爆走兄弟レッツ&ゴー!!の登場マシン 爆走兄弟レッツ&ゴー!!の登場マシンの概要

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爆走兄弟レッツ&ゴー!!の登場マシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/20 14:30 UTC 版)

爆走兄弟レッツ&ゴー!! > 爆走兄弟レッツ&ゴー!!の登場マシン

ミニ四レーサーやミニ四駆の開発者については、爆走兄弟レッツ&ゴー!!の登場人物を参照。

作中でセイバー600が市販される以前の市販マシンはレーサーミニ四駆タミヤ独自デザインモデルのみで、徳田ザウルスがデザインを手掛けたレーサーミニ四駆のダッシュシリーズおよびスーパーミニ四駆を走らせるレーサーはこの作品には登場しないが、アニメ無印第1話にて、土屋博士が長年のマシン開発を語っているシーンで過去のマシンがいくつか表示される中、一度だけ『ダッシュ!四駆郎』に登場した、エアロソリチュードが登場し、その後豪の部屋のシーンでリバティーエンペラーが描かれたポスターの存在が確認できる。なお、大抵のマシンはオーナーによって大幅に改造されているとされるが、基本的にグレードアップパーツがない状態で描かれている(一部シーンでは付いていることもある)。

星馬豪の使用マシン

「かっとびマシン」としてとにかく軽量化、ストレートでのスピードを重視。ボディカラーは青を基調としている。マシン名の「マグナム」とは弾丸の種類およびそれを使用する銃器の名称である(豪はその意味を教えられるまで知らなかった)。作中では「拳銃の王様」と言及された。また、マグナムの進化は「壊されて、修復する」というのが基本的なスタンスである。基本配色の白ベース&青はホンダ車がモデル。なお、マグナムセイバー以降は豪の趣味によってライトが取りつけられている。 アニメ版では基本的にレブチューンモーターを装備。

マンタレイJr.(マンタレイジュニア、Manta Ray Jr.)
シリーズ - レーサー
シャーシ - ゼロ
土屋博士からマグナムセイバーを与えられる前まで使われていたマシンで、市販のミニ四駆をベースに独自の改造を施していた。マグナムシリーズではないため、青基調ではない。
マグナムセイバー(Magnum Saber)
シリーズ - フルカウル
シャーシ - スーパー1、スーパー2
初代マグナム。
土屋博士から貰った試作型セイバーを豪自身が改造したもので徹底的な軽量化による高速走行を重視しているがダウンフォース不足で安定性を著しく欠く一面もある。そのためにコースアウトすることもあったが空中でマシンをきりもみ回転させて弾丸のように飛翔する必殺走法マグナムトルネードを得てからはコースアウトによるリタイアのリスクが減った。マグナムトルネードはその後のマグナムにも受け継がれていく。
GJCウインターレースでデビュー戦を飾る。本選において破損しながらもソニックセイバーと合体させる形で使用して、他のマシンを誘導しつつ、1位になるもルール違反により失格となる。GJCスプリングレースではトライダガーXとの一騎打ちをマグナムトルネードで制して、1位を飾った。大神研究所内でのプロトセイバーJBとのレースでソニックセイバーと共に溶岩の中に落とされて融ける。
セットアップローラーズやFRPマルチ補強プレートセット、ハイマウントローラーなど比較的グレードアップパーツの装備シーンが多い。
『MAX』の原作最終回では、1人の少年がマグナムセイバーを使用していた。
PlayStation用ゲーム『ミニ四駆爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGPハイパーヒート』では、土屋博士によってレプリカが制作。ジュンが土屋博士から借りて使用している。
ビクトリーマグナム(Victory Magnum)
シリーズ - フルカウル
シャーシ - スーパー1、スーパー2
2代目マグナム。
空力性能や重心が大幅に強化されており、スピード重視の性能を考慮して、リヤウイングは小型化されており、ストレート走行重視であるマグナムの名を受け継ぐに相応しいマシンとなった。
