「丘の上のクラーク」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 15:53 UTC 版)
「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の記事における「「丘の上のクラーク」」の解説
他のクラーク像については「クラーク像」を参照 展望台の象徴であるクラーク像はそれ自体たいへん知名度は高いが、作品としての名称や作者についてはあまりよく知られていないことが多い。下記にこの像の名称や作者などについての情報を示す。 ブロンズ像の名称 - 「丘の上のクラーク」 建立年月日 - 1976年(昭和51年)4月16日 彫刻者 - 坂坦道 建立者 - 社団法人札幌観光協会 ブロンズ製作 - 岡宮美術鋳造株式会社 台座施工者 - 佐藤工業札幌支店 「少年よ、大志を抱け」と右手をあげるポーズは遥か彼方の永遠の真理を指す この像の仕様は下記の通りであるブロンズ像高さ : 2.85m 幅 : 0.9-1.6m 奥行き : 0.75m 台座 - 御影石を使用高さ : 2.1m 幅 : 9.3m 奥行き : 2.4m 面積 : 22.32m2 この像は戦前より観光名所として親しまれた北海道大学クラーク像(胸像)に代わる観光資源として建立された。 北海道大学は現在でも多くの観光客が訪れるが、1970年代初頭は観光客対策が不十分だったこともあり、観光バスの飽和が研究活動に支障をきたすほど深刻な問題となっていた。このため、1973年 (昭和48年)に観光バスの入構が禁止され、北海道大学への観光客の減少によりクラーク博士の知名度が下がるのではないかと危惧された。 この事態を受け札幌観光協会は北海道の開拓者精神を全国に伝えていきたいという思いから1976年(昭和51年)にクラーク博士の来道100年を記念し、北海道大学(札幌農学校)創基100年記念とアメリカ合衆国建国200年祭にあわせて全身像としてのクラーク像を建立した。
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