絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode 絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episodeの概要

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絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 16:04 UTC 版)

ダンガンロンパシリーズ > 絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode
絶対絶望少女
ダンガンロンパ Another Episode
ジャンル コトダマアクション
対応機種 PlayStation Vita
PlayStation 4
Microsoft WindowsSteam配信)
Microsoft Windows(DMM.com配信)
開発元 スパイク・チュンソフト
発売元 スパイク・チュンソフト
シリーズ ダンガンロンパシリーズ
人数 1人
メディア PS Vita:PS Vitaカード
発売日 PS Vita:
2014年9月25日
2015年7月24日
2015年9月1日
2015年9月4日
2015年9月10日
PS4:
2017年6月24日
2017年6月27日
2017年6月29日
PC(Steam):
2017年6月29日
PC(DMM.com):
2017年9月8日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
USK16(16歳未満提供禁止)
ACB:M
PEGI16
売上本数 PS Vita:
初週:6.8万本
累計:11.2万本[1]
テンプレートを表示

後に、PlayStation 4版、およびSteam配信でPC版(対応OSはMicrosoft Windows 7(64bit)以降)が2017年6月29日発売。2017年9月8日にはDMM.com PC ゲームフロアでもWindows版の販売が開始された。

日本国外での名称は『Danganronpa Another Episode: Ultra Despair Girls』。Steam版はこのタイトルで、日本語・英語・中国語(繁体字)・韓国語に対応している(音声は英語・日本語)。

概要

ダンガンロンパシリーズ』のコンシューマ向けタイトルの3作目で、1作目『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』と2作目『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の間の出来事を扱った外伝作品である。ジャンルもシリーズでは初のアクションアドベンチャーゲームとなっており、公式側からは「コトダマアクション」とジャンル付けされている。

本作ではシリーズで初めてキャラクターが3Dグラフィックとなっており、アクションシーンは全編3Dで構成されている。また、作中には同じくシリーズ初となるアニメーションが挿入されており、このアニメーションは第1作のアニメ版作品『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The ANIMATION』を手掛けたラルケ及び岸誠二らが手掛けている。

ゲームシステム

プレイヤーは主に主人公である苗木こまるやジェノサイダー翔を操作し、並み居るモノクマを撃破しつつ目的地を目指していく。スタートボタンでマップをはじめとする各種メニューが選択できる。目標地点はマップ上で「NEXT」と表示される。