バンガードソニックと共に開発されたVマシンで土屋博士曰く、豪が育てたマグナムセイバーを形にしたもの。当初、豪はマグナムセイバーを失った悲しみからビクトリーマグナムを使うことに抵抗を感じていたが父・改造から聞かされたの話から「ビクトリーマグナムはマグナムセイバーの残した子供」と捉え、ビクトリーマグナムを受け入れた。藤吉カップ出場時、豪はビクトリーマグナムにマグナムセイバーの魂を受け継がせるべく、最初はマグナムセイバーの形見であるレブチューンモーターを使用。魂の引継ぎを終えた後は新たなモーターを搭載し、1位を飾った。サマーカップでは、ビークスパイダーにより次々とマシンが破壊されながらも、2位に入った。大神カップではブロッケンGと共にリタイアとなる。大神研究所の最終テストコースである記録の谷(Jいわく本当の名前は地獄の谷)での大神軍団とのレースにおいて、ビークスパイダーとブロッケンGに追い上げをかけるべく、マグナムトルネードで飛んでゆく最中にテスト走行を兼ねて突如乱入したレイスティンガーのニードル攻撃を受けて大破・空中分解した。
原作では土屋博士にVセイバーを返すために足を運んだサマーカップで藤吉の手で無理やり出場させられるがバンガードソニックと共にコースアウトした際に落ちた網の中で、もがく姿にセイバーの最期を思い出した星馬兄弟の手で2台とも助けられ、メンテにより本来の力を発揮。1位を飾った。その後、烈の忠告に豪が耳を傾けず、シャーシを軽量化しすぎたため、マシンの強度が脆くなり、大神軍団との最終レースの最中、シャーシが破損する。液体パテ(後にZMCの粒子が使用されていることが判明)を使ったことでシャーシは補修できたがボディはブロッケンGのハンマーGクラッシュを受けて破壊された。
全体的に丸みのある造形・カラーリングのバンガードソニックと比較して角張ったデザインとなっており、ここから双子のような存在だった烈と豪のマシンは、それぞれ独自の進化を遂げていくこととなる。
アニメ版『MAX』では市販品として量産が行われた。
キット売上は歴代ミニ四駆2位の売上を誇っている。
サイクロンマグナム(Cyclone Magnum)
シリーズ - フルカウル
シャーシ - スーパーTZ、スーパーTZ-X、 AR
3代目マグナム。
リヤウイングは再び大型化されているが極限まで空力の追求が行われており、強烈なダウンフォースによって、トライダガーの得意とする壁走りも可能となった。苦手なコーナーもダウンフォースで無理矢理マシンを押さえつけている為、コースアウト問題もクリアしている。Jによれば、独特な形状のフロントカウルから生み出される強力なダウンフォースとビクトリーマグナムよりも軽いボディの効果でパワーウェイトレシオも上がっており、それが凄まじい加速を生み出すとのこと。その上、マシン全体がエアシールドで覆われており、強力なダウンフォースを発生させている激しい気流がバリアのようにマシンを包んでいる。ただし、ある程度のスピードが出ないとスーパーダウンフォースが発生しない為、スタート直後は非常に不安定な走りなのが弱点。
ビクトリーマグナムを破壊された後の豪が土屋研究所のバーチャルシミュレートマシン内でVマグナムを進化させて、設計を行った後[1]、Jと共に土屋研究所の設備を使って[2]、設計・開発し、ビクトリーマグナムの唯一の形見であるボディキャッチを取り付けて完成させた[3]。初レースであるオータムカップではレイスティンガーのアタックを物ともしない走りを見せたが、レース終盤でボディの強度が不足していたばかりにシャーシからボディがフロントから外れ、カウルがふっ飛んで横転。そのままゴールするも4位に終わる[4]
第1回WGPではグランプリマシン仕様となり、ビクトリーズのエースマシンとして活躍するがチームランを無視したスタンドプレーの末、コースアウトやリタイアする展開が目立っていた。ロッソストラーダのディオスパーダによるアディオダンツァによって大破するが、他のビクトリーズのマシンのパーツを組み合わせたサイクロントライコブラエボリューションハリケーンマグナム[5](豪談)となり、ロッソストラーダのディオスパーダ軍団をごぼう抜きにし、最後の逆転勝利を収めたものの車体がもたず大破[6]。豪は「よくやったな、マグナム」と健闘を称え、勝利を誓った。
