そそ・く

実用日本語表現辞典

阻塞

読み方：そそく

塞いで止める、または、詰まり塞がる、という意味で用いられる漢語表現。

（2021年5月25日更新）

デジタル大辞泉

そそ・く

［動カ四］

１ 取り急ぎ事をする。

「初夜(そや)おこなふとて、法師—・けば」〈かげろふ・中〉

２ 落ち着かないでいる。そわそわする。

「いつしか雛(ひひな)おしすゑて—・きゐ給へる」〈源・紅葉賀〉

そそ・く

［動カ下二］「そそける」の文語形。

そそ・ぐ【注ぐ／^×灌ぐ】

読み方：そそぐ

［動ガ五（四）］《室町時代ごろまで「そそく」》

１

㋐流れ入る。流れ込む。「淀川は大阪湾に—・ぐ」

㋑雨や雪などがとぎれなく降りかかる。「雨が—・ぐ」「降り—・ぐ」

２

㋐流し入れる。また、容器に水などをつぐ。「田に水を—・ぐ」「茶碗に酒を—・ぐ」

㋑涙を流す。「熱い涙を—・ぐ」

㋒水などを上からかける。ふりかける。「盆栽に水を—・ぐ」

㋓もっぱら、その方へ向ける。一つことに集中する。「心血を—・ぐ」「視線を—・ぐ」「全力を—・ぐ」

[可能] そそげる

[下接句] 油を注ぐ・意を注ぐ・心血を注ぐ・火に油を注ぐ・満面朱を濺(そそ)ぐ・目を注ぐ

文語活用形辞書

そそく

カ行下二段活用の動詞「そそく」の終止形。
「そそく」の口語形としては、カ行下一段活用の動詞「そそける」が対応する。

口語形

そそける » 「そそける」の意味を調べる

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「そそく」の例文・使い方・用例・文例

• 人を顧みる余裕もないほどあわてて, そそくさと.
• 私の顔を見るなり, 彼はそそくさとその部屋から出て行った.
• 彼は仕事の合間を縫っていつもそそくさと彼女に会いに行った.
• リポーターがレストランまで彼女の後を追い始めたとき、女優は彼女の別荘にそそくさと立ち去った
• 飲食しただけで,用件も済まさずそそくさと帰ってしまう人
• 落ち着きがなく,そそくさ動く