JJ (雑誌)
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JJ | |
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ジャンル | ファッション |
読者対象 | 女性 |
刊行頻度 | 月刊(2021年2月号迄)→不定期刊 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
出版社 | 光文社 |
発行人 | 平山宏 |
編集長 | 今泉祐二[1] |
刊行期間 | 1975年(昭和50年) - |
発行部数 | 11.6万部(2017年10月 - 2018年9月日本雑誌協会調べ) |
姉妹誌 | CLASSY.、VERY |
ウェブサイト | https://jj-jj.net/ |
概要
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2016年5月) |
1975年『女性自身』別冊として隔月刊で創刊された。誌名は、「Josei-Jishin」の頭文字を取って「JJ」と決定された。創刊号は6月号。創刊編集長は並河良(のち光文社社長、現会長)。表紙モデルはケレン吉川、撮影は篠山紀信であった。1978年から『JJ』として月刊化される。誌面でおもに紹介されるファッションは、いわゆるコンサバ系(コンサバファッション)である[4]。同誌の成功により、他社も『CanCam』『ViVi』『Ray』などの、ロゴデザインから誌内レイアウトまでコンセプトをそっくり真似た大学生の女性向けファッション誌を続々と創刊させた。のちにこれら4誌は誌面構成の類似性、発売日がすべて同じ23日であることから「赤文字系雑誌」(略して「赤文字雑誌」)と呼ばれるようになる。創刊以降、バブル景気時期を経て長年の間「赤文字雑誌」の売り上げ部数トップを誇っていた。2010年(平成22年)以降は、一般の読者モデルのほか、自ら会社を経営しファッションブランドを展開する「おしゃP」(おしゃれプロデューサー)と呼ばれる人物や、ブログでファッションやライフスタイルなどを公開してモデルとして活動する「ブロモ」を前面に押し出した誌面づくりを行っている。男性が登場する誌面では、兄弟/姉妹誌にあたる男性ファッション誌『Gainer』のモデルが主に起用されているが、2012年以降は大幅に減少している。
素人モデルの起用
創刊当時、日本のファッション雑誌として先行した『an・an』『non-no』は外国人モデルが着た最新のモードの紹介が中心であったが、同誌は素人の大学生の女性や働く若い女性をモデルとして起用。ショップ名や商品名、価格が明記された誌面作りとあわせて、大反響を得た[5]。これについて当時の編集長の並河は「先端のファッションは、どうでもいいと思った。あ、あそこにもいる、ここにもいる、と感じたところで拾いあげる。そのタイミングと、拾うエリアが読者にとってのリアリティーだと思った」と述べている[6]。なお同誌はモデル個人にスポットを当てた企画以外ではモデルの名前は示されなかったが、2000年代後半以降は専属モデル名を表示するようになった。
流行の発信源として
同創刊号で「ニュートラ」を取り上げると、以降も9回にわたって「ニュートラ」を特集。「ニュートラ」流行のきっかけとなった。また1970年代後半には「ハマトラ」を提唱し、やはりブームとして育てた。2000年代前半には姉妹誌として「bis」も発売されたが、2006年に事実上統合される形で休刊となった。
月刊誌の終焉
2010年代以降はソーシャル・ネットワーキング・サービスやファッション系インフルエンサーの台頭に伴い、ファッション雑誌の休刊が相次ぐようになった。紙面リニューアル、ターゲット年齢層の拡大やサイズの小型化などのテコ入れを図ったがいずれも売り上げを回復させるには至らず、最終的に月刊版は45年の歴史に幕を閉じた。
甲南女子大学[7]教授の米沢泉は、「どこへでもユニクロを着てゆけるのだから、女子大生のキャンパスファッションはもう必要ない。ジェンダーレスが叫ばれる時代の中で雑誌そのものが立ち位置を失ってしまった」と評している[8]。