原作ではビクトリーマグナムがブロッケンGのハンマーGクラッシュにより粉砕された直後、烈と共に鍾乳洞内の発電施設に迷い込んだ豪がバトルマシン対策で土屋博士から支給されていた液体パテにZMCの粒子が配合されていると分かったことから烈の協力を得て、Vマグナムの破片をパズルのように組み合わせていき、発電施設の高熱蒸気で余分なパテを溶かして削り取る形で修復・改造した即席マシン。驚異的なスピードにより、マシン後方に渦が発生する。レースに復帰後はハンマーGクラッシュを跳ね返し、最終決戦ではスティンガー軍団に対し、サイクロンマグナムの走行風を増幅させる7台によるフォーメーション走行・ファイナルフォーメーションにより蹴散らした。大神研究所内のレース中ではマシンデザインが微妙に異なりそれ以降はキットに近いデザインに修正された。
劇中で珍しく、リアローラーステーを装備したシーン(無印最終回)のあるマシン(後ろにあっても大体サイドガードにある)でもある。[7]
オリジナルのサイクロンマグナムは前述の通りロッソストラーダ戦で大破し、後に後述のビートマグナムのベースとなっているが『Return Racers!!』の中学生編において経緯は定かではないがARシャーシ版をもう1台所有しており、それはチイコとの初デートをかけたレースの為にジュンのサポートの元で俊敏性を高めたサイクロンマグナム・ブルーメタリックバージョンに改造された。
作品内外問わず豪及びこの作品の代表マシンとしての知名度を誇り、キット売上は歴代ミニ四駆4位の売上を誇っている。
ビートマグナム(Beat Magnum)
シリーズ - フルカウル
シャーシ - スーパーTZ、AR
4代目マグナム。
ZMC製のシャーシにフルカウルミニ四駆としては初となる大径タイヤを標準装備したマシンであり、上り坂には弱くなるがトップスピードは向上。それにより、トビウオのような走りも行うことが可能になった。サスペンション型のショックアブソーバーも装備したことでショック吸収能力も向上している。これまでのマグナムシリーズにあったマグナムトルネードがダウンフォースの効き過ぎにより使用できなくなったという弱点が生まれたが試行錯誤の末、新たにシャーシの柔軟性とボディサスペンス機能を生かした必殺走法・マグナムダイナマイトが誕生した。
ロッソストラーダとのレースでビクトリーズのマシン全車が大破した後、次の選抜レースに備えて、サイクロントライコブラエボリューションハリケーンマグナム仕様時のサイクロンマグナムをベースに開発された[8]。テスト走行において、シャーシが走行に耐えきれず破損したため、鉄心の工房に残っていたZMCシャーシを使用。今度はスピードが失われたが近くのモトクロスからヒントを得た豪のアイディアを基にサスペンションを装備させたことでスピード問題も解決した。選抜レースで初陣を飾り勝利。レース終了後にJの「ハートビート」発言からハートビートマグナムと名付けられるが二郎丸から「長すぎる」と言われたため、ビートマグナムに改められた。最終的には第1回WGPの1位を獲得したマシンとして世界的に有名となる。
原作ではシャーシがなくて困っていたとき、鉄心の工房で見つけたスーパービートシャーシに合わせて、他のメンバーのパーツも使って完成。スーパービートシャーシは龍の吊り橋と呼ばれる不安定な橋を渡るために作られ、ドラゴンサスペンションシステムというサスペンションが付いており、ドラゴンサスがしなやかに動くことで路面を確実に捉え、切れた吊り橋をも登ることが出来る。その反面、鉄心曰く「ものすごいじゃじゃ馬で誤魔化しがきかない」と評される程にセッティングは難しく、豪はセッティングするのに非常に苦戦した。アニメ版とは逆にマグナムトルネードも使用可能であり、サスペンションを固めにセッティングし、マグナムトルネードの着地の反動を利用して再度マグナムトルネードを行う新技のドラゴンサスペンション・マグナムダイナマイトも披露した。『MAX』においては星馬兄弟と豪樹がバーチャル機能でレースを行い、バーチャル空間から脱出する際にビートマグナム、バスターソニック、マックスブレイカーの3台をシャーシ裏で合わせた状態からのトリプルトルネードを使用。また、市販化されたのか『MAX』番外編ではモブキャラクターの半数近くが色違いの同マシンを使用している。
ライトニングマグナム(Lightning Magnum)
シリーズ - エアロ
シャーシ - VS
5代目マグナム。
第1回WGPにおいて、大きな成果を挙げたビートマグナムをさらに進化させた5代目のマグナムであり、劇中に登場したマグナムシリーズの最終発展型。従来のマグナムよりコンパクトにまとめられており、ストレート走行においては最強クラスの性能を誇る。さらに新型サスによりコーナーリングも安定。これまでのマグナムの白&青と異なり青ベースのボディになっている。
原作のみの登場でアニメでは未登場。
バイソンマグナム(Bison Magnum)
シリーズ - PRO
シャーシ - MS
6代目マグナム。外見は初代マシンのマグナムセイバーに似ている。
書き下ろし漫画「爆誕!バイソンマグナム」に登場。全米大会に向けた特訓中事故により大破したライトニングマグナムを豪が新シャーシ(現実世界のMSシャーシ)に適合させる形で修復。遭難中に出会ったネイティブアメリカンや精霊たちからヒントを得たもののほぼ豪の独力で完成。その完成度は土屋博士に「新シャーシのパワーをしっかり受け止めている、力強い走り」と評された。
デュアルハイブリッドGマグナム
シリーズ - フルカウル
シャーシ - AR
『爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!』の青春中学生編に登場したマグナム。
大神博士の息子・陽人と豪が土屋博士の開発したプロトタイプマシンを共同で改造して作り上げたマシン。ノーズ部分には豪と陽人の名前の頭文字「G・H」が刻まれている。車体にかかるGを検知してマシンの動きを制御するシステムが組み込まれており、このシステムのおかげで最高速重視の不安定なセッティングでも安定して走らせることが出来る。製品化の予定は未定。
Gマグナムタイプゼロ
シリーズ - フルカウル
シャーシ - AR
『爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!』の青春中学生編に登場したマグナム。
ボディはデュアルハイブリッドGマグナムに近似しているが陽人と決別した為、陽人が開発したシステムは削除されノーズの文字も「豪」に戻されている。製品化の予定は未定。
グレートマグナムリボルバー
シリーズ - フルカウル
シャーシ - FM-A
『爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!』の青春中学生編&『レッツ& ゴー!!翼 リターンレーサーズ伝』に登場したマグナム。
Gマグナムタイプゼロを壊し、自分に反旗を翻した陽人を倒すために豪が生み出した新しいマグナム。これまでのマグナムに用いられてきたシャーシとは異なり、モーターの搭載位置が前にあるFM-Aシャーシを採用している。ボディの左右にはリボルバー拳銃の弾倉と同じ形状の圧縮カートリッジ空気噴射システムを備え、それにより爆発的な加速を生み出す。その後、息子の翼に譲渡された。劇中とキットではリアウィングのデザインが大きく異なる。
コロコロアニキ』2017年秋号にてデザインが発表された後、2018年春号でCGデザインを公開し、2018年夏号にて試作品が完成した。

星馬烈の使用マシン

安定性とコーナリング性能を重視。ボディカラーはイタリア車がモデルの白&赤を基調としている。マシン名の「ソニック」とは音速の意味。ソニックの進化は「烈自身が破壊(失敗など)し、進化する」というのが基本的なスタンスである。 アニメ版では基本的にトルクチューンモーターを装備。

スーパーアスチュートJr.(スーパーアスチュートジュニア、Super Astute Jr.)
