海田大橋 構造

海田大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 04:43 UTC 版)

構造

海田大橋
基本情報
所在地 広島県
起点側:広島市南区仁保沖町 - 終点側:安芸郡坂町東部流通団地[1]
交差物件 広島湾
座標 北緯34度21分11.4秒 東経132度30分17.5秒 / 北緯34.353167度 東経132.504861度 / 34.353167; 132.504861
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示

諸元

道路諸元
  • 区間
    • 起点 : 広島県広島市南区仁保沖町[1]
    • 終点 : 安芸郡坂町東部流通団地[1][4]
    • 延長 : 2.9km[1]
    • 道路規格 : 第3種1級〔設計速度60km/時〕[4]
      • 将来的には第2種1級 〔設計速度80km/時〕に対応[4][9]
  • 車線数 : 4車線[4][9]
  • ランプ規格 : C規格[4]
橋梁諸元
  • 橋長 : 1856.3m [5]
  • 最大支間長 : 250.0m[1][5]
  • 幅員 : 車道14.0m[1]
  • 航路限界 : 30.0m[1]
  • 橋種 : 連続鋼床版箱桁橋[1][5]

特徴

広島湾海田地区は5,000tクラスの大型運搬船が航行することから比較的大きな航路限界が設定された。

そのため「海田大橋計画技術委員会」を設置し様々な見地から検討した結果、上部工は鋼床版連続箱桁橋、基礎工はオープンケーソンが採用された[4]

オープンとなったのは先に竣工した広島大橋で施工実績があるからである[1]

特に上部工においては、主径間の最大支間長250 mは完成当時としては日本最長の桁橋[1]、2014年現在で宇品大橋についで国内2位にあたる(なみはや大橋江島大橋新町川橋と同位)。無補剛の充腹桁の桁橋としては現在も日本最長である[10]

桁に関し、幅員に対して桁高が高いものとなったこと、半数以上が半径500 mの曲線桁となったため、風洞実験や施工の安全性など十分な検討が行われた[1]


  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 海田大橋(かいたおおはし)”. 広島県. 2014年7月18日閲覧。
  2. ^ 海田大橋通行料”. 広島港湾振興事務所. 2014年7月18日閲覧。
  3. ^ 広島ベイブリッジ”. ひろしま観光ナビ. 2014年7月18日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j 二井岡均 (1986). “臨港道路・出島海田線「海田大橋」海上下部工事”. 土と基礎 (地盤工学会) 34 (4): 80-81. https://ci.nii.ac.jp/naid/110003976644 2014年7月18日閲覧。. 
  5. ^ a b c d 海田大橋”. 日本橋梁建設協会. 2014年7月18日閲覧。
  6. ^ 建設委員会での質疑(平成22年6月18日)”. 高橋雅洋オフィシャルサイト. 2014年7月18日閲覧。
  7. ^ 広島県の二輪車通行規制区間 一般社団法人日本二輪車普及安全協会
  8. ^ 事務所の情報~業務の概要~”. 広島県広島港湾振興事務所 (2012年11月15日). 2017年2月20日閲覧。
  9. ^ a b 広島南道路”. 国土交通省広島国道事務所. 2014年7月18日閲覧。
  10. ^ 橋のデータ館”. 日本橋梁建設協会. 2014年7月18日閲覧。


「海田大橋」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「海田大橋」の関連用語

海田大橋のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



海田大橋のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの海田大橋 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS