魔導物語及びぷよぷよシリーズの登場人物 た行

魔導物語及びぷよぷよシリーズの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 00:42 UTC 版)

た行

チコCHICO
『ぷよぷよ〜ん』で初出。ラグナス・ビシャシと同様に『魔導物語』に出典を持たない『ぷよぷよ』シリーズのオリジナルキャラクターであり、同時にコンパイルのシリーズでは最後のキャラクター。また、ラグナスとは異なり『魔導物語』シリーズへは未登場。
忘れ去られた神殿を守り続けている巫女一族の見習い少女。頑張り屋の反面、幼い一面もある。『ぷよぷよ〜ん』のストーリーでは神殿に来たアルルのことを神殿の宝を盗みに来た悪い人と勘違いして警戒していたが、勝負後は誤解が解けて和解し、仲間に加わる(GBC版を除く)。GBC版ではお祭り会場で占いの店を開いており、精霊の力を借りる事で占いが出来る。『ぷよぷよBOX』では『クエスト』には登場せず、『ごちゃまぜぷよぷよ』のみ登場している。
当時のDC版『ぷよぷよ〜ん』公式サイトや「Dreamcast Magazine」に連載されていた、本編の前日談にあたるイラスト付き短編小説『チコの日記』では主人公として登場。大巫女の祖母と共に神殿を守護しており、ドラゴンの子供(『ぷよぷよ〜ん』のドラゴン)を保護して一緒に暮らしている。
ちょっぷん(CHOPUN
  • 声:セニョール河北 - 『ぷよぷよSUN』
頭に紙袋をかぶり、メガネをかけている怪しい人物。アルルのコスプレをしている。美少女愛好家で貧乳好き。巨乳は嫌い。マイペースで飄々としていている[6]中国武術八極拳の使い手。一児の父。当時のコンパイル社員がモデル(『究極女王様』のスタッフロールでは、彼のモデルとして「さらしもの グレートT島」と記載)。SS版『ぷよぷよSUN』公式サイトでは25歳、身長167cm、体重59kgと紹介されていた[6]。GG版『魔導物語A』ではセーラー服を着用したちょっぷんRもいる。『ぷよぷよSUN』では丘の岩の上でサーフィンの波乗り(ドラコ曰く「おかサーファー」)をしていて、波を丘の上までおびき寄せた。
デーモンサーバント
額に長い角を生やした青年の姿の魔族で、地獄の住人にして悪魔の手下である。レベルの高い魔導師に召喚されこの世界にやって来ている。悪魔に魂を売って堕落した元人間とされている場合もある。
『魔導物語A・R・S』のルルー編や『す〜ぱ〜なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記』などルルー絡みの作品での登場が多く、『ルルーの鉄拳春休み』(DS14号)では一部ルートでボスとして登場し、ルルーの祖母と因縁があったとされる。
ドッペルゲンガー / ドッペル
アルルまたはシェゾとそっくりな姿をした魔物。バリエーションが大変豊富。その特性上、アルルやシェゾと同じ声優が兼任していることが多い。
ドッペルゲンガーアルル(DOPPELGANGER ARLE
  • 声:来栖礼子(RCCアナウンサー) - MSX2・PC-98版『魔導物語1-2-3』、『魔導物語I 3つの魔導球』
  • 声:井上麻美 - MD版『魔導物語I』
  • 声:三石琴乃 - PCE版『魔導物語I 炎の卒園児』
  • 声:小沢美奈子(コンパイル自社オーディション) - 『魔導物語〜はちゃめちゃ期末試験〜』
  • 声:本井えみ - 『ぷよぷよ〜ん』
  • 声:園崎未恵 - 『ぷよぷよ!!クエスト』
MSX2版『魔導物語1-2-3』のエピソード1で初登場。同作での表記は「ドッペル」だが、一部メッセージでは「ドッペ」とも略されている。主人公が装甲魔導スーツを着けているのに対し、こちらは普段着の姿になっている。
PC-98版『魔導物語1-2-3』での表記は「ドッペルンガー」。この作品のみ、衣装の色は同じだが鏡に映したようにアルルと利き手を含め左右逆転した姿で、エピソード1だけでなくエピソード2にも登場する。
