分を悪くしてしまう。 そこで、煮売屋同様のレシピで作り直したところ、殿様は機嫌を良くするが、さらにこう言う。「醤油樽をもて」
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