日経スペシャル 未来世紀ジパング〜沸騰現場の経済学〜 概要

日経スペシャル 未来世紀ジパング〜沸騰現場の経済学〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 00:49 UTC 版)

概要

日本経済新聞社が広告・制作に協力する『日経スペシャル』の第3弾となる番組。最新の経済事情のホットな現場を取材するルポルタージュを中心軸に、専門家・有識者ら「沸騰ナビゲーター」とゲストとの対談などを通し、世界各地の政治経済・社会情勢を分かりやすく伝える。

初回は放送時間を拡大し、20:00 - 22:48の3時間スペシャルでの放送で、沸騰ナビゲーターとして池上彰が出演。以降の放送でも、池上の海外取材などで構成する冠企画「池上彰スペシャル」を、随時放送している。

2012年8月12日の16:00 - 16:55枠で、『特別編!世界の沸騰現場を池上彰が『線で結んで』解説!』と題し、沸騰ナビゲーターは、この日で9回目となる池上彰が出演、これまでに取材してきた「沸騰の現場」についての総括、かつレギュラー放送を視聴したことのない人に向けての番組宣伝も兼ねた内容で、初めてレギュラー放送されている月曜22時台以外の日曜日かつ夕方に放送された[1]

なお、放送開始から2014年3月までは、SHELLYタレント)と大浜平太郎(テレビ東京報道局キャスター)が司会を担当。同年4月から2016年1月4日放送分までは、SHELLYの単独司会体制へ移行するとともに、テレビ東京の女性アナウンサー(大橋未歩秋元玲奈)が進行役を務めていた。

SHELLYが2016年1月から第1子の産前産後休暇に入ったため、同月11日放送分からは、SHEELYと縁の深い芸能人小島瑠璃子ハリー杉山ホラン千秋山口もえユージなど)が「SHELLYフレンズ」と称して交互に友情出演[2][注 2]。また、暫定措置として秋元が司会に昇格したほか、大浜も司会に復帰していた。

SHELLYは、第1子の出産を経て、2016年4月25日放送分より司会に復帰[3]。これを機に、大浜が再び降板したうえで、SHELLY・秋元による共同司会体制へ移行した。2017年9月25日放送分からは、第1子の産前産後休暇に入る秋元に代わって、後輩アナウンサーの片渕茜が進行を担当。SHELLYも2018年2月に第2子の出産を控えているため、2017年12月18日放送分からは、内田恭子フジテレビ出身のフリーアナウンサー)をSHELLYの代役に立てる。内田はゲストとして過去に当番組へ数回出演していたが、テレビ東京制作番組でのレギュラー司会は、この代演による起用が初めてである[4]

視聴率は、おおむね6 -7%台で推移(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。池上が出演する場合や、中国韓国を取り上げる場合には、特に高い視聴率を記録するという(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。2016年以降は、エンターテインメント性や視聴率が高く、陳腐化しにくい過去の放送内容[5]をまとめた単行本や電子書籍を随時販売している(詳細後述)。

レギュラー放送での最高視聴率は、アメリカ、中国、韓国、フィリピン、インドネシア、イタリアなど数ヶ国を取り上げた2016年11月21日放送分の『第239回 池上彰の緊急スペシャル "世界激変"そのとき日本は!?』8.4%。放送枠を拡大したスペシャル版を含めれば、2017年4月10日放送分の『第256回 池上彰の世界激変3時間スペシャル 世界を分断する"見えない壁" そのとき日本は?』で記録した9.2%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)が最高視聴率に当たる。

なお、テレビ東京では2018年4月改編で、月曜日22時台の放送枠を『ドラマBiz』(「日経スペシャル」シリーズの連続ドラマ枠)に転換。当番組では、同月11日放送分から放送枠を毎週水曜日の22:00 - 22:54へ移動した[6]うえで、前枠番組(『家、ついて行ってイイですか?』)からのステブレレスで開始するようになった。さらに、基本として週替わりで出演していた「沸騰ナビゲーター」に代わって、鎌田靖NHKの社会部記者出身で池上の後輩に当たるフリージャーナリスト)が「ナビゲーター」としてレギュラー陣へ加わった。

番組開始から8年近くにわたって放送されてきたが、2019年9月18日放送分で終了。最終回では、放送枠を22:00 - 23:24へ拡大したうえで、『未来世紀ジパング〜総力取材!世界の沸騰現場から日本の未来が見える〜スペシャル』というタイトルで放送した。


注釈

  1. ^ 字幕は、SHELLYの声が黄色、片渕の声が水色、その他の出演者の声が白で表示される。
  2. ^ 放送上は、「SHELLYフレンズ」を紹介する際に、SHELLYからの伝言を字幕で表示している。
  3. ^ 2018年3月26日までは月曜 22:00 - 22:54に放送していた。
  4. ^ 最終放送日の2019年9月18日に『県議会だより』を編成したことにより、途中打ち切り。
  5. ^ 第15回放送分よりネット開始。
  6. ^ 2013年9月29日に一旦打ち切られたが(打ち切り以前の放送時間は日曜 9:00 - 10:00)、2014年4月1日に水曜未明枠でネット再開し、2017年5月9日より水曜 1:35 - 2:35(火曜深夜)へ移動。2018年10月以降より現在の放送時間となった。
  7. ^ 最終回は放送せず、第363回放送分をもって打ち切り。
  8. ^ 第230回放送分よりネット開始したが、第252回放送分で打ち切り。
  9. ^ 第227回放送分よりネット開始。2017年4月から9月までは15:00 - 15:55。2018年3月で打ち切り。
  10. ^ 放送当初の社名はBSジャパン。第141回放送分よりネット開始したが、第320回放送分で打ち切り。

出典






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