砂丘 (アルバム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 21:05 UTC 版)
『砂丘』 | ||||
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Various Artists の サウンドトラック | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック[1] | |||
時間 | ||||
レーベル | MGM | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ピンク・フロイド サウンドトラック アルバム 年表 | ||||
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1997年の再リリース盤(デラックス・エディション)には、映画で使用されたジェリー・ガルシアとピンク・フロイドによるボーナス・トラックがそれぞれ4曲ずつ収録されているが、オリジナルのサウンドトラックには収録されていなかったものである[4]。ドアーズのジム・モリソンはこの映画のために「L'America」という曲を書いたが、アントニオーニによって使用を拒まれた(「L'America」は後にドアーズのアルバム『L.A.ウーマン』に収録された)。ローリング・ストーンズの曲「ユー・ガット・ザ・シルヴァー」は、映画の中でフィーチャーされているが、このアルバムには収録されていない。
ピンク・フロイド
ピンク・フロイドのアルバムへの提供曲は、『ウマグマ』リリース後の1969年11月と12月に録音された。「Come in Number 51, Your Time Is Up」は、1968年12月にシングルB面としてリリースされた「Careful with That Axe, Eugene」の再録音である[4]。「Love Scene (Version 4)」はリック・ライトによるソロ・ピアノ作品。「Country Song」(「The Red Queen」としても知られている)は、チェスのメタファーが詰まったバラードである。「Unknown Song」(「Rain in the Country」としても知られる)は、リラックスしたインストゥルメンタル。「Love Scene (Version 6)」(「Alan's Blues」としても知られている)は、ブルージーなインストゥルメンタルとなっている。「Fingal's Cave」というタイトルの曲と「Oenone」というタイトルの曲が録音されたが、完成したアルバムには収録されなかった。
ピンク・フロイドは同セッション中、他にも未発表曲も録音していた。最も注目すべきは、当時「The Violent Sequence」として知られていた長い作品である(後に『Dark Side of the Moon Immersion Box Set』にてリリースされた)[4]。これは後にアルバム『狂気』収録の「アス・アンド・ゼム」として作り直されている[4]。これらのセッションからの未発表スタジオ作品の追加トラックが、2016年に『The Early Years 1965–1972』(「Vol. 4: 1970: Devi/ation」)にて発表された。
批評・評価
「ヴィレッジ・ヴォイス」紙の批評家ロバート・クリストガウは、サウンドトラック・アルバムは映画よりも「かなり深く、より一貫したもの」になっていると述べた[2]。オールミュージックのスティーヴン・マクドナルドは、後にこの曲を「奇妙な曲が混ざり合っている」と評したが、ピンク・フロイドの録音としては「聴く価値がある」とも述べた[1]。
- ^ a b c d Steven McDonald. “Zabriskie Point - Original Soundtrack | Songs, Reviews, Credits, Awards”. AllMusic. 2013年9月21日閲覧。
- ^ a b Christgau, Robert (1981). “Consumer Guide '70s: Z”. Christgau's Record Guide: Rock Albums of the Seventies. Ticknor & Fields. ISBN 089919026X 2019年3月23日閲覧。
- ^ Billboard, March 14, 1970
- ^ a b c d アンディ・マベット (2010年), クリス・チャールズワース, ed. (英語), Pink Floyd: The Music and the Mystery, オムニバス・プレス, OCLC 762731304, Wikidata Q25766745
- 1 砂丘 (アルバム)とは
- 2 砂丘 (アルバム)の概要
- 3 収録曲
- 4 脚注
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