シリーズ - レーサー
シャーシ - ゼロ
烈が土屋博士からソニックセイバーを与えられる前まで使われていたマシンで、市販のミニ四駆をベースに独自の改造を施していた。ソニック系ではないため、赤基調ではない。
ソニックセイバー(Sonic Saber)
シリーズ - フルカウル
シャーシ - スーパー1、スーパー2
初代ソニック。立ち上がり気味のリアウイングによりコーナリングに優れる。マグナムセイバーとシャーシ裏同士を合わせた状態から共にマグナムトルネードを用いる、合体必殺走法「ダブルトルネード」も使用。
土屋博士から与えられた試作型の白いソニックセイバーを烈が改造して完成。GJCウインターレースでデビュー戦を飾る。本選において破損しながらも、マグナムセイバーと合体させる形で使用して、他のマシンを誘導しつつ、1位になるもルール違反により失格となる。GJCスプリングレースではリタイアとなるが、後日行われた3位決定戦で優勝した。大神研究所内でのプロトセイバーJBとのレースでマグナムセイバーと共に溶岩に落とされて融ける。
原作第1話ではコーナリングのためにバンパーがボディと水平に改造されている特色があったが、第2話以降はノーマルシャーシ準拠のデザインとなっている。アニメ版でも第1話のみ、原作第1話と同様のデザインになっているカットが存在する。
PS用ゲーム『WGPハイパーヒート』では、たまみが烈から借りて使用している。なお、マグナムセイバーと同じレプリカであるかは不明。
バンガードソニック(Vanguard Sonic)
シリーズ - フルカウル
シャーシ - スーパー1、スーパー2
2代目ソニック。大型リヤウイングの装備によって、コーナリングにおける性能はソニックセイバーに比べ大幅に向上。ビクトリーマグナムが角張っているのに対して、ソニックは丸みを帯びたデザインの車体となっている。
ビクトリーマグナムと共に開発されたVマシンで、土屋博士曰く、烈が育てたソニックセイバーを形にしたもの。当初、烈はソニックセイバーを失った悲しみからバンガードソニックを使うことに抵抗を感じていたが、土屋博士の説得により、ソニックの遺志をバンガードソニックに継がせる決意を固めた。藤吉カップ出場時、烈はバンガードソニックにソニックセイバーの魂を受け継がせるべく、最初はソニックセイバーの形見であるトルクチューンモーターを使用。魂の引継ぎを終えた後は新たなモーターを搭載し、2位を飾った。サマーカップでは、ビークスパイダーの攻撃により、リタイアとなる。大神カップでは、1位を飾った。オータムカップにも出場するが、ベスト3には入れなかった。
その後サイクロンマグナムの性能に焦った烈の改造により他のマシンの機能を再現できるようになったが[9]、ソニック本来の走りは失われたことから(豪いわく「訳わかんねえへっぽこぴーマシン」)3代目ソニックことハリケーンソニックの制作に至った。
原作では、土屋博士にVセイバーを返すために足を運んだサマーカップで藤吉の手で無理やり出場させられるが、ビクトリーマグナムと共にコースアウトした際に落ちた網の中で、もがく姿にセイバーの最期を思い出した星馬兄弟の手で2台とも助けられ、メンテにより本来の力を発揮。2位を飾った。
アニメ版『MAX』では市販品として量産が行われた。
ハリケーンソニック(Hurricane Sonic)
シリーズ - フルカウル
シャーシ - スーパーTZ、AR
3代目ソニック。サイクロンマグナムと同じスーパーダウンフォースマシンだが、スピードでダウンフォースを生み出すマグナムと違い、車体全体が翼の役割をしているウイングカーであるとのこと。カウルもシャーシも全て翼の一部であり、シャーシ一体型のサイドローラーもウイングの役割をしている。最大の特徴は小型のフロントウィングと3段のフラップを備えた大型のリヤウィングによる2段型ウイング。
SGJCに向けて制作し、大神博士の援助を受けることで完成。公式レースにおいては、SGJCが初出場となった。
WGPにおいては、グランプリマシン仕様となり、TRFビクトリーズのリーダーマシンとして活躍。第1回WGP終盤のオーディンズ戦にてコースアウトして大破。回収しようとした烈は、転落して足を負傷し、病院に入院した。
原作ではWGP開催前にブレットとのレースに敗北した後、バンガードソニックに代わる新たなマシンとして烈自身の手で制作された。
必殺走法は「ハリケーンパワードリフト」。
バスターソニック(Buster Sonic)
シリーズ - フルカウル
シャーシ - スーパーTZ、AR
