351号工場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/26 10:16 UTC 版)
351号工場 | |
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操業開始 | 1969年7月25日[1] |
場所 | 北朝鮮 江界市 |
座標 | 北緯40度59分11.20秒 東経126度36分49.39秒 / 北緯40.9864444度 東経126.6137194度座標: 北緯40度59分11.20秒 東経126度36分49.39秒 / 北緯40.9864444度 東経126.6137194度 |
業種 | ミサイル精密部品・工作機械[1] |
従業員数 | 3,000人〜4,700人内外[1][注釈 1] |
住所 | 朝鮮民主主義人民共和国 慈江道 江界市 淵石洞[1] |
注釈
- ^ 複数の脱北者の証言に差異が認められるが、亡命時期が異なるので、それが情報の差になって現れたものと考えられている[1]
- ^ 江界への外国人の立ち寄りは、北朝鮮に駐在してい大使や賓客でも許可されていない[1]。
- ^ 「江界北川江電気工場」「禿露江工作機械工場」など、さまざまな名に偽装されている[1]。「将子江工作機械工場」の名前は北朝鮮の公式報道でも使用されている[1]。
- ^ 同行したのは劉進のほか、趙甬元、キム・ヨンス、玄松月、キム・チャンソン、馬園春らである。「ウリミンジョッキリ」の報道では、「将子江工作機械工場」では、スキー場に設置するリフトやジャガイモ粉生産設備を製造していると報じている[4]。
- ^ 劉進は、2021年9月に朝鮮労働党軍需工業部部長に任命されたことが報道された[1]。
- ^ 8号製鋼所は、1986年、慈江道城干郡雙芳里に朝鮮労働党の「革命資金」によって建設され、1998年8月31日に発射された人工衛星「光明星1号」搭載の多段階ロケット「白頭山1号」の製造に大きな役割を果たした企業である[6]。2012年3月の『労働新聞』には「『光明星1号』の製作はCNC工作機械がなければ完全に不可能であった」「とくに多段階運搬ロケットに入る部品は全部CNCで加工しなければできないものであった」との論説が掲載された[6]。
- ^ 2013年、北朝鮮は「敵対的核保有国」であるアメリカ合衆国、米韓相互防衛条約を結んでいる大韓民国、日米安全保障条約を結んでいる日本を「核兵器による攻撃対象」に定めた「自衛的核保有国の地位をより強固にする法律」を定めた[9]。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x “北朝鮮のミサイル部品工場の地下施設(351号工場)”. 東京大学先端科学技術研究センター. pp. 1-3. 2022年1月16日閲覧。
- ^ 地図蔵「北朝鮮」
- ^ 軍経済と党経済, p. 50-51.
- ^ a b “金正恩党委員長が将子江工作機械工場を現地指導”. 「ウリミンジョッキリ(わが民族同士)」 (祖国平和統一委員会) 2022年1月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “北朝鮮のミサイル部品工場の地下施設(351号工場)”. 東京大学先端科学技術研究センター. pp. 3-5. 2022年1月16日閲覧。
- ^ a b c d 軍経済と党経済, p. 48-50.
- ^ 朴(2018)pp.124-126
- ^ a b 礒﨑・澤田(2010)pp.280-284
- ^ a b 朴(2018) & p.115-116.
- ^ 朴(2018) & p.116-119.
「351号工場」の続きの解説一覧
- 1 351号工場とは
- 2 351号工場の概要
- 3 位置・概要
- 4 CNC化の模範工場
- 5 参考文献
- 6 関連項目
- 351号工場のページへのリンク