あがりなまずとは? わかりやすく解説

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あがり‐なまず〔‐なまづ〕【上がり×鯰】

読み方:あがりなまず

死んだがぬめりを失う意から》遊蕩金銭使い果たした者をいう遊里語

「やがて買ひ手を—にせんといへる響きあるぞゆゆしき」〈仮・浮世物語・一〉


死鯰

読み方:あがりなまず

  1. 狭斜の巷出入して奢侈為し豪遊極めし者が、金銭消費し尽して昔日の俤なきこと。死せるのぬめり去りたるに喩へて云へる也。
  2. 遊里などにて金銭費消し尽嚢中空しくなれるをいふ。死んだのぬめりがなくなりしより転化す。
  3. 昔時普通にては金銭尽きた遊蕩者を上りと云へり。上りとは死の意なり、死せるヌメリ無し光沢ある粘液乾燥するを云ふ)。これを猥褻語に転用して老女上りと云へり。
  4. 上り。外骨著「猥褻廃語辞彙」に老女陰門を云ふとあり。乃ち上りとは死せるの謂にして、粘液乾燥してぬめりなし、故に枯燥せる老婦女陰指して上りといふ。因に普通の意味に於ては金銭尽きた遊蕩者の事なりとあり。春洞主人の説に依れば「上り、「よだれかけ」五に「ぬらぬら上りのぬめりくらし」とあるは、ぬめりなしといふことの解説に適はず、恐らくは水沢山年増女をかく云ふに非るか。金銭尽きた遊蕩者を上りといふは「柳亭記」下「都風俗鏡」「吉原失墜」「朱雀遠目鏡」に見えたり」とあり。
  5. 遊廓などで金銭を使ひはたして懐中無一物となることをいふ。
  6. 金銭尽きた遊蕩客(死んだはぬめりがなくなる所から。花柳界)。
  7. 金銭尽きた遊蕩者をあがりといふ。死んだヌメリがなくなつたより転化したものであらう。
  8. 〔花〕遊んで金銭費消し尽くした客のこと。陸上げされたの意。
  9. 〔花〕金銭尽きた遊客

分類 東京花柳界

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