4代目ソニック。最大の特徴はフロントダンパーの可変機構であり、コーナーにおいてはフロントのノーズを沈み込ませることで強烈なダウンフォースを発生させホイールベースを短縮し、直線では逆にダウンフォースを減らしホイールベースを延ばすことでスピードを稼いでいる安定性とスピードを両立させたマシン。必殺走法はフロントサスの反動で車体の向きを変えて曲がる「バスターターン」コーナリングにおいては最強クラスの性能を誇り、これによってアイゼンヴォルフのミハエルが使用するベルクカイザーR型にも勝利している。
原作では、ハリケーンソニックが修理したばかりで、セッティングが完璧でないとはいえビートマグナムにコーナーリングで負けた後、土屋博士から貰ったスーパービートシャーシを改良したシャーシにハリケーンソニックを乗せてみた結果、マグナムに勝てるようになったが、烈自身はしっくり来なかった。そんな時、ジュンがマウンテンバイクで見せたエアターンからアイデアが湧き、サスペンションをフロントに移動させるなどして完成させた。必殺走法の名は「バスターフェニックスターン」となっている。
『MAX』原作の番外編では市販化されたのかモブキャラクターの大半がビートマグナムかこちらのマシンの色違いを走らせている。
ブリッツァーソニック(Blitzer Sonic)
シリーズ - エアロ
シャーシ - VS
5代目ソニック。細く尖ったフロントノーズやぎりぎりまで小型化されたフェンダーなど、空力性能がいちだんとアップしており、リヤウイングは3つに分かれた複合型を装備、これによってあらゆる場面でダウンフォースを確保している。フロントには高性能なサスペンションが装備され、カーブでの安定性を向上させている。これまでのソニック系以上に、赤いボディになっている。
第2回WGPにおいて、開発された。コミック劇中での登場は「駆けろ!ロデオソニック」のみ。
原作終了後の月刊コロコロコミック誌ではこしたてつひろによる挿絵とジオラマによるフォトストーリーが掲載され、ビクトリーズのメンバーとアイデアを出し合いマシンを製作[10]、その後、最終仕上げは烈が行い、豪(ライトニングマグナム)とのレースを行っている[11]。原作のルーキーチーム戦後はネロ、豪、カリフとともにアフリカへ渡った烈がこのマシンでレースを行い、砂漠のクラッシュでライトニングマグナムとディオマース・ネロがリタイアしたあと、コーナリングでデザートゴーレムを引き離し勝利を収めている[12]
ロデオソニック(Rodeo Sonic)
シリーズ - PRO
シャーシ - MS
ミニ四駆25周年を記念して作られた6代目ソニック。外見は初代マシンのソニックセイバーに似ている。
ストーリーでは、書き下ろし漫画「駆けろ!ロデオソニック」および「爆誕!バイソンマグナム」のラストシーンに登場。ブリッツァーソニックの改造型であり、元々は突出し過ぎたパワーをコントロールし、スムーズに走らせるために、補強パーツによってシャーシを押さえ込んでいたが、カルロに「意気地の無い改造をした」と指摘されたことで、補強パーツの解除と大型ウイングを寝かせ、自由な走りをする超攻撃的なマシンへと変わった。
ブラストソニック(Blast Sonic)
シリーズ - フルカウル
シャーシ - AR
物語では『爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!』に登場。
土屋博士の推薦での海外留学を機にミニ四駆を卒業する烈が、豪との最後の勝負に当り自身の知見の全てを傾注したマシンで、恐らくバスターソニックの直接の後継機に当たる。
ウィングだけでなくボディ全体で空気の流れを制御する可変ボディシステムを搭載。
Gブラストソニック(グレートブラストソニック、G (Great) Blast Sonic)
シリーズ - フルカウル
シャーシ - AR
最後の戦いの最中にコースを塞いだ炎にブラストソニックが突っ込んだ結果、ボディが変形してパワーアップした姿。
執念の走りによって豪との勝負に勝利した。
必殺走法は「G(グレート)ブラストソニックファイアスピンダンス」。
この時に豪が烈とのレースに使用したマシンはビートマグナムであり、ライトニング/バイソンマグナム及びブリッツァー/ロデオソニックについては一切の言及がなく、ブラストソニック自体も上記の通りバスターソニックの後継機であり、時系列が不明になっている。また、中学生編ではボディは元のブラストソニックに戻っていた。
コスモソニック
シリーズ - フルカウル
シャーシ - FM-A
Return_Racers!!にてGブラストソニックが敗北した際に歴代のソニックに夢で励まされながら開発されたマシン。
Gブラストソニックの後継機に当たりシャーシもグレードマグナムと同様のFMシャーシである。
