くろゆり

デジタル大辞泉

くろ‐ゆり【黒百^＝合】

読み方：くろゆり

ユリ科の多年草。本州中部以北の高山に生え、茎は直立し高さ20〜30センチ。葉は4、5枚が数段に輪生する。夏、茎の先に暗紫色の花を一つ下向きに開く。《季 夏》「—の曇りを蔵す日なりけり／みどり女」

撮影・広瀬雅敏

植物図鑑

くろゆり (黒百合)

●わが国の北海道、それにシベリアからアラスカ、北アメリカに広く分布しています。寒地の草原に生え、高さは５０～８０センチになります。葉は披針形または楕円形で、３～５個ずつ茎に輪生します。６月から７月ごろ、広い鐘形をした暗紫色の花を咲かせます。花には、悪臭があります。
●ユリ科バイモ属の多年草で、学名は Fritillaria camtchatcensis。英名は Kamchatka lily。

ユリのほかの用語一覧

バイモ：	深山黒百合  貝母  越の小貝母  黒百合
パラディセア：	パラディセア・リリアストルム
ヒアシンス：	ヒアシンス
ヒガンバナ：	リコリス・スプレンゲリ

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くろゆり

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 00:08 UTC 版)

名詞

くろゆり【黒百合】

1. ユリ目ユリ科バイモ属に属する多年草の一種。学名:Fritillaria camtschatcensis。