蝶結び
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/26 13:09 UTC 版)
結び方
蝶結びを結ぶには、まず紐の端と端を絡ませて一重結びの状態にする。以下の説明では、この時点で左側の端が手前から、右側の端が奥が出ているとする(そうでない場合は左右を逆に考える)。
次に、両端をそれぞれ2つ折りにするが、右側のループを左側のループが囲むようにする。この状態で、左側のループの根元のうち端に近い方を右側に引き出せば蝶結びとなる。
特徴・用途
蝶結びは、本結びの両端を引き解けの状態にしたものと解釈することができる[1]。つまり、蝶結びの両端の紐を外側に引くと結び目は解けて一重結びとなり、また蝶結びの状態から、両端をそれぞれのループの側に引いて引き解けを解消すれば本結びとなる。
また、本結びの結び方を誤ると縦結びになるのと同様に、蝶結びについても2つの引き解けの部分をつくるときに紐の上下を誤ると結び目が縦結び状になってしまう(つまり、両端をそれぞれのループの側に引いて引き解けを解消したとき縦結びになる)[1]。
蝶結びは主に1本の紐の端と端を結んでなにかを縛るのに使用される。特に靴紐を結ぶときに多用され、通常通りに蝶結びを結んだあと両側のループをひと結びしておくとほどけにくくなる[2]。このほか、書類をとじるのに使ったり[3]、風呂敷[4]やリボン[5]を結ぶために使われる。
関連する結び目
参考文献
- 羽根田治 『アウトドア・ロープテクニック』 山と溪谷社、1999年。ISBN 978-4635043052。
- 羽根田治 『結び方全書―暮らしに使える170の結び』 池田書店、2009年。ISBN 978-4262152257。
- 小暮幹雄 『暮らしに役立つひもとロープの結び方』 新星出版社、2001年。ISBN 978-4405070783。
外部リンク
- 1 蝶結びとは
- 2 蝶結びの概要
- 蝶結びのページへのリンク