セーブは、各所に設置されているモノクマの配色をされたおまるで行える。ロードはメニューから自由なタイミングで行える。

クリアするとギャラリーモードや、葉隠のノベルが追加される。

苗木こまる

概要
こまるが持つ「拡声器型ハッキング銃」によって敵への攻撃や妨害、探索の補助を行いながら進んでいく。ハッキング銃の効果は、銃に装填する8つの「コトダマ」を変えることで切り替えることができる。
まず、Lボタンで構え、右スティックで照準を調整して、Rボタンでコトダマを放つ。構えている間も左スティックで移動可能(視点は固定される)。コトダマは、十字キーを押す方向によって切り替わる他、□ボタンで一覧を表示させてタッチすることでも変更可能。
ハッキング銃の照準はレーザーポインタとなっており、射程の差異はあるが減衰などもなくまっすぐ飛ぶ。
元々が戦闘経験のない一般人であるためか、アクションゲームでよくある回避・防御行動は不可能。また、近接攻撃もできないため、距離を取っての戦いが基本となる。
コトダマ
ハッキング銃に装填される、様々な効能を持った弾。なお、ハッキングの名の通り、モノクマや一部のオブジェクトなど特定の機械にしか反応させることができない。
最初期のみ8つ全てのコトダマを無制限に使用可能だが、以降は使用可能なコトダマの減少と弾数の有限化というデチューンが施されてしまう。コトダマの種類はストーリーの進行で増える。
弾数はコトダマごとに設定され、それぞれ「モノモノマシーン」などで出現する予備弾倉を拾うことで回復する。回復する機会は多いとは言えないので、あまり撃ちすぎないように気を付ける必要がある(ボス戦だけはライフ・バッテリーともにある程度減少している場合はフィールドに配置される)。
  • 自発破壊(コワレロ):アイコンカラーは青。いわゆる通常弾。まっすぐ飛んで行き、モノクマにダメージを与える。モノクマは総じて左目の赤い部分が弱点となっており、ここに当てることで大ダメージを与えられる上、次の自発破壊の威力を大幅にアップする。ついでに、金のモノクマメダルも落とす。
  • 強制作動(ウゴケ):アイコンカラーは緑。モノモノマシーンや電気自動車など、特定のオブジェクトを稼働させる。攻撃力は一切ない。弾数制限がなく、後述のデコダマスロットも存在しない。基本的に補助・謎解き用である。
  • 操作舞踊(オドレ):アイコンカラーはピンク。モノクマに当てることで、その場で踊り出させる(一部の敵には無効)。威力はほとんどないが、こまるのほうを向いて無防備にしばらく踊るのである程度余裕を持って狙い撃てる。また、モノクマによっては特殊な効果を発揮する。
  • 透明観察(カンサツ):アイコンカラーは紫。特殊なペンキで描かれた透明な落書きを見つけることができる。強制作動同様、攻撃能力はない。また、本編シリーズの「カクレモノクマ」に相当する「カクレキッズ」を見つけることができる。
  • 逆流噴射(フキトベ):アイコンカラーは水色。相手を大きく後ろに吹き飛ばす。射程・威力ともにあまりないが範囲が広めで、モノクマが持っているものを吹き飛ばしたり強制的に距離をとったりなど補助的な運用が可能。
  • 送電麻痺(シビレロ):アイコンカラーは黄。モノクマに大ダメージ+麻痺を与え、更に近くのモノクマや水たまりに感電させることが可能な攻撃専用のコトダマ。ただし、水たまりに自身も浸かっていると自分もダメージを受けてしまう。謎解きでも使用されることが多い。
  • 連撃燃焼(モエロ):アイコンカラーは赤。速射性に長けた弾を発射するマシンガン相当のコトダマ。特殊能力を持たない純粋な攻撃用である。弾数が多いので、素早い敵に有効。ちなみに、「回路を焼き切って発火させる」という仕組みになっている。
  • 回路接続(ツナガレ):アイコンカラーは虹色。当てたモノクマを、一定時間操作することができる(攻撃も可能)。その間、こまるは無防備なので安全の確保が重要。こまる以外にも操作モノクマがダメージをダウンしたりすると解除される。それとは別に任意に解除可能。
デコダマ
強制作動・透明観察以外のコトダマに装備できる、パワーアップアイテム。各チャプターで1,2箇所存在するショップにて、メダルと交換で購入できる。
各コトダマに2つ存在するデコダマスロットにセットすることで、攻撃力・弾数・弾速を強化することができる(これ以外では強化不可能)。また、特定の組み合わせをするとGood・Excellentと表示され、ボーナスが発生する。
スキル
フィールド上に落ちている参考書を拾うことで習得できるサポート能力。それぞれに消費スキルポイントが決まっており、その範囲内で着脱する。スキルポイントはモノクマを倒すことで発生するレベルアップで上昇する。
スキルは体力や回復量、メダル獲得数の増加など純粋なメリットタイプの他、照準の移動速度を上下させたり近くの敵をオートロックするなどの状況によりけりなタイプが存在する。
ゲームオーバー/ゼツボウタイム
体力が0となった時、通常はゲームオーバーになってしまうが、それが敵からの攻撃だった場合のみ「ゼツボウタイム」が発生する。たとえ敵からのダメージであっても、それが「攻撃」によるものでない場合は発生しない。
ゼツボウタイムはいわゆる目押しゲームで、流れてくるラインがゲージ内に入っている間にタイミング良くボタンを押すことで、バッテリーゲージを1本消費してゲームオーバーを回避でき、更に相手を麻痺させることができる。また、ゲージには一部に青いエリアがあり、ここで止めた場合バッテリーは消費されない。バッテリーゲージが1本未満だった場合、消費なしのタイミングエリアしか表示されない。
ゲームオーバーになると、リトライ・難易度を下げてリトライ・ロードなどが選択できる。なお、リトライは何度も行うと評価が下がってしまう(システムメニューから行っても同様)。リトライ回数はセーブ時のみ保存される。
モノックマンルーム
マップ上でピンク色で表示されている部屋の中には、カーテンなどで飾られた異質な部屋「モノックマンルーム」が存在する。このエリアは殆どの場合モノクマを殲滅しないと先に進めず、出ることもできない。
モノックマンルームは謎解きエリアとなっており、特定の手順をこなすことで少ない弾数消費で突破できるようになっている。「後述の映像で表示されたコトダマのみを使う」「敵に一切見つからない」「ジェノサイダーに操作を切り替えない」をすべて満たしながら条件を満たすとクリアとなる。
入口に設置されているゲーム機「モノックマン」に強制作動のコトダマを当てると、エリアを俯瞰する監視カメラの映像に切り替わり、リアルタイムでエリア全体を確認できる。また、一度モノックマンを作動させたあとはセレクトボタンでいつでも確認可能(ただし、その間は無防備)。また、ここでクリアに必要なコトダマを確認可能。
入口にはモノックマン以外にも弾薬が出るモノモノマシーンが1つ置かれており、条件クリアはできなくても最低限殲滅はできるようになっている。弾薬の種類は場所によって固定で、条件クリアに必要な弾薬が出るとは限らない。
それぞれのモノックマンルームをクリアすることに直接的なメリットはなく、普通に戦って倒すことも可能だが、その場合コトダマや体力を消耗するリスクがあるほか、チャプター終了時の評価にも影響する。

