長門の捕鯨用具
名称: | 長門の捕鯨用具 |
ふりがな: | ながとのほげいようぐ |
種別: | 生産、生業に用いられるもの |
員数: | 140点 |
指定年月日: | 1975.09.03(昭和50.09.03) |
所有者: | 長門市(くじら資料館保管) |
所有者住所: | 山口県長門市東深川1339番地2 |
管理団体名: | |
備考: | 内訳:捕鯨関係用具34点,解体用具33点,加工用具9点,船関係用具17点, 仕事着11点,その他用具36点 |
解説文: | 長門北浦沿岸では、古くから捕鯨が行われいたが、特に寛文・延宝頃(17世紀後半)から「網捕り」による鯨組が結成され、萩藩の保護を受けて、紀州、土佐、西海とともに我が国の代表的捕鯨地となった。「鯨一頭捕れば七浦賑わう」といわれ、鉱業に次ぐ重要産業とされたが、廃藩後の経営難、鯨の減少、ノルウエー式砲殺捕鯨への移行等により明治40年頃には伝統的な捕鯨は幕を閉じた。 本件は、「網捕り」当時の捕鯨用具を中心として、捕獲、解体、加工、船関係、仕事着等にわたり網羅的に収集したもので、中でも1670年代より使用された「からむし網」の関係資料は、この地域の捕鯨の特色をよく示している。質量ともにたいへん充実した収集であり、この地域の捕鯨の特色をよく示すものとして重要である。 |
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