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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
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- や(アルファベット)
- や(タイ文字)
- や(数字)
- や(記号)
- 夜叉ヶ池森青蛙の泡の花
- 野州なる禾の火照りを負い歩く
- 野心などもうありません冷奴
- 野心も秋へマツチの焔指に迫り
- 野次も出て校長が役者村芝居
- 矢印や残暑を迂回させており
- 康成の傷の文机花の冷え
- やすむ間も足長蜂の足ぢから
- 休む船腹水陽炎の巣となりぬ
- 安物のせんべい欲しがる男鹿かな
- 易々と還暦通過 東天紅
- やすやすと手紙がとどく終戦日
- やすやすと人は吹かれて二日月
- 安宿とあなどるなかれ桜鯛
- やすらかやどの花となく草の花
- 安らぎは故郷にある木守柿
- やすらけき死に影なせる天の花
- やすらふや耕す土にひた坐り
- 痩せ犬と服に眼光る青年と
- 野生馬の尻隆隆と大枯野
- 痩馬のあはれ機嫌や秋高し
- 痩せ薬干乾びてをり聖五月
- 痩せし身の眼の生きるのみ秋の霜
- 痩せて人のうしろにありし裸かな
- 痩せもゐて豊満もゐて寒雀
- 夜想曲栄螺は蓋を弛めけん
- 八十路来て花見最中に窯を焚く
- 耶蘇名はイオアン逝けり寒満月
- 耶蘇ならず青田の海を踏み来るは
- 野鼠ら晴れた小山を競つている
- 矢弾跡隠す蘇鉄と梅の枝
- 八千代座の奈落の湿り夏兆す
- 厄介なひとも来てをり初芝居
- 厄介なものに惚れたよ亀の鳴く
- 厄介なものに本籍一葉落つ
- 厄介や紅梅の咲き満ちたるは
- 薬局のような胃袋青時雨
- 薬効のうちに過ぎたる野分かな
- 奴凧蛎殻町にひっかかる
- 奴凧日暮れのギリシア見えるかい
- やっぱり男だ夏のお日様まどもに放尿
- 八っ頭海鳴りの茹でこぼされて
- 八束忌の空夜何問ひ何誌す
- やつにも注げよ北風が吹きあぐ縄のれん
- やつぱり一人がよろしい雑草
- やつぱり一人はさみしい枯草
- やどかりが夕日の落ちる音を聞く
- やどかりの後ろに妻の巨大なり
- 宿下駄に残りし春の冷えを履く
- 宿下駄を鳴らし蛍を追ひ行けり
- 宿帳に無職と書いて天高し
- 宿とるや月の大瀧まのあたり
- 寄生木やしづかに移る火事の雲
- 柳行李の記号を解読する春だ
- 簗守になりさうな貌してゐたる
- 家鳴りすや牡丹根分をしたる夜に
- 屋根石も重文指定閑古鳥
- 屋根裏の鳥曇なる司祭館
- 屋根替の中國式や寒山寺
- 屋根替のヒヨイと渡りぬ隣り家へ
- 屋根といふ屋根に二月が来てをりぬ
- 屋根に置くうちは我がもの雪五尺
- 屋根に雪載せ呉服屋の閉めるらし
- 屋根の上に人現れし野分かな
- 屋根の雪ずりて厚さを見せてゐる
- 屋根のみとなりたる家や菖蒲葺く
- 屋根屋樋屋の帰り仕度や暮早し
- やはらかき雨の石舐めかたつむり
- やはらかき灰とも火蛾に火の移り
- やはらかき土あり杏熟れて落つ
- やはらかきところは濡れてかたつむり
- やはらかき風のささやき稲の花
- やはらかき餅の如くに冬日かな
- やはらかき身を月光の中に容れ
- やはらかに父の歳越すあやめかな
- 藪入のをとめさびたる簪かな
- 薮入よ十銭禿の少年よ
- 藪枯らしの花あふれいる真昼の夢
- 藪から棒に鬼面立ち孟宗竹林
- やぶがらし穴はたちまち塞がりぬ
- 藪柑子一打の鐘の響きけり
- 藪柑子の赤色ひとつ残りをり
- 流鏑馬の名残りめでたき春の雨
- やぶ椿身のすみずみに不発弾
- 藪椿 嬉しい時も涙して
- 藪椿あの日も母が居た方位
- 藪椿奥へ奥へと孤独なり
- 藪椿土には牛の息の毬
- 藪椿ひとり口紅ひきにけり
- 藪手毬山のどこかに火の匂い
- 藪巻の一筋縄といふ括り
- 破らねばこの道行けず蜘蛛の糸
- 破れ傘一生涯と眺めやる
- 破れ傘いつか言葉を生むだろう
- 破れしと雖も美し青山河
- 敗れたるひと晒井に天を視る
- 破れ蓮どこか絶倫の明るさ
- 野暮用とほほゑみ返し春の宵
- 山蟻の尻ふてぶてしいくさあるな
- 山蟻の黙っておれば肩まで来
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