MIND SCREEN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/05 02:15 UTC 版)
『MIND SCREEN』 | ||||
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浜田省吾 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ポップ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | CBS・ソニー | |||
プロデュース | 鈴木幹治 | |||
チャート最高順位 | ||||
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浜田省吾 アルバム 年表 | ||||
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『MIND SCREEN』収録のシングル | ||||
背景
この頃の浜田は自分の置かれている状況にひどく困惑し「曲は書けるが詞が全く書けない失語症のような状態」というスランプの中で発売されたアルバムである。結局、締切が迫ってきても歌詞を書き上げることが出来ず、全10曲中6曲を当時売り出し中だった女性作詞家が担当している。それらの歌はライブで歌われることも殆んどなく、聴き返すこともないらしい。そうした経緯から「このアルバムはあまり好きではない」「廃盤にしたい」と度々語っている。但し、メロディに関しては自身も認める出来映えである。
このアルバムからCBS・ソニーの担当ディレクターが須藤晃に代わっているが、まともに楽曲を作れるような状態ではなかったため、仕方なく作詞家の選定に当たった。
本人は「このアルバムで、ステージで素直に歌えるのは自分が書いた詞なんだと分かり、どんなに詞が書けなくても、自分で詞を書く事の大切さを再認識した」と語っており、ミュージシャン・浜田にとってはある種、意義のある作品となった。
田原俊彦はこのアルバムを聴いて浜田のファンになったという。ある日浜田がテレビを観ていると、歌番組で田原が「ダンシング・レディ」を歌っていて驚いたことがある。このアルバムは発売当時は8000枚ほどしか売れなかったため、田原は後に行われた対談で浜田に「8000人の中の一人」と言われた。田原は1985年当時の自身のライブで「いつわりの日々」「今夜はごきげん」「MONEY」を歌ったことがあり、浜田のコンサートも見に行ったことがある。
記録
1996年時点での累計売上は220,324枚(アナログ盤・CD・カセットを合わせた総計)[2]。
- ^ “MIND SCREEN”. タワーレコード. 2021年6月16日閲覧。
- ^ 『COMPLETE SHOGO HAMADA / 浜田省吾事典』TOKYO FM出版、1996年、406頁。ISBN 4-924880-60-4
- 1 MIND SCREENとは
- 2 MIND SCREENの概要
- 3 収録曲
- 4 楽曲解説
固有名詞の分類
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