その後、佐上模型店に飾られていたがスーパーアバンテRSを失った翼の友達の瞬に譲渡された。

  1. ^ カイがVマグナムのデータを破壊するために送り込んできたミニ四駆型コンピュータウイルスにより、データは破壊されたが、豪の中には、サイクロンマグナムのイメージが残っていたため、問題はなかった。
  2. ^ 土屋博士はアメリカへ行っており、研究所を空けていた。
  3. ^ GJCオータムレース開催前夜、寝ぼけた豪のせいで最終調整装置の電源が落ちたが藤吉のヘリコプターで移動しながら最終調整を再開し、ギリギリのところで完成させた。
  4. ^ Jの解析の結果、この原因は風の流れにあると判明。比較的遅い速度で走行しているときは車体側面の空気がボディに沿って流れるものの加速してスピードが上昇すると車体上面の空気が高く跳ね上げられ、側面の空気が上へ回り込み、その時に一部の空気がリアフェンダーの下からカウルの内側へ回り込んで圧縮されるためだと述べる。すなわち、マシンの上と下の空気が速く流れて圧力が低いために内部の空気の圧力によって、カウルが外れたのである。後にこのマシントラブルの本質的な問題点はボディの強度不足によるものだと判明するが帰国した土屋博士がアメリカで開発したプラスチックの分子結合を高める強化材をコーティングしたことで克服している。
  5. ^ 大破したサイクロンマグナムに二郎丸が持ってきたピットボックスを使って、ハリケーンソニックのリアウイング、ネオトライダガーZMCのモーターとギア、スピンコブラの特性チタン合金シャフト、プロトセイバーEVO.のセンサー類を搭載したもの。
  6. ^ もっとも、このレースはポイント制なので1位は豪だが、2位から5位まではロッソストラーダのメンバーが独占しており、勝負には勝ったが総合ポイントではロッソストラーダが上であるため、レースでは負けという結果となるが、ロッソストラーダはこの結果に不満だった模様。
  7. ^ ただし、スーパーTZシャーシ標準の物ではなくアルミリアローラーステーアルミリアローラ、アルミリアローラーステーアルミリアローラーステー。国内編とWGP編(途中まで)のEDのCGではスーパーTZシャーシ標準の物を装備しているがローラーは装備していない。
  8. ^ ボディ自体もサイクロンマグナムを中心にハリケーンソニックのリアウイング、ネオトライダガーZMCのフロントタイヤカウル、スピンコブラのキャノピー、プロトセイバーEVO.のフロントカウル中央部が反映されている。設計時の大径タイヤは烈の案によるもの。
  9. ^ サンダードリフト、壁走り、可変ウイングを再現した。さらにはコースアウトした際にマグナムトルネードに近い回転を披露した。ただし外見上はアルミワイドローラーマウントとブラックセイバーのウイング(をソニックカラーにしたもの)がついているだけである。
  10. ^ 『月刊コロコロコミック』1999年12月号、小学館、200-201頁。
  11. ^ 『月刊コロコロコミック』2000年1月号、小学館、216-217頁。
  12. ^ 『月刊コロコロコミック』2000年2月号、小学館、238-239頁。
  13. ^ 新マシンの設計が決まらなかったため、ネオトライダガーで試すことになる。ボディの形状を変えることはできないため、カウルの中に搭載した。
  14. ^ 漫画版では、ロッソストラーダ戦でスピンコブラが再起不能になったために、スピンバイパーを開発している。
  15. ^ その時のレースは藤吉のゲームセンターに配備されたコースのルールを賭けたもので、藤吉が勝利したことでルール変更は行われなかったが、観ていたギャラリーたちは、ビークスパイダーにも関心を寄せたため、バトルレースが広まるようになった。そのため、カイは満足気に去って行った。
  16. ^ 役目を終えたスピンコブラに対し、二郎丸は労いの言葉を送っている。
  17. ^ 烈が負傷で戦線を離脱し、出場マシンの枠が空いていたため。
  18. ^ 本来なら二郎丸も出場するはずだったが、遊園地内で迷子になり、レースに間に合わなかった。
  19. ^ 藤吉のスピンアックスは「サンダードリフト走法」でかわした(ファイターの台詞より)が、実際のところは、かわしたというより、吹き飛ばされた衝撃でコースフェンスに衝突し、その反動でサンダードリフト状態になった。
  20. ^ Jは後ろめたさからリョウの許可なく、無断でトライダガーを持ち去っている。
  21. ^ a b 『月刊コロコロコミック』1995年4月号、小学館、16-17頁。
