UEFAチャンピオンズリーグ 2015-16 決勝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/03 07:26 UTC 版)
試合
概要
レアル・マドリード | 1 - 1 (延長) |
アトレティコ・マドリード |
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ラモス 15分 | レポート | カラスコ 79分 |
PK戦 | ||
バスケス マルセロ ベイル ラモス ロナウド |
5 - 3 | グリーズマン ガビ サウール フアンフラン |
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UEFA選出マン・オブ・ザ・マッチ
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試合ルール[10]
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試合展開
前半
アトレティコのファーストシュートは5分、右サイドからサウールのクロスからコケが右足ボレーで狙ったがジャストミートしなかった。対してレアルは6分、ペナルティーエリア手前右でFKを獲得し、ガレス・ベイルが蹴ったボールにカリム・ベンゼマが合わせるが、GKオブラクのセーブに遭った。すると15分、レアルが今度は左サイドでFKを得ると、トニ・クロースの入れたボールをベイルが頭で逸らし、ゴール前でセルヒオ・ラモスが触ってゴールに押し込み、先制に成功した[11]。その後は追いかけるアトレティコがボールを持つが、34分にアントワーヌ・グリーズマンがミドルシュートを放った場面くらいしか決定機は無く、レアルが1-0でリードし前半を終えた。
後半
アトレティコは後半開始からヤニック・カラスコを投入。その50秒後、エリア内でぺぺがフェルナンド・トーレスを後ろから倒し、アトレティコにPKが与えられる。これをグリーズマンが蹴るが、シュートはバーに弾かれPK失敗し、同点に追いつくことはできなかった。その後もカラスコを中心にアトレティコが押し込むが、中々ゴールを奪えない。逆にレアルは78分、ベイルがドリブルでエリア内に持っていき、こぼれたボールをクリスティアーノ・ロナウドがシュートするがオブラクがセーブ。こぼれ球を拾ったベイルが今度はオブラクをかわしてシュートを打つが、これはDFのブロックに阻まれた。直後の79分、アトレティコはフアンフランがガビとのワンツーで右サイド深くに侵入しグラウンダーのクロス。これに走り込んだカラスコが合わせて同点に追いついた。その後は互いにゴールは生まれず、試合は1-1で延長戦に入る。
延長戦・PK戦
延長では互いに決定機が生まれず、GKを脅かすようなシュートはなかった。
PK戦はレアルが先攻。両チーム共3人目までは全員が成功させた。4人目、レアルはラモスがゴール右隅に決めたのに対してアトレティコのフアンフランのシュートは左ポストを直撃し失敗した。レアルの5人目であるロナウドがシュートをゴール右に決め、レアルが1-1からPK戦を5-3で制して2年ぶり11回目の優勝を達成した。
チーム別データ
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- ^ a b c “マドリー、PK戦を制し戴冠”. UEFA.org (2016年5月28日). 2016年5月29日閲覧。
- ^ a b c d e f “2016年UCL決勝の主審にクラッテンバーグ氏”. UEFA.com (2016年5月10日). 2016年5月11日閲覧。
- ^ a b “Full Time Report Final - Real Madrid CF v Club Atlético de Madrid” (PDF). UEFA. Union of European Football Associations (2016年5月28日). 2016年5月29日閲覧。
- ^ “Tactical Lineups – Final – Saturday 28 May 2016” (PDF). UEFA.org. Union of European Football Associations (2016年5月28日). 2016年5月29日閲覧。
- ^ “欧州頂上決戦で実現した同一カードの再現”. UEFA.org (2016年5月5日). 2016年5月11日閲覧。
- ^ “2016年UCL決勝の舞台はミラノに決定”. UEFA.org (2014年9月18日). 2016年5月4日閲覧。
- ^ “サネッティ氏が選ぶドリームチーム5人”. UEFA.org (2015年11月6日). 2016年5月4日閲覧。
- ^ “2016年UCL決勝チケットが発売へ”. UEFA.org (2016年2月26日). 2016年5月4日閲覧。
- ^ “UCL決勝セレモニーにA・キーズの出演が決定”. UEFA.org (2016年4月27日). 2016年5月14日閲覧。
- ^ “Regulations of the UEFA Champions League 2015/16 Season” (PDF). UEFA.org. 2016年5月4日閲覧。
- ^ 後に2020年5月17日、この試合の主審を担当したマーク・クラッテンバーグが、このゴールはオフサイドだったことを認めた。当時はVARが導入されていなかったため、ノーゴールにならなかった[要出典]。
- ^ a b c d “Team Statistics - Final - Saturday 28 May 2016” (PDF). UEFA. Union of European Football Associations (2016年5月28日). 2016年5月29日閲覧。
- ^ “クラブ別欧州チャンピオンズカップ/UCL優勝回数”. UEFA.org (2016年5月28日). 2016年5月29日閲覧。
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