長谷川利行 著作

長谷川利行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/19 00:23 UTC 版)

著作

夜景(1935年)
  • 「敦賀の所感(投稿欄)」『みづゑ』第80号、1911年。 
  • 長谷川利行『長谷川木葦集』1919年。 NDLJP:914899 -『長谷川利行全文集』に収載。
  • 矢野文夫(編)『伊吹:詩集』邦画荘、1944年。 NCID BA48324978  - 1冊
  • 「空しき青春」、白樺書房、1947年、doi:10.11501/1341704 
  • 矢野文夫(編)『長谷川利行全文集』五月書房、1981年。 NCID BN10043402  - 362p、図版[9]p

注釈

  1. ^ 上野の「利行碑」揮毫は熊谷守一による[4]有島生馬が筆を執った隣の歌碑には、次の短歌2首が刻まれた。

    「己が身の影もとどめず水すまし 河の流れを光りてすべる」

    「人知れずくちも果つべき身一つの今かいとほし涙拭はず」

  2. ^ 所蔵品に加え、2011年2月末当時は『ガイコツと瓶のある静物』(頭蓋骨のある静物・1928年)と『タンク街道』、『前田夕暮像』(二点とも1930年)のほか『お化け煙突』(1935-36年)や『ノアノアの女』(1937年)の合計5点を受託している[19]
  3. ^ 遺作展[20]は同じ1961年2月末に東京の兜屋画廊で開催した[21]
  4. ^ 「長谷川利行展 Hasekawa Toshiyuki - Retrospective」の監修は原田光(美術史家)で「長谷川利行の会」が協力。企画協力は一般社団法人INDEPENDENT[23]
  5. ^ 府中市美術館は長谷川利行作「カフェの入口」(1930年)を収蔵[26]
  6. ^ 碧南市制70周年記念事業 開館10周年記念「長谷川利行展 -藝術に生き、雑踏に死す-」は碧南市藤井達吉現代美術館のほか碧南市と碧南市教育委員会が主催、中日新聞社およびNHKプラネット中部が共催[23]
  7. ^ 久留米市美術館で開かれた「長谷川利行展 Hasegawa Toshiyuki」は久留米市美術館ならびに西日本新聞社とRKB毎日放送が主催、久留米市教育委員会(後援)に加え、株式会社ブリヂストン(スペシャルパートナー)ならびにオフィシャルパートナーとして学校法人久留米大学と株式会社筑邦銀行および株式会社森光商店が連名している。
  8. ^ 「長谷川利行 展―生きることは絵を描くことに価するか―」は公益財団法人 足利市みどりと文化・スポーツ財団、東武鉄道の協力を得て開かれる[30]。展覧会の題名にある「生きることは絵を描くことに価するか」は、長谷川が関東大震災直後に発表した歌誌『火岸』に記した言葉[9]
  9. ^ 「カフェ・パウリスタ」は2018年の巡回展に出展[33]
  10. ^ 「汽罐車庫」は2018年の巡回展に出展[33]
  11. ^ 「靉光像」は2018年の巡回展に出展[33]
  12. ^ 友人に宛てた手紙にこのときの情景を記している[34]

    先夜寺島カエリニ千住タンク地帯ガ気ニ入ッタモノデスカラ、昨日ト今日、油絵ヲ描キニ出カケル所デス。

    寺島とは旧南葛飾郡寺島町を指し、現在の東京都墨田区東向島周辺に当たる。1930年当時は3年前から株式会社タカラトミーの前身の工場などが稼動し、おもちゃ産業の中心地として輸出を支えていた[35]。およそ4万9,000の人が住み、都市化の最中の活気に惹きつけられた長谷川が「タンク街道」を描いた2年後には、郡ごと東京市に編入された。

  13. ^ 1955年(昭和30年)度に木村東介より受贈[36]
  14. ^ 画集などではキャンバスと記載しているが、実際には麻袋のような目の荒い布に描かれている。「水泳場」は2018年の巡回展に出展[33]
  15. ^ 「新宿風景」は2018年の巡回展に出展[33]
  16. ^ 英文抄訳付き。Research report on Hasekawa Toshiyuki's Cafe Paulista: regarding its provenance and history, "price," subject, restoration, componential analysis and X-ray photographs.
  17. ^ 角川書店『世界の人間像』シリーズに再録[47]
  18. ^ 高崎正男は天城俊彦の本名。

出典

  1. ^ a b c d 日本美術年鑑 1942, p. 93.
  2. ^ 日本美術年鑑 1942.
  3. ^ a b 福島県立美術館 2018.
  4. ^ a b 東俊郎 2018.
  5. ^ 長谷川利行 1919.
  6. ^ 光風会 2014.
  7. ^ 光風会 2018.
  8. ^ 片多徳郎 1920.
  9. ^ a b 空しき青春 1947, pp. 40–50.
  10. ^ 新井康子 1985.
  11. ^ 日本美術年鑑 1976.
  12. ^ 空しき青春 1947, pp. 93–127.
  13. ^ 早稲田大学演劇博物館 1967.
  14. ^ 東京文化財研究所 2002, p. 525.
  15. ^ 保坂健二朗 2011, pp. 1, 60.
  16. ^ 永井龍之介 2018, p. 38.
  17. ^ 保坂健二朗 2010, pp. 12–14.
  18. ^ 保坂健二朗 2011, pp. 60–73.
  19. ^ a b c d e 保坂健二朗 2011, p. 73.
  20. ^ 遺作展 1961.
  21. ^ 美術界年史 1961.
  22. ^ a b c d e サライ 2018.
  23. ^ a b 碧南市藤井達吉現代美術館 2018b.
  24. ^ 朝日新聞社 2018.
  25. ^ 沢山遼 2018.
  26. ^ 府中市美術館 2018.
  27. ^ 碧南市藤井達吉現代美術館 2018a.
  28. ^ 久留米市美術館 2018.
  29. ^ 美術手帖 2018.
  30. ^ 足利市立美術館 2018.
  31. ^ 愛知県美術館 2017.
  32. ^ 保坂健二朗 2011, p. 1.
  33. ^ a b c d e 巡回展 2018.
  34. ^ 矢野文夫 1981.
  35. ^ 葛飾区 2018.
  36. ^ 東京国立近代美術館 1930.
  37. ^ TIMEKEEPER 2010.
  38. ^ メトロ文化財団 1926.
  39. ^ 東京国立近代美術館 1957.
  40. ^ 新宿風景 1965.
  41. ^ a b 堀美術館 2018.
  42. ^ a b c d e 日本近代絵画全集 1962.
  43. ^ a b c 洲之内徹 2008.
  44. ^ 東俊郎 2000.
  45. ^ 河崎晃一 2006.
  46. ^ 中日新聞社 1979.
  47. ^ 矢野文夫 1965.
  48. ^ ヨシダ・ヨシエ 1974, pp. 176–177.
  49. ^ 寺田政明 1976, pp. 46–47.






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