GG版『魔導物語I 3つの魔導球』、MD版『魔導物語I』、PCE版『魔導物語I 炎の卒園児』での表記は「ドッペル」だが、PC-98版『魔導物語1』のように装甲魔導スーツを着けている。左右逆転はしておらず、GG版では衣装の色は同じだが、MD版とPCE版では色違いで紫色になる。また、MD版にはイベントボスとしても「やさしいドッペル」と「ワルル」という特別なドッペルゲンガーが登場する。
『なぞぷよ アルルのルー』では最終ボスとしてアルルのカレーライスを奪いに現れる。ゲーム中では名前が登場しないが、裏技による敵セレクトモードでのアルファベット4文字表記は「DOPL」。服装は左右逆転していない。リメイクである『ルルーのルー』内の「アルルのルー」ではボスがルルーに変更されたため登場しない。
『はちゃめちゃ期末試験』(DS12号)での表記はゲーム中では「ドッペルゲンガー」だが、DS誌面では「ドッペルゲンガーアルル」と記されたので、以後この呼び名かそれを略した「ドッペルアルル」がユーザーの間で定着する。ボスとして4体の幻影と本体がそれぞれの箇所で登場し、服装が紫色になり声色が大きく異なっている。また、最後に登場する本体は目つきや表情もアルルとは異なっており、通常とは異なる魔法を使う。正体は明確にはされず、因果律に縛られ運命の糸を紡ぎ続ける存在であることと、アルルも彼女と同様の運命を持つ後継者にあたり、アルルと何らかの関わりがあることのみが語られる。後に小説『真・魔導物語』およびその年表で本作のドッペルゲンガーと酷似した設定を持つキャラクター「リリス」が登場しており、こちらでは彼女の産み出した「奇跡の産物」がアルルだとされている。
DC・N64・PS版『ぷよぷよ〜ん』での表記は「ドッペルゲンガーアルル」または「ドッペルアルル」。カーバンクルを攫うも、目的と正体は明かされていない。服装が赤がかった紫色になり(赤や小豆色としている場合もある)、アルルとは使う魔法も異なる。ストーリー中に登場するピエロと同一人物。
GBC版『ぽけっとぷよぷよ〜ん』では表記が「ドッペル」になっている。カーバンクルを始めとするすべてのものを奪ってアルルに成り代わろうとしていたが、最後はアルルに誰かの代わりになるなんて誰にも出来ないと諭され消滅した。こちらではゲーム序盤でピエロの姿でも対戦相手として登場し、それぞれ個別のキャラクターとして使用可能(連鎖ボイスは共通)。
『ぷよぷよBOX』では服装違いで2種(初代スタイルとよ〜んスタイル)の「ドッペルゲンガーアルル」(どちらもベースは『よ〜ん』)が「ごちゃまぜぷよぷよ」に登場するが、デモなどは一切ない。また、「ぷよぷよクエスト」ではアルルが鏡を使って自分自身と対決するシャドウぷよを行えるが、こちらはアルルと全く同じ姿と能力値になっている。
ドッペルゲンガーシェゾ(DOPPELGANGER SCHEZO
  • 声:金光一昭 - 『魔導物語A・R・S』
  • 声:大塚雄史郎(コンパイル自社オーディション) - 『わくわくぷよぷよダンジョン』
『魔導物語A・R・S』での表記は「ドッペルゲンガー」。シェゾ編に登場し、シェゾの姿をしている。鏡の迷宮に登場し、色は同じで左右逆転もしていない。
『わくわくぷよぷよダンジョン』では、時空の水晶がシェゾの魔導力を吸収した結果、シェゾの姿と能力を得た。ゲーム中での表記は「ドッペルゲンガー」。 後述の『ぷよぷよBOX』で名称が設定されたこともあり、ユーザーの間では「ドッペルゲンガーシェゾ」または「ドッペルシェゾ」と呼ばれることが多い。瞳やバンダナの色が赤くなり、肌の色もやや浅黒くなっている。
『ぷよぷよBOX』では上記「ドッペルゲンガーアルル」と共に「ドッペルゲンガーシェゾ(ベースは『わくぷよ』)」が「ごちゃまぜぷよぷよ」に登場するが、デモなどは一切ない。
ドラゴンDRAGON
『魔導物語』シリーズにおける「ドラゴン」という名前の魔物としては、初出のMSX2版『魔導物語3』や『ぷよぷよ』シリーズではオレンジがかった黄色い体に藍色の瞳と青い翼を持つ竜が登場し、『魔導物語』の世界におけるもっとも普遍的な種類である。ただし、リアルな画風を採用したPC-98版『魔導物語3』ではデザインが大きく異なり、緑の巨体に赤い瞳と黒い翼を持つ姿となっている。
