植物採集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/07 14:57 UTC 版)
植物採集と自然保護
昆虫採集が自然破壊であると言われるように、植物採集もその面がある。いずれも伐採や土木工事を伴う大規模な開発に比べれば微々たるものではあるが、場合によっては特定の種を危機に追い込む場面がある。
植物の場合、より危険なのは山野草趣味など、園芸目的に関する採取である。そのために絶滅に瀕しているものは枚挙にいとまがない。
それに比べて、植物採集をする人間は数が少なく、そのような危険は少ないのであるが、それでもまずい例はある。例えばごく限られた場所にはえている植物には、やはり時々立ち寄っては採集をする場合がある。何しろ植物は逃げられないので、このような行為のために次第に数を減らしてしまう、という例がやはりあるのである。また、シダ植物には熱狂的なマニア層があり、集中的な採集で一気に数を減らしてしまう、という例もある。
参考文献
- 北村四郎他(1957),『原色植物図鑑 草本編I』,保育社
- 田中徳久、(2011)、植物の重複標本という考え方. 自然科学のとびら Vol.17(4)p.30
関連項目
- ^ 田中(2011)
植物採集と同じ種類の言葉
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