2022年のスーパーカップ (日本サッカー)
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試合結果
2019年のスーパーカップと同じ顔合わせとなった。Jリーグ王者の川崎は昨年の基本フォーメーションだった4-3-3の布陣で、新加入のFWチャナティップが左WGで先発。一方の浦和は伊藤敦樹を左SHに置き、江坂任と明本考浩を最前線に置く4-4-2の布陣。13名いる新加入選手からは岩尾憲がボランチ、馬渡和彰が左SBで先発した。
序盤からボールを保持する川崎に浦和が強くプレッシャーを掛ける展開になる[8]。すると7分、スローインの流れからのルーズボールを拾った浦和DF酒井宏樹が右サイドを突破して深い位置からグラウンダーのクロスを出すと、これをエリア内で待っていた浦和FW江坂任が右足で合わせて試合開始早々に浦和が先制に成功する[8][9]。1点ビハインドとなった川崎は高い位置でボール保持率をさらに高めて押し込むが、浦和の粘り強い守備の前に決定的な場面までは作れずそのまま0-1で前半を折り返す[8][9]。
後半開始から川崎はMFジョアン・シミッチに代えてFWマルシーニョを投入し、チャナティップをインサイドハーフに一列下げてMF大島僚太がアンカーとなる布陣に変更する[8]と川崎の攻撃が活性化されるものの、浦和の守備も大崩れすることがなく[9]、お互いにラストパスやシュートの精度を欠くなど膠着した試合展開になる[10][11]。川崎はFW知念慶や新戦力のMF瀬古樹、さらにはFW小林悠も投入して得点を狙いにいくものの得点を奪えず[11]、逆に浦和は81分、後方からのロングボールに反応して抜け出したMF明本考浩がPA付近まで攻め上がり粘り強くキープすると、ボールを受けたFW江坂がフェイントで谷口彰悟をかわして左足でシュート。これが決まって決定的な2点目が入る[8][9][10][11]。直後に浦和はFW松崎快・DF犬飼智也・MF宮本優太ら新戦力を続々と投入して[11]川崎の猛攻をはねのけ、タイムアップ。浦和が2-0で川崎を破り、16年ぶり2度目となるスーパーカップのタイトルを手にした。
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- ^ a b c “FUJIFILM SUPER CUP 2022 開催日・会場・キックオフ時刻・テレビ中継決定” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2021年12月21日) 2021年12月21日閲覧。
- ^ “スーパーカップパートナー決定 スーパーカップ大会名称変更 2022シーズンからは FUJIFILM SUPER CUP” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2021年12月14日) 2021年12月14日閲覧。
- ^ “まん延防止等重点措置適用による収容数2万人での開催について【FUJIFILM SUPER CUP 2022】”. J.LEAGUE.jp. 2022年2月1日閲覧。
- ^ “『転スラ』とJリーグのコラボが決定!!”. 【公式】『転生したらスライムだった件』ポータルサイト (2022年1月17日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “チケット販売方法決定のお知らせ~1月17日(月)18:00よりJリーグ公式アプリ先行抽選販売申込受付開始!~【FUJIFILM SUPER CUP 2022】”. J.LEAGUE.jp (2022年1月17日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “PV追加!Jリーグコラボ追加情報発表!”. 【公式】『転生したらスライムだった件』ポータルサイト (2022年1月31日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “人気アニメ 『転生したらスライムだった件』 コラボレーション オリジナルLINEスタンプが登場! ~JリーグLINE公式アカウントの友だち追加でプレゼント~” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2022年2月8日) 2022年2月12日閲覧。
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- ^ a b “2022シーズンの開幕を告げる一戦は浦和が川崎Fを撃破。江坂任が2つのゴールを奪い勝利に導く | FUJIFILM SUPER CUP 2022”. DAZN News (2022年2月12日). 2022年2月12日閲覧。
- ^ a b c d “浦和レッズが昨季J1王者・川崎フロンターレを撃破! 江坂任が2発躍動で富士フイルム杯制覇”. GOAL.com (2022年2月12日). 2022年2月12日閲覧。
- ^ “富士フイルム杯の“疑惑判定”に家本元主審が見解「テクニカル上はレッドカード間違いない」”. ゲキサカ (2022年2月15日). 2022年2月16日閲覧。
- ^ “JFA審判委が富士フイルム杯の誤審認める「退場にすべきシーンだった」”. ゲキサカ (2022年2月16日). 2022年2月16日閲覧。
- ^ “倒れたほうが得だった…? JFA審判委の見解「今年もタフでエキサイティングなリーグを目指す」”. ゲキサカ (2022年2月16日). 2022年2月16日閲覧。
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