ジェノサイダー翔

概要
画面左上に表示される「バッテリーゲージ」が溜まっている場合、△ボタンを押すことで操作キャラクターをこまるからジェノサイダー翔に切り替えることができる。ただし、ジェノサイダーの操作中はバッテリーゲージが徐々に減っていき、ゲージが切れた場合操作キャラクターはこまるに戻ってしまう。再び△ボタンを押すことで任意に戻ることができる。
ジェノサイダーは攻撃を受けてもライフが減ることはない無敵状態。こまると切り替わるにあたってゲージが余分に減るようなコスト要素はないので、緊急回避にも使用できる。
攻撃には通常攻撃の他、高威力・広範囲を攻撃可能な溜め技の他、敵を攻撃することで溜まる「フィーバーゲージ」を消費することで高威力の必殺技「チョッキンフィーバー」で攻撃することができる。この必殺技はゲージを1つ消費する単体攻撃と3つ消費する範囲攻撃があり、各演出は複数存在する。
ジェノサイダーの攻撃能力や各ゲージの変化量などは、前述のショップでデコダマとは別に強化することができる。
難易度「ジェノサイダーモード」以外ではバッテリーゲージは自然回復することはなく、リトライを除けばモノモノマシーンなどで出現するバッテリーを拾った場合のみ回復する。最大値はスキルで上昇する。
近接戦では無敵であることもあって非常に頼りになるが、遠距離攻撃手段が一つもないという欠点がある。本作では敵が遠く離れた位置で接近できない場合があるので、ジェノサイダーだけではクリアできないようになっている。

モノクマ

本作の雑魚敵。耐久性は大人でも数人がかりでようやく破壊できるほど。
従来のものに加え、爆弾を投げてくる「ボンバーモノクマ」や、盾を持った「ガードモノクマ」など、様々なバリエーションが存在する。こまるを認識すると、基本的に突っ込んできて攻撃してくる。
前述の通り左目が共通の弱点となっているが、意外とよく動くので発見された場合などは慣れないと狙うのが難しい。
認識範囲はハッキング銃の射程よりも短いなどさほど広くないが、暗所や物陰に潜んでいることもあるため警戒が必要になる。
モノクマ
最も基本的なタイプのモノクマ。過去のシリーズ作品に登場した物と相違無い外見をしているが、黒幕が操り多彩な会話をしていたモノクマと違い意思疎通は不可能。攻撃のリーチが短く耐久力も低いが、数が集まると脅威になる。
ボンバーモノクマ
遠方から爆弾を投擲してくるモノクマ。接近できない場所に陣取っていることが多く、足場の悪い場所で爆弾を受けると吹き飛ばされて落下死する恐れもある。また、逆流噴射のコトダマで吹き飛ばされた際や倒された際に爆弾をばら撒いて周囲を巻き込むという厄介な特性を持つが、それを利用した謎解きも存在する。
サイレンモノクマ
頭にパトランプを載せ、こまるを発見するとサイレンを鳴らして敵を呼び寄せるモノクマ。本人の戦闘力は皆無であり、特定のコトダマでサイレンを逆利用することもできる。
ジャンクモノクマ
暗闇、物陰などに潜み突如襲い来るモノクマで、ジャンクパーツの寄せ集めのような歪な外見をしている。初登場時はシチュエーションも相まって非常に怖い。素早い動きと弱点に当てても倒れにくい耐久力を併せ持ち、ただ撃っただけではコトダマを回避されてしまうことも多い。
ガードモノクマ
アーマーと盾で正面からの一切の攻撃を無効化するモノクマ。ただし背後からの攻撃と特定のコトダマには弱く、盾を失うと脆い。
ボールモノクマ
高速で回転し進路上の物を敵味方問わずなぎ倒す巨大なモノクマ。背後から逆流噴射のコトダマを当てれば任意の方向へ転がすことが可能で、それを利用すれば敵だけを倒すこともできる。離れた距離で気付かれると、生ゴミをぶつけてくる。生ゴミは当たってもダメージは受けないが、視界の中心がゴミで阻まれてしまう。
ビーストモノクマ
獣の本性をむき出しにした四足歩行のモノクマ。一撃で多くのライフを持って行く攻撃力とコトダマを回避する俊敏性が厄介な上、ステージによっては複数登場する。畳み掛けるように連射される攻撃には弱く、またある弱点を突けば戦わずして行動不能にできる。
意図して作製されたのではなく、通常のモノクマが子供たちが歌う「モノクマと遊ぼう」によって暴走しているもので、歌が聞こえる=ビーストがいるということである。また、意図されていない暴走形態であるためか、ある場所で見ることができる「用途別リスト」には書かれていない。
デストロイモノクマ
背部のユニットで飛行し、遠距離から弾丸を射出するモノクマ。高い機動力を持つが連射に弱い。



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