映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/27 14:19 UTC 版)
舞台・設定
- フルメタル
- 太陽製造機の暴走の過程で生まれた、ひみつ道具に使われている特殊な金属。扱うためには免許が必要なため、クルトの道具には使用されていない。資源量に限りがあるらしく、将来的な枯渇が心配されている。
- 漫画版では「フルエネルギー」に差し替えられている。
- ペプラーメタル
- ペプラー博士が開発中のフルメタルに代わる金属。変換装置によってすべてのフルメタルをペプラーメタルに変換したが未完成だったため、ひみつ道具などの消滅を招いた。
- 怪盗DXスーツ
- クルトが作成した、怪盗DXに変身するための道具。普段は蝶ネクタイの形をしており、首元にかざすことで怪盗DXに変身し、モノクルについた紐を引く(漫画版ではスーツの蝶ネクタイ部分を引っ張る)ことで変身が解除される。変身後は体型が変わり、上記のように身体能力が大きく上昇する。また、何かを盗む際にはその持ち主に対して、怪盗DXのホログラムとメッセージが流れる「予告状」(DXの文字が書かれたもの)を送る決まりになっている。
- ドラえもんが使用すると、頭のみをドラえもんのままにした「怪盗ドラX」となる。
ひみつ道具ミュージアム
22世紀にある秘密道具が初期の型から新型まですべて展示されている、空中に浮かぶ博物館。アクセスは入場チケットから出現する専用の乗り物で行われている。ひみつ道具はテーマ別に各ホールにまとめられており、各展示室へはエントランスホールの歴代のどこでもドアや、各館にある専用のどこでもドアや抜け穴ボールペンなどでも移動できる。博物館下の島にはひみつ道具職人が集まり、日々新しいひみつ道具の製作に勤しんでいる。博物館はとてつもなく広大で、開館当初は遭難者が何人も出た。博物館職員の間では「博物館の怪人」などの怪談がまことしやかに語られている。
ロボット館
すべてのロボットのひみつ道具が展示されている。ロボットは自動で動き回ったり、浮かんで展示されている。いくつかの島が浮かんでおり、コピーロボットで遊べるコーナーの島やゴンスケの畑とスッポンロボつりコーナーの島、ガードロボを収容している檻(おり)などもある。
宇宙館
宇宙空間にある館。天の川鉄道や宇宙船など、宇宙に関係する道具が展示されている。館内では食用宇宙服を食べる必要がある。
水館
水中にある館。水中や海中で使用する道具が展示されているほか、様々な魚が自由に泳ぎ回っている。
カメラ館
きせかえカメラやすーぱーひーろーかめらなど、様々なカメラが展示されている。試写コーナーがある。
空館
雲の上にある館。空を飛べる道具が展示されているほか、タケコプターが発明されるまでの試行錯誤が記録された映像を見ることができる。
自然館
緑あふれる大自然の館。キャンプで使う道具や、植物、昆虫に関係する道具が展示されている。
なんでも館
なんでもかんでも色々ある館。上と下に重力が働いている。
その他
- ライト館
- 怪盗DXがビッグライトを盗んだため立ち入り禁止。
- 館長室
- フィークス館長が普段すごしている。芝が敷かれており、芝刈り魚を放している、机にも道具が置いてあることがある。
- 太陽製造機フロア(立入禁止区画)
- フルメタルで封印された太陽製造機があるフロア。
- ペプラー博士の研究室
- 秘密の通路の奥にある秘密の研究室兼、居住スペース。ペプラー博士とジンジャーとクルトでペプラーメタル製造マシンを開発している。部屋の前には壊れたひみつ道具などが散乱している。
- 博物館の怪人
- 博物館でお菓子など細々なものが紛失したり、自然館から不気味な声が聞こえてくるなど、怪談のようにその存在が噂されている。マスタード警部は怪盗DXとの関連を疑っていた。
- 正体は一人の人物によるものではなく、主に上述のジンジャーやフィークスの行動によるものだった。
注釈
- ^ てんとう虫コミックス1巻収録。第2期テレビシリーズでは2006年4月21日に放送。
