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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
「も」から始まる用語のさくいん
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- も(アルファベット)
- も(タイ文字)
- も(数字)
- も(記号)
- 木犀や風の便りという不安
- 木犀や吟行めきて歩のゆるむ
- 木犀をみごもるまでに深く吸ふ
- 目前に渡ってみたい春の虹
- 黙想の谷ぐんぐんと黄葉せり
- 黙祷のしづけさ空にとりまかれ
- 黙祷の地にるいるいと黒日傘
- 黙禱に初春の星響き合ふ
- 黙禱の最なかみんみん鳴き始む
- 黙禱のとき濯ぎの手を拭いていた
- 黙禱を終へざる人のをりにけり
- 黙々生きて曉の深雪に顔を捺す
- 黙々と蟻の心で雪運ぶ
- 黙約は鼬の濡れる夜にこそ
- 木曜のパン屋の軒のつばくらめ
- 黙礼のあとの黙殺白扇子
- もくれんのはなればなれのひとつなる
- 黙を光に天地均しの紙漉女
- モザイクの小鳥のいつも九月かな
- もしかして芽吹くか箸も端々も
- もしもしと言えばもしもし桜草
- もじずりの咲きて墓への道遠く
- 文字深く刻まれて八月の空
- モジリアニから鼻風邪をうつされる
- モジリアニの女の顔の案山子かな
- 文字忘れ言葉忘れて夏過ぎぬ
- 裳裾よりひろがり消えし夏ありき
- 鵙いつもてつぺんにゐる少年期
- 鵙叫ぶヤマトタケルを呼びだして
- もずく食べ春夕焼を生みたくなる
- 鵙高音どこへも行かぬ靴磨く
- 鵙高音頬の片側ほてりけり
- 百舌鳥猛けて暁さむき国ありき
- 鵙猛り柿祭壇のごとくなり
- 鵙猛る少年いまだ諸刃なり
- 鵙啼いてもぬけの殻のナフタリン
- 鵙とんび鳩との問答畑ん中
- 鵙鳴いて赤い一日始まりぬ
- 鵙鳴けり兜子の暍と思へりき
- 鵙鳴けり工場金属音の中
- 百舌に顔切られて今日が始るか
- 鵙の昼穴掘つてゐる男たち
- 鵙の昼何せば心やすまらむ
- 鵙の啼く街まつしろに描くかな
- 鵙の贄思う金輪際の底
- 鵙の贄チクタクチクタク傘寿です
- 鵙の贄見てより鵙が好きになる
- 鵙の贄紅絹一反をそのままに
- 鵙日和まっすぐ古書店まで歩く
- 燃せば鳴る幼時の川も寒の入り
- 醪立つ櫂の長短仕込み唄
- 凭りかかる柱のありし帰省かな
- 默し立つ天守郭に朱夏の風
- 黙しゐて絆深むる古酒の酔
- 黙すとは気と語ること冬木道
- モダニズム爺は彷徨う梅雨の道
- 持ち歩く顔の履歴書梅三分
- 望くだり一夜は叔母と物語
- 餅配大和の畝のうつくしく
- 持ち時間減るよ減るよと蚯蚓鳴く
- 餅搗いて人待ちをれば時鳥
- 餅搗きの男朱鳥と還り来む
- もちつきの得心の音心地よき
- 餅搗きや路地つ子一人けんけんぱ
- 望の月恋が仕事と言いきって
- 餅花の灯れり赤子手から手へ
- 餅花を見上ぐるたびに華やぎて
- 餅まきへ人走り出す初詣
- 餅筵並び明るい北廊下
- 餅焼く火さまざまの恩にそだちたり
- 餅焼くや行方不明の夢ひとつ
- 木棺のふたに小窓や雲に鳥
- 木斛は冬じゅう兄貴顔をする
- もっこりと裸木神の塑像なり
- 勿体ない寒夕焼と猫の爪
- もったいないが今も信条終戦忌
- もったいない日本の蚊帳をアフリカへ
- 勿体なき半透明体大根焚
- 勿体なや湯婆のお湯に火傷する
- もつ花におつるなみだや墓まゐり
- もつと大きな波を待ちをる端午かな
- もつれ合う蝶光芒となりて消ゆ
- もてあます首の長さや苗代寒
- 持て余す時間などなし春菜蒔く
- もてなしの秋の七草躙口
- もてなしの田舎紳士のお色気話
- もてなしの子持ち公魚味噌じたて
- もてなしの始めを舞うて御慶かな
- 元サヨク今おばさんのなまこかな
- もとの名は福武書店つばくろめ
- 元町に小さな画廊春の雪
- もどかしき老滴りに間合あり
- 戻って見たい気になる声よ木下闇
- 戻らねば地球が回る揚雲雀
- 戻り寒腕組む癖に他意あらず
- 戻り寒人の姿勢はパンツのゴム
- 戻り梅雨親展の二字離反とは
- 戻りなき人生は濃く絵双六
- 戻れぬかも知れぬ橋あり葛月夜
- 戻れぬ橋いくつ渡りしつくつく法師
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