  22. ^ 『月刊コロコロコミック』1995年5月号、小学館、16頁。
  23. ^ 事実、GJCスプリングレースで土屋博士がファイターに「シックスダブルオー」と指摘したが、ファイターはそれを無視して「ろっぴゃく」と発言している。
  24. ^ サイクロンマグナムは、WGP専用のマシンであるため一般のレースでは使用できない。
  25. ^ とはいえ事故に遭うまではWGP選手/GJC優勝者らしい走りを見せてはいた。
  26. ^ 二代目を制作した際、「二郎丸スペシャルのスペシャルな奴」と命名の経緯を語っている。
  27. ^ 原因はたまみがマグナムのスイッチをきちんと入れなかったことにより、ゴール目前で止まったところ、ワイルドホームランが抜いたことによるもの。
  28. ^ 実際はレイに対して向けたもの。
  29. ^ 『月刊コロコロコミック』1995年11月号、小学館、8-9頁。
  30. ^ ただし、既に1週周回遅れになっている。
  31. ^ 『リアルミニ四駆 No.03 バックブレーダー』タミヤ模型、1997年3月、組立説明書。
  32. ^ こしたてつひろ『爆走兄弟レッツ&ゴー』11巻、小学館、1997年5月、17-22頁。ISBN 4-09-142541-0
  33. ^ こしたてつひろ『爆走兄弟レッツ&ゴー』10巻、1997年2月、小学館、107頁。ISBN 4-09-142300-0
  34. ^ 『爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGPガイド』小学館、1997年8月、81頁。ISBN 4-09-101588-3
  35. ^ こしたてつひろ『爆走兄弟レッツ&ゴー』11巻、小学館、1997年5月、69頁。ISBN 4-09-142541-0
  36. ^ アニメにおいてこの設定についての言及はなかった。
  37. ^ 本来はイタリア語で「別れの踊り」の意味。
  38. ^ 「DIO(神)」のIOを数字の10に変更。
  39. ^ 名前が出た当初から取り沙汰されていたのはOOhgamiから取ったという話だったが、前述の通りで由来は大神博士ではない。
  40. ^ この必殺技を豪樹が編み出す以前から知っていたのは、開発者である一文字博士と真嶋左京のみである。
  41. ^ a b 大神博士いわく「圧縮した空気を外部から受け取り、燃焼させている」とのこと
  42. ^ なお、この構想は以前から大神博士もニューマシンのために考えていた。
  43. ^ もっともこの時、バトルレースから足を洗ったはずのマリナが再びバトルレーサーに戻ったことに豪樹が戸惑い、レースに集中できていなかったこともある。
  44. ^ 最も一文字博士はマックスブレイカー性能面で限界を感じていたのか、ネロのディオマース・ネロには勝ち目がないと見て、新マシンの開発の必要性を感じていた。
  45. ^ 原作、アニメ共に劇中ではシャドウブレイカーとはあまり呼ばれず、Z-3と呼ばれることが多かった。
  46. ^ なお、この時ファイヤースティンガーはフレイムバードを展開していたため、不本意な形ではあるが、はじめてフレイムバードを破った。
  47. ^ 後に父の一文字博士がボルゾイから持ち出したナックルブレイカーの入ったアタッシュケースを開く鍵の片割れであったことが判明する。
  48. ^ 原作のボルゾニックシステムはアニメ同様MGストーンで作られた物だがマシンにレーサーに牙をむくほどの強力なパワーをもたらす物であり重力を操る物ではない。
  49. ^ このデザインは烈矢自身の手によるもので元々カラーリングはなかった。ダサいというひとしの批判には耳を貸さなかった。
  50. ^ この技は、マックスブレイカーZ-2のエアロバリアも貫通するほどの威力を持つ。
  51. ^ また、第2回ボルゾイオープン終盤では、この形態で壁走りを行い猛スピードでヘアピンコーナーをクリアした。
  52. ^ 本来は重力をコントロールするために使われるものであり、原料となる鉱石はアフリカのごく一部の地域からしか採取できない。その上、不純物を除き純度の高いものを取り出すには、莫大な資金力とプラント施設が必要である。ボルゾイタワーは、そのための工場でもあった。
  53. ^ その為、M1決勝戦の終盤で一文字兄弟のマシンに敗北する原因となった。
  54. ^ また、その際に左京からも良いマシンだと評価された。





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