RLogin 歴史

RLogin

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/24 06:56 UTC 版)

歴史

RLoginは1998年の開発から始まる20年来のソフトウェアであり、定番端末エミュレータ (Tera Term, PuTTY, Poderosa) のいいとこ取りをした統合的な端末ソフトに仕上がっている。実行プログラムはPuTTYと同様、EXEファイル1つのみとなっている。

セキュア通信

SSH1&2に対応し、下記の機能を保有する。

  • コンソール接続
    • パスワード認証
    • キーボード・インタラクティブ認証
    • 公開鍵認証
  • SFTPによるファイル転送ダイアログ
  • ポートフォワード
  • エージェント転送
  • キープアライブ
  • 認証キーの作成

タブと画面分割

RLoginは、モダンなソフトウェアでは定番のタブ接続機能を有する。タブはスレッドで制御されるため、全体としてRLoginのプロセス (RLogin.exe) は1つである。タブ間の切り替えは "CTRL + TAB" もしくはマウスクリックで行う。 また、画面の縦横分割や画面の複写機能を持つ。 なお、タブを画面外へドロップし、新しいウィンドウとして独立させることはできない。

  • 「ファイル」「サーバーに接続」もしくは「サーバー情報を開く」にて開いたウィンドウ
  • 「ウィンドウ」「別ウィンドウを開く」で開いたウィンドウ
  • 各ウィンドウ右端スクロールバー上部の分割バーをドラッグして分割したウィンドウ
  • タブバー上にマウスを2秒以上置くと表示されるウィンドウ

ファイル送信

以下のファイル送受信をサポートする。設定により、エクスプローラから端末画面へのドラッグ・アンド・ドロップで、ファイルを送信することもできる。

  • BPlus
  • XMODEM
  • YMODEM
  • ZMODEM
  • SCP/SFTP
  • KERMIT

ライセンス

一般的なライセンス定義の流用ではなく、独自のライセンスとなっている。使用・改変・配布に制約はなく、ソースコードは全開示されている、いわゆるフリーソフトウェアである。

利用しているライブラリとしては、OpenSSLzlib、libiconv、nettleがある。これらライブラリはそれぞれにライセンスが異なるが、ソースコードには含まれていない。ソースコードからコンパイルする場合にはこれらを別途に用意する必要がある。

EXEファイル (RLogin.exe) にはコードサイニング証明書(オレオレ証明書)が付与されている。


  1. ^ "Release 2.28.1"; 閲覧日: 2023年4月30日; 出版日: 2023年4月9日.
  2. ^ Cultiは企業名を指す。掲示板(2014/03/21)参照。


「RLogin」の続きの解説一覧

rlogin

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 21:42 UTC 版)


rlogin(アールログイン)は、UNIXネットワーク経由で遠隔のサーバにログインするソフトウェア・ユーティリティであり、TCPポート番号 513 を使う。4.2BSDで最初に実装された。rlogin はそのソフトウェアで使われているアプリケーション層の通信プロトコル名でもあり、TCP/IPプロトコルスタックの一部である。認証されたユーザーは、あたかもそのコンピュータに物理的に存在しているかのように振舞うことができる。RFC 1258 における定義によれば、「rlogin 機能は、遠隔でエコー制御され、ローカルにフロー制御された仮想端末を提供し、出力は適正にフラッシュされる」とある。rlogin は遠隔ホスト上のデーモン rlogind と通信する。rlogin は telnet コマンドとよく似ているが、カスタマイズが不可能であり、UNIX 以外のホストに接続できない。




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