モデル
現在登場中のモデル
身長160センチメートル以下のモデルを「Sサイズモデル」と呼ぶ。「Sサイズ」向けのアイテムに関する記事は巻末に掲載されており、他の記事と異なる「Sサイズモデル」が登場する。
専属モデル
- 藤井夏恋(Happiness)
- 菊川リサ
- 樋口日奈(元乃木坂46)[9]
- 土生瑞穂(櫻坂46)[9] - CLASSY.2021年10月号より同誌レギュラーモデル(兼任)
- Niki
- ギャビー
- 高本彩花(日向坂46)
- せたこ
- 中島侑香
- 小山ティナ
- 松山莉奈
過去の登場モデル
- 青山レイラ
- 麻生エマ
- 荒井玲良
- 有末麻祐子
- 有村実樹
- 池田晶子
- 池田カトリーナ
- 池田沙絵美
- 伊藤裕子
- 岩﨑名美
- 宇井愛美
- 上原歩
- 植松真実
- 梅宮アンナ
- 森本智恵子
- 浦浜アリサ
- 大川藍
- 太田在
- 大友みなみ
- オードリー亜谷香
- 落合砂央里
- 小畑由香里
- 小野リエ
- 賀来千香子
- 筧美和子
- 樫本知永子
- 片瀬那奈
- 加藤夏希
- 金子絵里
- 川口優菜
- 川津明日香
- 神戸蘭子
- 久保田友紀
- クリスティーナ
- 黒木メイサ
- 源崎トモエ
- 小林さり
- 近藤カコ
- 近藤圭都
- 斉藤有紀子
- さくら
- 桜井裕美
- 椎名まゆみ
- 設楽りさ子
- 島村まみ
- 清水あき
- 杉本有美
- 外山典子
- 園原佑紀乃
- SONOMI
- 高垣麗子
- 高橋亮子
- 滝沢カレン
- 多嶋沙弥
- 田波涼子
- ダレノガレ明美
- 角田ともみ
- ティファニー春香
- デヴィン
- 寺本愛美
- 土岐田麗子
- 中村みづほ
- 永尾まりや
- 夏美
- Nanami
- 南條有香
- ニコル
- 西村美保
- 能世あんな
- 畑野浩子
- 東原亜希
- ビビアーニ大野
- 平子理沙
- 陳法拉
- 藤井萩花
- 藤本恵理子
- 藤原紀香
- ブレンダ
- 堀本陽子[10]
- 松田樹里
- 真野恵里菜
- マヤ・アリーナ
- 真山景子
- マリー・クラビン
- 万梨音
- Mie
- 宮坂絵美里
- 山賀琴子
- 山岸舞彩
- 山崎紘菜
- 山田明子
- 悠美
- 吉川十和子
- 吉川ひなの
- ラブリ
- LIZA
- RINA
- 梨花
- 和智茉璃奈(ランジェリーフィッター)
- ^ 石塚振 (2019年6月3日). “「JJ」「クラッシィ」の編集長交代 光文社の新人事”. WWD JAPAN.com. INFASパブリケーションズ. 2019年7月24日閲覧。
- ^ “20代女性向け雑誌「JJ」が月刊誌終了へ、ウェブは継続”. FASHIONSNAP.COM (株式会社レコオーランド). (2020年10月23日) 2020年10月23日閲覧。
- ^ 仲村のん『社長、その服装では説得力ゼロです』新潮新書 2009年9月発行
- ^ 三田村蕗子『ブランドビジネス』平凡社新書、2004年、63ページ
- ^ 三田村、前掲書、63-64ページ
- ^ 『AERA』1997年10月20日号
- ^ 創刊号で特集した「ニュートラ」ファッションの発祥の地でもある。
- ^ 女子大生のバイブル『JJ』月刊誌終了の理由―築きあげた「お嬢さま」セオリーと立ち位置を見失った近年 Yahoo!ニュース 2020年10月27日
- ^ a b “乃木坂46樋口日奈&欅坂46土生瑞穂「JJ」専属モデルに起用”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2018年4月18日) 2018年4月18日閲覧。
- ^ “「モデル」には結構すぐ「なれる」”. わたし役者の妻で、モデルで、母です 生瀬陽子. cakes (2020年7月22日). 2021年7月8日閲覧。{リンク切れ|date=2023年5月}
- ^ “「JJ」が11月22日発売号から"ミニサイズ"に!”. BOOKウォッチ. J-CAST (2019年11月14日). 2020年12月30日閲覧。
- 1 JJ (雑誌)とは
- 2 JJ (雑誌)の概要
- 3 バックナンバー
- 4 脚注
- JJ (雑誌)のページへのリンク