Taito Type X
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 22:34 UTC 版)
概要
Taito Type Xの開発には東芝パソコンシステム株式会社(旧:東芝プラットフォームソリューション株式会社。現:株式会社ソード)が協力しており、東芝パソコンシステムが組み込み機器用製品として製造・販売している「FABコントローラシリーズ」が、Taito Type Xのベースとなっている。
特徴
PC/AT互換PCを基に設計されているため(プラットフォームにはWindows XP Embedded、Type X ZeroはWindows Embedded Standard 7、Type X3はWindows Embedded Standard 7 64bit版がそれぞれ採用されている)、PCの開発インフラがそのまま使用でき従来の基板より格段に開発費を安くすることができる。また、ビデオボードの差し換えにより個々のゲームに最適のスペックを用意できるのも強みとなっており、中には機種別専用品を使用するゲームもある。
Type Xリリース直後はマザーボードが割高であった事と動作不良の多さからオペレーターの評価は芳しくなく、セガ(後のセガ・インタラクティブ)の基板であるNAOMIが再び盛り返してきた事もあって今ひとつ普及には至ってはいなかったが、NAOMI GD-ROM SYSTEMの供給及び保守終了とType X2のリリースに伴いサードパーティーも増加し、ゲームセンター以外にも設置されるデータカードダスなどのトレーディングカードアーケードゲーム等でも広く利用されている。
PC/AT互換機の汎用性を生かし、一部筐体では一部パーツのアップグレードが行われており、電車でGO!!では、Type X4を採用しつつも、GPUをNVIDIA GeForce GTX 960からNVIDIA GeForce GTX 1080に変更するなどの柔軟性を持つ。
- ^ “NESiCAxLiveの接続”. タイトーテック. 2016年3月21日閲覧。
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