アイシー‐タグ【ICタグ】
ICタグ(あい・しー・たぐ)(IC tag)
1ミリ以下の集積回路(IC)に商品情報などを記録し、内蔵されたアンテナを通して情報にアクセスできるもの。バーコードに代わる次世代の商品タグとして期待されている。
現在、商品の情報管理で使われているバーコードでは、せいぜい数十桁程度の情報しか記録できない。それに比べて、ICタグでは1000桁以上の情報を記録するのに十分な記憶容量を持っているほか、その情報を簡単に書き換えることもできる。
ICタグに内蔵されたアンテナで電波を受け、回路内部の電磁相互作用によって情報の読み書きなどの動作をするため、ICタグ自体にはバッテリがない。その結果、商品に貼り付けても邪魔にならないほどの超小型化が可能となった。
スーパーなどでICタグが導入されると、例えば、ICタグの情報を無線で読み取る装置によって、レジの待ち時間が大幅に短縮できる。また、食品に使われている添加物の種類や生産地などの情報をICタグに記録するといった使いみちも考えられている。
(2004.07.19掲載)
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