水野伽奈子 来歴・人物

水野伽奈子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 16:40 UTC 版)

来歴・人物

一人っ子で両親と3人家族。何をしても落ち着きがなく、両親はもとより親族一同の手をこまねくほどやんちゃな幼少期を過ごす。ところが5歳の夏、母親の知り合いから譲り受けた劇団四季ファミリーミュージカルを観劇した折、微動だにせずじっと舞台を見つめて母親を驚愕させる。 観劇直後に「わたし、これやる」と宣言する。

2歳から水泳を習い始め小学6年から競泳の強化選手に選ばれ、ジュニアオリンピックや数々の試合に出場するも、目指したい道が見つかったと中学2年の時に周囲の反対を押し切りあっさりと競泳のチームを辞めてしまう。

天真爛漫で明るく、やりたい事への時間は惜しまない。これと決めたらブレずにやり抜くところがあり、飽きるということがまずない性格。当時憧れていた劇団四季の俳優陣が音大出身者が多かったことから大阪音楽大学受験を目指す。3歳から続けていたピアノではなくミュージカルのために声楽専攻で受験した。自ら図書館で音楽大学の講師名簿を探しいきなり電話で弟子入りを願いでる。大阪音楽大学教授の山村弘に高校一年から大学卒業まで師事。時を同じくして貞松浜田バレエ学園に通い出す。大阪市内のダンススタジオでダンスレッスンに励むがその時の恩師で元OSK日本歌劇団の神代千穂の勧めで東宝芸能オーディションを受験、見事合格する。事務所に入ったもののなかなか仕事はなく、地元神戸でアルバイトを重ね、夜行バスで片道8時間以上かけて上京し、オーディションやレッスンのために行き来する生活を約2年間続ける。先に上京してしまうと生活に追われてレッスンどころではなくなるということと、両親に上京するとはなかなか言い出せなかったことがこの2年間を生み出した。

とにかく踊ることが好きで、寝ても覚めてもレッスン漬けの毎日を送る。切れ味鋭くパワフルなダンスは、小野大輔率いるチームD(小野大輔ダンサー)や茅原実里率いるCMD(茅原実里ダンサー)で披露している。

ダンスは13歳よりジャズダンスクラシックバレエヒップホップタップダンス、等のレッスンを始める。東京に上京にしてからの恩師はTETSUHARU川崎悦子、松田尚子。渋谷区恵比寿のビートニックスタジオにてレッスンに励む。本人曰く「一生のHOME」とのこと。

2005年に行われた愛・地球博瀬戸日本館で行われた日本政府出展事業、群読叙事詩劇「一粒の種」に2000人以上の応募者の中からオーディションで選出され見事「少女」役に抜てきされる。万博開催期間、半年で4000ステージ以上をつとめあげた。

当時の事務所からディズニーでのダンサーを勧められるが頑なに断りアーティストのバックダンサー、舞台、MVやCMにこだわり数多く出演。       

2009年恩師川崎悦子の勧めで劇団⭐︎新感線「蜉蝣峠」( いのうえひでのり 作演出 赤坂ACTシアター梅田芸術劇場)に出演する。

芝居を、一つの作品をじっくり作ってみたいという事から2011年劇団鹿殺しのキャストオーディションに参加し見事合格し「電車は血で走る」(丸尾丸一郎作・菜月チョビ演出 東京芸術劇場シアターウエスト)に出演。公演後そのまま劇団員となり退団までの全ての作品に出演、劇中の振付も行う。

芝居も子供の頃から好きで、初めて観たのは図書館のビデオコーナーにあった野田秀樹主宰の劇団夢の遊民社の「半神」(原作は萩尾望都)である。セリフ回しが独特で一度で理解できず毎日放課後に図書館に出向き同じ作品ばかり何百回も観て覚えてしまう。主演を務めていた円城寺あやに強い憧れを抱き、いつか自分もこんな風に芝居をすると心に誓う。その後上京し2013年燐光群「カウラの班長会議」(坂手洋二作・演出、創立30周年記念、下北沢ザ・スズナリ)に出演した際に円城寺あやと共演を果たす。その後2015年にも 燐光群現代能楽集「クイズ・ショウ」(坂手洋二作・演出、下北沢ザ・スズナリ)で再び共演する。

2013年には、サザンオールスターズ の復活ライブである 約35万人にも及ぶ観客を動員した大規模野外スタジアムツアーWOWOW presents サザンオールスターズ SUPER SUMMER LIVE 2013「灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!」 にバックアップダンサーとして出演、ツアーに参加する。




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