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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
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- や(記号)
- やませ吹くいずくへ消えし僧一家
- 山大きいまぼろし拾ふほど悴かむ
- 山椿耐える力を貫きぬ
- 大和から陸奥の国まで更衣
- 山遠く天は錨をはこぶなり
- 大和にあらましかば蕉風にすててこ
- 日本の男に生れ冷奴
- 大和また新たなる国田を鋤けば
- 大和八木駅つばめ飛び燕の巣
- 大和よりヨモツヒラサカスミレサク
- 山梨の実の盛りなりわかれなり
- やまなみのはるかに響み黄落後
- やまなみの一つ岩山歳の市
- 山なみのまろきをつらね野焼きの火
- 山鳴りのしてゐる山の眠りかな
- 山に入る人に会ひけり雲の峰
- 山眠るあなたも狐の仲間ですか
- 山眠るそっと裾野に手を入れて
- 山眠るつらなることをよしとして
- 山眠るときたま鳥の羽ばたきて
- 山眠る時々煙を吐く浅間
- 山眠るまでに書かねば遺言書
- 山眠るもたれ合ひゐる浦百戸
- 山眠るやうに鎮もる九十九湾
- 山の秋老爺一人の狩場あり
- 山の色釣り上げし鮎に動くかな
- 山の色鳥の羽根見て老い暮らす
- 山の音水のおとまた秋深む
- 山手線の絵車体 ローンどうしよう
- 山の端の残照薄れ秋燕
- 山の端のまつりや朴葉しきつめて
- 山の端は雲をかさねる春牛蒡
- 山の日は一輪草に届かざる
- 山の日はずきんと離れ秋の蛇
- 山畑に月すさまじくなりにけり
- 山畑に屈みて胸を暗うせり
- 山畑を遠回りして成人す
- 山畑を均す色鳥誉めながら
- 山肌の山霧の橋ゆれており
- 山肌を迸る水秋が来る
- 山鳩として濡れている放射能
- 山鳩の声が雨よぶ菊挿芽
- 山鳩の鳴くや焚火の音の中
- 山鳩は山恋う胸をふくらます
- 山鳩よみればまはりに雪がふる
- 山彦になれと土筆を煮てをりぬ
- 山彦に触れてかがやく朝桜
- 山彦の昏れてかそけき秋螢
- 山彦の山を降り来よ蓬餅
- 山彦の二人三脚風薫る
- 山彦の降りてくる井戸葛嵐
- 山彦のゐてさびしさやハンモツク
- 山開き先達務めし父の法螺貝
- 山開きたる雲中にこころざす
- 山藤にすこし遅れてくもりの日
- 山藤の一つ揺れれば山揺れる
- 山懐蕪も老婆も存在す
- 山吹と萩と並びて刈られをり
- 山吹のざわりと麻酔切れかかる
- 山吹の焦燥の黄を逃れたし
- 山吹の水を引きたる苗代田
- 山吹の中の二日を春祭
- 山吹や虚子の句碑はたくずれ文字
- 山吹やきれいな夜の待つてゐる
- 山吹や写真羽織の白樺派
- 山吹や根雪の上の飛騨の径
- 山法師慌てて駆け込む雨やどり
- 山法師その気にさせるしろさかな
- 山法師一つの朝に夜の来ぬ
- 山帽子からくりひよいと前に出る
- 山鉾の切尖天を擽れり
- 山鉾を組みし縄目の美しき
- 山鉾を曳くや髭面異邦人
- 山繭を空にかざして少年老ゆ
- 山見えぬ日も山へ咲く桐の花
- 山紅葉見て来て妻を誘い出す
- 山桃の実に集まれる子等の声
- 山桃の染浜名湖に及びおり
- 山桃の日陰と知らで通りけり
- 山焼きの火の色太古よりの色
- 山焼く火檜原に来ればまのあたり
- 山焼くやひそめきいでし傍の山
- 山々で指をかついでかくれんぼ
- 山々に神々辛夷は静かな木
- 山々に深空賜はる秋祭
- 山々に麓ありけり桐の花
- 山々の藍重ねたる秋思かな
- 山々のみな丹波なる良夜かな
- 山々の笑ひめがけて指鉄砲
- 山々や三百六十五日と休日
- 山々よ虎杖はすごい爆発だ
- 山山を統べて富士在る良夜かな
- 山粧う聞かぬ振りして聴いている
- 山笑ふ医院に老いの漂うて
- 山笑う鯨のお腹通り抜け
- 山笑う駅長さんに道を聞く
- 山笑う大きくなって欲しいだけ
- 山笑ふ日や放れ家の小酒盛
- 山笑ふから乳腺が痛みます
- 山笑う声でこたえる失語症
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