『ぷよぷよ通』の「ドラゴン」は四天王の延長戦キャラ(通常の4体と戦っても規定点に満たない場合に出現)で、どうやって塔に入ったのか疑問なほど塔の中で一番体が大きいとされ(漫才デモではアルルと同程度のサイズ)、デザインはMSX2版『魔導物語』のものとほぼ同じく体色はややオレンジに近い。人語は解さず、漫才デモでは鳴き声のみで会話する。なお、アルルは「イリュージョン」の魔法でドラゴンそっくりの姿に見せかけることができる。『わくぷよ』にも同じデザインのドラゴンが登場し、こちらではパノッティに連れられてダンジョンに入り込んで迷子になり、ボスキャラクターとなっている。
『ぷよぷよ〜ん』でも「ドラゴン」が登場するが、上記とはデザインが異なり、より黄色い体色で大きな鈴付きの首輪をつけている。こちらのドラゴンも人語は話さない。ゲーム本編ではドラゴンが昼寝していたところにアルル達が出くわすのみでほとんど詳しく語られないが、前日談となる小説『チコの日記』ではこの個体がまだ子供であり、天空都市から落下して帰れなくなったところをチコに拾われ、それ以来家族のように神殿で仲良く一緒に暮らしていることが記されている。鈴付きの首輪もチコが付けたものであり、チコからは「ドラゴンさん」と呼ばれている。空を飛ぶのは苦手で、チコと訓練しているがわずかに浮くことしかできない。
『ぷよぷよBOX』においては、「ごちゃまぜぷよぷよ」にて『ぷよぷよ通』版と『ぷよぷよ〜ん』版の両者が別個に登場し、それぞれで顔グラフィックや体色が明確に描き分けられている(RPGモードの「ぷよぷよクエスト」では前者がザコ敵として登場するのみ)。
なお、『魔導物語』シリーズおよび『ぷよぷよ』シリーズおいてはこれらの個体とは別のドラゴンも多数登場している。彼らの中には、『はなまる』に登場するクプクプとレビアタン、『なぞぷよ通』に登場するリヴァイアサンのように、人語を解する者もいる。また、『魔導物語』シリーズでは体力と魔導力の回復アイテムとして竜の爪、尻尾、角、牙、ウロコ、肉、眼肉などのアイテムも登場する。
『わくぷよ』では通常のドラゴンのほか、多数の亜種キャラが登場している。
トリオ・ザ・バンシー(TRIO THE BANSHEE) / バンシーズ
3人組のバンシーで、しっかり者で打算的な緑髪メリグ、おてんばで行動派の赤髪ショス、甘えん坊で人見知りの金髪エミィで構成されている。
3人とも騒がしい性格をしており、敵対者を金切り声で撃退する。
キャラクターそのものはMSX『魔導物語1-2-3』(1990年)が初出であり、この時は三人一組の敵役として登場した。また、同作に収録されているエピソード1を単体化した『魔導物語I 3つの魔導球』(1993年)にも登場している。
『魔導物語II アルル16歳』(1994年)では、サタンのハーレムの一員として登場しており、この時点から性格わけがなされていた。
『アルル16歳』の後に発売された『ぷよぷよ通』では個人名などのプロフィールが設定されたもののプラットフォームによってデザインや詳細な設定が異なる。たとえば、PCエンジン版『ぷよぷよCD通』(1996年)ではアルルを「悪の魔導師」と呼ぶ一方、セガサターン版およびプレイステーション版などの『ぷよぷよ通』の通モードの漫才デモではアルルは彼女達のおしゃべりの内容を理解できずに戸惑う場面が描かれている。また、『ルルーの鉄拳春休み』(『ディスクステーション』Vol.14収録)のように、アイテムの補助で他者とのコミュニケーションが成り立つ場合もあれば、アルルの幼き日々を描いた『魔導物語 はなまる大幼稚園児』( 1996年)のように筆談を用いたり、SS版『魔導物語』(1998年)のように一部のキャラクターのみが彼女たちの言葉を理解できるという設定もある。
なお、彼女たち3人の間柄は作品によって異なっており、『ルルーの鉄拳春休み』のように姉妹だと明言している作品と、『ぷよぷよ通』や『ぷよぷよ!!クエスト』のように姉妹という説明がない作品が存在する。