- ^ a b ガリバートンネルは点検のために作業員が彼らに気づかずに持って行ってしまったためで、博物館のビッグライトは怪盗DXに盗まれていて、ドラえもんのビッグライトはポケットに住みついたスッポンロボのせいでポケット自体が使えなくなったため。
- ^ a b 漫画版での名称は「ターメリック・ペプラー博士」「クルト・ハルトマン博士」。
- ^ 身代わりとしてクルトの姿になっていたコピーロボットに対しては、違和感を感じる仕草をした後、彼ではなくしずかの頭上に飛び乗った。
- ^ ゲーム版ではわずかだがペプラーメタルを完成させた
- ^ 『ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ』を含んだ作品数。
- ^ ゴジラシリーズは2016年公開の『シン・ゴジラ』で、邦画の実写としては初の動員1億人突破を達成している[16]。
- ^ 後日放送されたCSテレ朝チャンネル1では無修正版が放送された
- ^ ころばし屋によって転ばされるのが原作ではジャイアンだが本作ではスネ夫になっている。
- ^ 第1話のみタイトルが『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 〜プロローグ〜』
出典
- ^ a b 「『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』公式サイト」映画ドラえもん公式サイト 2023年7月3日閲覧
- ^ “過去のゴールデングロス賞 - 全国興行生活衛生同業組合連合会”. Japan Association of TheaterOwners.. 2020年3月25日閲覧。
- ^ OKStarsインタビューVol.242 アニメ監督寺本幸代参照。むぎわらは前作に引き続き「企画・原案協力」としてエンドロールで名前がクレジットされている。
- ^ a b c 映画パンフレットより。
- ^ a b 寺本幸代監督DXロングインタビューより
- ^ 俳優・向井理さんがドラえもんに出演決定!
- ^ 向井理、声優初挑戦!『ドラえもん』で“向井おさる”に!
- ^ 向井おさる 公式ファンページ「おさるの部屋 〜OsaRoom〜」
- ^ ESP/UTB映像アカデミー 業界用語辞典 「エリ合成」参照。
- ^ “担当声優さんが選ぶ『映画ドラえもん』シリーズのオススメはコレだ! | アニメイトタイムズ”. 担当声優さんが選ぶ『映画ドラえもん』シリーズのオススメはコレだ! | アニメイトタイムズ. 2024年1月27日閲覧。
- ^ やっぱり春は『ドラえもん』!大ヒットスタートで初登場トップ!【映画週末興行成績】シネマトゥデイ 2013年3月12日
- ^ 子供に大人気! 『ドラえもん』新作が映画満足度ランク首位チケットぴあ 2013年3月11日
- ^ 『ドラえもん』がV2!『レ・ミゼラブル』はついに興収55億円突破!【映画週末興行成績】シネマトゥデイ 2013年3月19日
- ^ “2014年記者発表資料(2013年度統計)” (PDF). 日本映画製作者連盟 (2013年1月28日). 2013年1月28日閲覧。
- ^ ドラえもん映画、1億人見た シリーズ34作目で突破朝日新聞 2013年3月26日
- ^ “国産ゴジラシリーズ、累計動員1億人突破!庵野秀明『シン・ゴジラ』で達成”. シネマトゥデイ. (2016年8月3日) 2017年12月10日閲覧。
- ^ [映画ドラえもん]シリーズ累計動員数1億人突破記念 スペシャル動画 - YouTube
- ^ しずかちゃんの裸シーンに修正入った 「ドラえもん」に自主規制の「魔の手が」と衝撃走る J-CASTニュース 2014年3月11日
- ^ “過去のゴールデングロス賞 - 全国興行生活衛生同業組合連合会”. Japan Association of TheaterOwners.. 2020年3月25日閲覧。
- ^ ひみつ道具大作戦!【結果発表】〜キミの考えたひみつ道具を映画に出そう!〜
- ^ ドラえもん100体が箱根でお出迎え "元祖"も出没msn産経ニュース 2013年2月27日
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