禅林寺 (京都市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/20 05:32 UTC 版)
永観堂の七不思議
- 抜け雀(ぬけすずめ) - 古方丈の欄間に描かれた雀の絵が、向かって右端の欄間のみ一羽少なく、抜け出していったと伝えられている。
- 悲田梅(ひでんばい) - 永観律師が衆生を救うために植えられた梅と伝え、かつては梅林といえるほどであったが、現在奇跡的にこの一本のみ残っている。
- 臥龍廊(がりゅうろう) - 開山堂へ続く階段廊下は極端に湾曲し、龍がのびているように見える。
- 三鈷の松(さんこのまつ) - 臥龍廊の手間にある松は葉が三本にわかれ、しかも長い。古来財布にいれるとお金が貯まるとか、箪笥に入れると服が溜まるといわれる。
- 木魚蛙(もくぎょかえる) - 境内に棲む蛙の鳴き声がまるで木魚を叩いているように聞こえる。その声を聞いたものはたくさんいるが、姿を見たものは一人もいないという。
- 火除けの阿弥陀如来 - 応仁の乱をはじめ数々の戦乱で堂宇が焼失しても、この阿弥陀だけは焼け残って現在に伝わるという。
- 岩垣もみじ - 永観堂裏の急斜面から生えている紅葉。同寺が建立される以前、この地に住んだ藤原関雄(ふじわらのせきお)の「おく山の 岩がき紅葉 散りぬべし 照る日の光 見る時なくて」という古今和歌集の歌にちなんでこの名がある[22]。
前後の札所
- 洛陽六阿弥陀めぐり
- 1 真如堂 - 2 禅林寺(永観堂) - 3 清水寺阿弥陀堂
- 法然上人二十五霊跡
- 25 知恩院 - 縁故本山 禅林寺(永観堂) - 特別霊場 黒谷青龍寺
- 西山国師遺跡霊場
- 客番 延暦寺文珠楼 - 8 禅林寺(永観堂) - 9 誓願寺
所在地・アクセス
舞台となった作品
- 映画
- ^ (高野、2007)pp.92 - 94
- ^ (高野、2007)pp.97 - 98
- ^ (安部、2007)pp.7, 8, 13
- ^ 禅林寺公式サイトの英文ページにEikando、Yokanとある。
- ^ (高野、2007)p.101
- ^ 全日本仏教会の禅林寺のページ(2017年4月1日閲覧)
- ^ (高野、2007)p.102
- ^ (高野、2007)p.103
- ^ 『古寺巡礼 京都 7 禅林寺』、p.138
- ^ 伊東史朗 「禅林寺阿弥陀如来立像(見返り阿弥陀)考─続・三尺阿弥陀像への視点─」『仏教芸術』244号、毎日新聞社、1999年。同 『平安時代彫刻史の研究』 名古屋大学出版会、2000年4月pp.241-251。
- ^ 『古寺巡礼 京都 7 禅林寺』、p.
- ^ 2004年京都府文化財指定、大坂四天王寺建立の建物を移築
- ^ 『古寺巡礼 京都 7 禅林寺』、p.24
- ^ 『古寺巡礼 京都 7 禅林寺』、p.26
- ^ 『古寺巡礼 京都 7 禅林寺』、pp.19, 20
- ^ a b c (石川、2007)p.130
- ^ 『古寺巡礼 京都 7 禅林寺』、p.17
- ^ 『古寺巡礼 京都 7 禅林寺』、p.27
- ^ 「釈迦如来像」として、十大弟子像2幅とともに伝えられたものだが、図像的特色から本来は阿弥陀如来像であるとみられる(『古寺巡礼 京都 7 禅林寺』、p.55)。
- ^ 平成13年6月22日文部科学省告示第108号
- ^ 京都府指定・登録等文化財(2017年4月1日閲覧)、以下の5棟についても同じ。
- ^ 『京都観光文化検定試験』京都商工会議所編 淡交社発行 2005年
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