注釈

  1. ^ 2015年3月まではセガが『ぷよぷよ』シリーズの全権利を保有。2015年4月以降はセガホールディングスが知的財産権・商標権・営業権、セガゲームス並びにセガ・インタラクティブが開発・製造・販売の各権利をそれぞれ保有。

補足

  1. ^ 『ぷよぷよ通』には登場していないが、タウタウと同じ言い回しをもももやパララが使っている。
  2. ^ なお、この設定は同作品で声を当てたケロル(当時のコンパイル社員)の実体験に基づいており、本人が当時カレーの食べ過ぎにより蕁麻疹が出たためドクターストップを受けたという。
  3. ^ 特に『ぷよぷよ通』の漫才デモでは、ノーマルモードの方では無口で大人しいのに対し、SS版やPS版などの通モードの方では陽気にダンスを踊っており、性格が矛盾している。また、同作での登場・敗退時のボイスはアーケード版や初期の移植作ではのんびりとした口調だったのに対して、後期の移植作であるPS版やWin95版では威勢の良い板前のような口調に変化している。
  4. ^ なお、携帯アプリ版『DX』ではれんしゅうモードが収録されていない関係上、アルルが「過去にどこかで見た」という設定に置き換えられている。
  5. ^ 厳密にはGB版『ぽけっとぷよぷよSUN』では「つうしん」、「とことんぷよぷよ」、「トレーニング」でスキュラを選択可能。また、『ぷよぷよ〜ん』のインキュバスはGBC版を除き「とことんなぞぷよ」の出題キャラクターとしてのみ登場する。
  6. ^ 同作品ではディスク内のファイル名が「RINGYO」となっており、『なぞぷよ アルルのルー』の取扱説明書では「鱗魚人」という漢字表記に「りんぎょじん」とルビが振ってあった。
  7. ^ 但し、両作ともゲームボーイならびにゲームボーイカラーへの移植作である『ぽけっと - 』の方では、対戦モード限定(ストーリーには未登場)で対戦キャラクターとして登場している。

出典

  1. ^ 電波新聞社『ALL ABOUT ぷよぷよ通』p. 138 スタッフインタビューより。
  2. ^ a b c 米光一成 (2009年7月23日). “『魔導物語』20周年記念メモ”. http://blog.lv99.com/?eid=943754 2021年12月25日閲覧。 
  3. ^ 第3回ぷよマスターズ大会結果 - ウェイバックマシン(1997年6月25日アーカイブ分) - 2022年1月7日閲覧。
  4. ^ a b c ぷよぷよSUNキャラクター紹介 - ウェイバックマシン(2001年6月6日アーカイブ分) - 2022年1月29日閲覧
  5. ^ DS17号掲載ゲーム”. コンパイル. 2000年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月6日閲覧。
  6. ^ a b SS版ぷよぷよSUNキャラクター紹介ページ”. コンパイル. 1997年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月6日閲覧。
  7. ^ a b c 「ハーピー」,『魔導物語ファンブック イラストレーション&アザーズ』,p.112
  8. ^ セガゲームス、『ぷよぷよ!!クエスト』で新キャラ「まっくらやみのヴァハト」「真理の賢者ネロ」「カロン」が登場する“ぷよフェス”を9月1日より開催! | gamebiz”. gamebiz【ゲームビズ】. 2022年3月19日閲覧。
  9. ^ 元々は彼ら兄弟の父が「バリード・バ・ビーン」の名前だったが、この名前を改変したものが後にビリーバーンに使われ、父は後に『アルル漫遊記』での「ビリード・バ・ボーン」を経て、DS24号で「ボリー・ド・バビーン」と再設定されている。
  10. ^ @akane_fujikawa (2017年11月21日). "くろいキキーモラボイス実装のお知らせ". X(旧Twitter)より2022年3月19日閲覧
  11. ^ 「サタン」,『魔導物語ファンブック イラストレーション&アザーズ』,pp.100-101
  12. ^ a b 「ミノタウロス」,『魔導物語ファンブック イラストレーション&アザーズ』,p.109
  13. ^ a b 稲波 (2018年7月29日). “パンフレットで見るアーケード探訪:ぷよぷよDA! -featuring ELLENA System”. 電脳世界のひみつ基地. 2022年2月1日閲覧。
  14. ^ キャラクター紹介(魔法のジュエル) - ウェイバックマシン(2001年5月15日アーカイブ分) - 2022年3月19日閲覧。





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「魔導物語及びぷよぷよシリーズの登場人物」の関連用語

魔導物語及びぷよぷよシリーズの登場人物のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



魔導物語及びぷよぷよシリーズの登場人物のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの魔導物語及びぷよぷよシリーズの登場人物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS