2003年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/04 15:15 UTC 版)
2003年のナショナルリーグ チャンピオンシップシリーズ | |||||||
カブス本拠地球場リグレー・フィールドの三塁側ファウルライン沿い最前列の座席。第6戦をこの座席で観戦していたスティーブ・バートマンという男性ファンが、ファウルフライ捕球妨害を起こしたためにカブス敗退のスケープゴートとされた(写真は2007年撮影) | |||||||
| |||||||
シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月7日–15日 | ||||||
観客動員 | 7試合合計:35万4503人 1試合平均: 5万 643人 | ||||||
MVP | イバン・ロドリゲス(FLA) | ||||||
NLDS | FLA 3–1 SF CHC 3–2 ATL | ||||||
殿堂表彰者 | イバン・ロドリゲス(FLA捕手) | ||||||
チーム情報 | |||||||
フロリダ・マーリンズ(FLA) | |||||||
シリーズ出場 | 6年ぶり2回目 | ||||||
GM | ラリー・ベインフェスト | ||||||
監督 | ジャック・マキーオン | ||||||
シーズン成績 | 91勝71敗・勝率.562 東地区2位=ワイルドカード | ||||||
| |||||||
シカゴ・カブス(CHC) | |||||||
シリーズ出場 | 14年ぶり3回目 | ||||||
GM | ジム・ヘンドリー | ||||||
監督 | ダスティ・ベイカー | ||||||
シーズン成績 | 88勝74敗・勝率.543 中地区優勝 | ||||||
| |||||||
| |||||||
ワールドシリーズ |
両球団がポストシーズンで対戦するのはこれが初めて。この年のレギュラーシーズンでは両球団は6試合対戦し、カブスが4勝2敗と勝ち越していた[1]。今シリーズでは、カブスが58年ぶりのリーグ優勝を目指し第4戦で先に王手をかけたが、マーリンズが第5戦からの3連勝で逆転優勝した。ポストシーズンの7戦4勝制シリーズにおいて1勝3敗から逆転優勝したのは、今回のマーリンズが1996年ナショナルリーグ優勝決定戦のアトランタ・ブレーブス以来7年ぶり、延べ9球団目である[2]。第6戦でカブスは、3点リードで勝利まであとアウト5つに迫っていたが、8回表に一挙8点を失い逆転負けを喫した。このとき、男性ファンによるファウルフライ捕球妨害があったことから、そのファンはスケープゴートとして大バッシングを集めた[3]。シリーズMVPには、第1戦で2安打を放ち5打点を挙げるなど、7試合で打率.321・2本塁打・10打点・OPS 1.031という成績を残したマーリンズのイバン・ロドリゲスが選出された。このあとマーリンズは、ワールドシリーズでもアメリカンリーグ王者ニューヨーク・ヤンキースを4勝2敗で下し、6年ぶり2度目の優勝を成し遂げた。
- ^ "Head-to-Head Records," Baseball-Reference.com. 2021年5月30日閲覧。
- ^ Matt Kelly, "These teams came back from 3-1 deficits," MLB.com, October 19, 2020. 2021年5月30日閲覧。
- ^ Erin Flynn, "What happened to Steve Bartman?," Sports Illustrated, October 14, 2016. 2021年5月30日閲覧。
- 1 2003年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズとは
- 2 2003年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズの概要
- 3 試合結果
- 4 外部リンク
- 2003年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズのページへのリンク