悪魔城ドラキュラシリーズの登場人物 エネミーキャラクター

悪魔城ドラキュラシリーズの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 13:21 UTC 版)

エネミーキャラクター

ドラキュラ伯爵ヴラド・ツェペシュ
声:石丸博也血の輪廻)、若本規夫月下の夜想曲ギャラリー オブ ラビリンスXクロニクル奪われた刻印ハーモニー オブ ディスペアー、Grimoire of Souls)、大場真人闇の呪印)、中田譲治ジャッジメント)、チャールズ・グラバーAC)、藤原啓治 / ロバート・カーライルロード オブ シャドウ宿命の魔鏡ロード オブ シャドウ2)、内田直哉 / グレアム・マクタヴィッシュ (アニメ『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア- 』)
登場作品:ほぼ全作
悪魔城の魔王として君臨し、数多の闇の眷属を従える真祖ヴァンパイア。ほぼシリーズ全作に最終ボスなどで登場し、そのキャラクター設定は作品ごとにそれぞれ異なっていたり、変化していったりもするが、基本的には「100年に一度蘇る吸血鬼の魔王で悪魔城の城主」ということである。
アルカードの父親であり、威圧的で何者も受け付けない。ドラキュラの魔人伝説はトランシルヴァニア地方に古くから伝わり、100年に一度キリストの力が弱まるころ邪悪な心の人間達の破滅を求める声に呼応して蘇るとされ、古来よりヴァンパイアハンター達によって何度も倒されて闇の世界に封印されてきたが、何度でも蘇り完全に滅びる事はない。人々の信仰心が薄れてきた時に、繰り返し姿を変えて復活する。[6]その魔力は復活する度に強くなるとされている。
シリーズ初期のデザインは、いかにもドラキュラ伯爵といった黒髪か金髪のオールバックで黒と赤のマント姿である事が多かったが、『月下の夜想曲』以降は、白髪と髭のやや老けたデザインが採用される事が増えた。なお、以降も黒髪オールバックが採用される事が無くなった訳ではなく、単に完全復活の状態なのか不完全な復活の状態かを表しただけの場合もある。
強大な暗黒魔力の持ち主であり、魔導や錬金術などにも精通している。戦闘では、瞬間移動してマントを翻し火弾や電撃などを放ったりする他、蝙蝠や狼に変身または召喚したり吸血攻撃したり、作品によっては吸血鬼の強靭な肉体を用いた格闘戦も行うなど、様々な魔術を使う。さらに、倒したと思っても、「我に力を」などと叫び真祖の力を解放して、闇の魔人・魔獣の邪悪な姿(正式名称は魔人のサターンドラキュラ、魔獣のデーモンドラキュラ)と化す事もある。
元は人間であったとされるが、人間から吸血鬼になった発端・経緯エピソードも作品ごとに異なっていたりし、複数ある。
『ドラキュラ伝説』での設定では、元は邪悪な呪術者でトランシルヴァニアの外れに暗黒の城を築き、日に日に魔力を身に付け凶悪になっていき、毎晩悪魔の儀式を行い数々の魔物を異界から呼び出して下僕とし、永遠の命と魔力を持つ魔王になろうとしていた狂的な悪魔崇拝者だった。
『悪魔城伝説』での設定では、殺戮を喜びとし、遥か太古に失われ禁忌とされていた魔術を蘇えらせて暗黒邪神崇拝を復活させ、邪神の力を借りて魔界から魔物を次々と世へ送り出し、自らの領地トランシルヴァニアのワラキア全土を暗黒と殺戮の焦土に変えた。反抗する者たちは八つ裂きや串刺しの刑や魔力によって化け物に変え、トランシルヴァニア地方で破壊の限りを尽くしたことに飽き足らず、この地を穢し血で染めようという野望に狂って、その魔の手をヨーロッパ全土に広げようとはかった。強大な力を得るため悪魔に自らの身と魂を売り渡したことにより、すでに人間ではなく悪魔そのものといえる程までになっており、アルカードにも悪魔との契約を強要し人間の体でなくした。
『キャッスルヴァニア』(PS2版)での設定では、かつては神の平和を守る騎士の1人「マティアス・クロンクビスト」としてレオン・ベルモンドと共に神の為に命をかけて戦った無二の親友であったが、凱旋中に妻であるエリザベータが病死してしまった事をきっかけに、彼は神に裏切られた憎しみと最愛の人を失った絶望に飲まれ、彼自身も病床に伏せてしまう。しかし、エリザベータの遺品の中にあったヴァンパイアの魂を対価に、その力と呪いを受け継ぐヴァンパイアの至宝「深紅の石」を見つけた彼は、石に従属する死神に深紅の石に選ばれた事を告げられ、最愛の人を奪った神への復讐を誓う。更にクロンクビスト家の口伝の秘術を記した古文書から、永遠の夜を齎すもう一つの至宝「漆黒の石」の存在を知り、そしてその石をヴァルター・ベルンハルトが持っている事を利用して死神をヴァルターの部下に潜りこませた後に、何食わぬ顔で永遠の命を持て余していたヴァルターにレオンの存在をそそのかし、レオンの許婚であるサラをさらう事を促す。そして犠牲の果てにヴァルターを倒したレオンの前で、全ては永遠の命を手に入れる事で、限られた命の定めに逆らい、未来永劫神に繋がる全てを呪い続ける復讐のためにレオン達を利用した事を明かす。人である事を捨てたマティアスは同じ悲しみを背負うレオンも夜の一族に誘うが、サラとの約束の想いを継いだレオンに「望まれない永遠はただ虚しいだけだ」と拒絶され、この時からベルモンド一族とドラキュラの因縁が始まる事になる。
続くPS2二作目の『闇の呪印』では、数百年間人知れぬ地で自分の正体を隠しながら神を呪い続けたマティアスはいつしかワラキアの王となり、前妻エリザベータの生き写しとも言える2人目の妻リサと出会い、息子アドリアン(アルカード)が誕生する。また魔導を志す者達にとってはカリスマ的存在でもあったようで、魔術の素養があった部下のヘクターやアイザックに悪魔精錬術を指導している。神を崇拝する異国の者たちと戦いながらも、一時期は人としての心を取り戻すが、自分の力が及ばない白昼、リサが人間達の狂気によって、魔女として無残にも殺されてしまった事件をきっかけに彼は人間に対しても憎悪と怒りを露わにすると共に、自らを悪魔(ドラキュラ)と名乗り、ヴァンパイアとしての正体をさらけ出して、全人類への大虐殺を開始する。
何百年にも渡ってヴァンパイアハンター達と戦いを繰り広げるが、『暁月の円舞曲』での設定では、1999年(937歳)ユリウス・ベルモンドらの手によってドラキュラの魂と魔力(混沌)が切り離され、魔力の象徴であった悪魔城が日食に封じられて完全な滅びを迎えるが、切り離された魂は後に「来須蒼真」として再び生を受ける事になる。
ドラキュラ伯爵の力の象徴とも言える居城「悪魔城」は、彼の魔力の具現であると共に混沌の産物であり、復活の度に内部の構造が変わり、ドラキュラが倒されると魔力を失って城は崩壊し消えるとされる。しかしドラキュラの魂と魔力は元々1つであるため、『暁月の円舞曲』では、日食に封印されていた悪魔城が、蒼真の存在に呼応して新たな城主を求めて復活している。しかし蒼真が魔王の意思(混沌)に打ち勝ったため、城主無き城は再び日食に封印された。
アニメ・『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-』では長き時を一人で孤独に生きてきた吸血鬼の王で、魔術・科学・医学といった数多くの知識や技術に精通した人物として描かれ、今作では悪魔城も魔力や混沌の産物ではなく高度な科学の力によって様々な場所へ転移することが出来る城として設定されている。時として自らを侮辱した商人たちを残酷に殺害した過去もあるが、好き好んでむやみやたらと暴力を振るう人物ではなく[14]、リサと出会ってからはその考えに感化され、人の血を吸うことを止め普通の人間のように魔力や科学に頼らず歩いて世界を旅するほどでもあり、吸血鬼軍団と悪魔精錬士を結集して人類殲滅に乗り出したのは旅で不在の際に最愛の妻・リサが教会によって魔女として無残に火刑に処されたがため悲嘆し、自らともども世界を滅ぼすためであった。
なお、ドラキュラの魔力の影響力はヨーロッパ全土に及ぶ程強大であり、東方正教会や時の権力者達も、対抗手段を講じていたりし、作品によってはベルモンド一族以外の主人公も登場し、ドラキュラを倒す事ができる。
死神(しにがみ) / デス
声:佐藤正治月下の夜想曲キャッスルヴァニア(PS2版)、闇の呪印ハーモニー オブ ディスペアー、Grimoire of Souls)、川村拓央白夜の協奏曲)、徳山靖彦ギャラリー オブ ラビリンス)、坂口候一ジャッジメント)、麦人 / パトリック・スチュワートロード オブ シャドウロード オブ シャドウ2
登場作品:多数
悪魔城の副官のような存在であり、魔王ドラキュラの永遠の腹心。多くの作品で強敵のボスとして登場する。基本的には上半身のみの骸骨にフード付きのローブを纏った姿だが、作品によっては異形の姿に変化する事もある。魂を狩り取る大鎌「デスサイズ」と数多の暗黒魔術を操る。
ぼくドラキュラくん』では、「死神さん」として登場。悪魔城の執事であり、ドラキュラくんのお目付け役。他の魔物達が悉くガラモスの配下に下ってしまった中、唯一ドラキュラくんの配下に残っている。ガラモス退治に乗り気でないドラキュラくんを叱咤激励したり、ワガママに手を焼いたり心配したりと苦労人。ドラキュラくんを「ぼっちゃま」と呼ぶ。
『キャッスルヴァニア』(PS2版)では、漆黒の石に選ばれたヴァルターに従っていたが、後に深紅の石を持つマティアスに従っていた事が発覚、弱り切ったヴァルターを易々と殺害して、その魂をマティアスに献上した。ドラキュラ伯爵への忠誠心は強く、『月下の夜想曲』ではドラキュラの息子であるアルカードに手を引くよう交渉を持ちかけてアルカードの装備を奪ったり、『白夜の協奏曲』ではマクシームの生み出した城を仮初の城として利用しようとリディーをさらったり、『ギャラリーオブラビリンス』ではドラキュラ伯爵の魔力を利用していたブローネルをジョナサン達を利用して始末したり、『闇の呪印』では人間に化けてヘクターに近づき、ドラキュラ復活の器に仕立て上げたりするなど、主の復活に常に余念がない。『黙示録』では、ドラキュラ復活のためジルドレ、アクトリーセとともに儀式を行った。
死神直属の悪魔騎士として、魔槍を操り地上戦を得意とするベリガン、火炎を吐き空中戦を得意とするギャイボンという2匹の怪物がいる。
メディウサ
声:北浜晴子キャッスルヴァニア(PS2版))
登場作品:多数
蛇の髪と石化の瞳の怪物。基本的に浮遊した蛇頭のみの姿か、下半身が蛇になっている半蛇半人の姿。第1作FC版以来、多くの作品に登場するボス敵。なお名前はSFC版など「メデューサ」表記の作品もある。
訪れた人間を石化させ、自分のコレクションにしてしまう。髪の蛇とは別に下僕の蛇達を従えており、石化光線や蛇で攻撃したり、弓矢や剣で戦う作品もある。また頭髪から「メディウサヘッド」と呼ばれる分身を生み出したり、身体を完全に蛇に変身させる事もある。
デジタルコミックス『ラメント オブ イノセンス』でのメディウサの設定は、伝説に登場する怪物メデューサとは区別され、元々は「ラクエル」という名の人間であり、野山での花摘みが好きな可愛らしく黒髪の美しい少女だった。名高く裕福な地方貴族アルベスの孫娘として生まれた彼女は皆から愛されて育ったが、町の中には彼女と祖父アルベスの地位に嫉妬し憎む者達もおり、衝突が絶えなかった。彼らはアルベス公が奴隷反乱を幇助したとして、それを口実に彼女の一族を抹殺した。日頃からアルベスは奴隷制に異議を唱えていたが、この反乱に関しては完全な濡れ衣であり、ラクエルは唯一囚われの身となってしまう。そして町の人間達は彼女に対して罵声と憎悪の念を付き付け、殺害したアルベスの生首を、まだ幼さの残る彼女の眼前に転がし、彼女は失意のまま首を切られ殺害された。その後ラクエルは憎しみの炎を糧に生きる蛇頭の魔物となり、その姿と石化視の力から伝説の怪物メデューサと同一視されるようになったとされる。そして何らかの形でヴァルター・ベルンハルトの配下となりレオン・ベルモンドに滅ばされる事となる。
カーミラ
声:大原さやかジャッジメント)、園崎未恵 / ジェイミー・マーレイ (アニメ『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア- 』)
登場作品:ドラキュラII 呪いの封印悪魔城ドラキュラX 血の輪廻悪魔城ドラキュラXX悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon悪魔城ドラキュラ Xクロニクル、悪魔城ドラキュラ ジャッジメント、アニメ・悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-
ドラキュラ伯爵配下の女吸血鬼。巨大な頭蓋骨に騎乗して空中浮遊する青黒いロングヘアーの裸の巨人の姿で描かれることが多く、格闘技を得意とする「ラウラ」という下僕を従えている。いくつかの作品でボスとして登場する。なお名前は『ドラキュラII』など「カミーラ」表記の作品もある。
『ドラキュラII』で初登場したときは人型ではなく、巨大な仮面の姿をしていた[15]。空中を旋回しつつ、地面に落ちると炎となって飛び散る赤い涙を流して攻撃してくる。
『血の輪廻』では、ステージルートによってはボスとしてリヒターやマリアと戦うことになり、空中を飛びながら火炎を降らす攻撃を行う。また、僕のラウラはドレス姿の女性に擬態している時はハートを吸い取ってきて、本性を現すととび蹴りを繰り出してくるなど、カーミラを援護する。
『XX』では、アネットを救出していないと、時計塔のボスが死神からアネットに憑依したカーミラになってしまい、この時も頭蓋骨に乗った女性の姿で描かれる。
『Circle of the Moon』では、オーストリア郊外の悪魔城でドラキュラ復活の儀式を行う。普段は赤いドレスを着た高貴な令嬢風の外見だが、戦闘時には頭蓋骨に乗った裸の女性姿になる(本作では背中に悪魔のような翼を生やしている)。ネイサンに人間の心の闇の解放を告げ、ヒューがドラキュラの手に落ちたことを示唆する。
『ジャッジメント』では、露出の高いボンデージルックに身を包んだ妖艶な姿で登場。本作では戦闘時も普通の人間サイズだが女性キャラクターの中では一番大きい。
なお、『黙示録』でも登場予定で、コナミマガジンでのキャラ設定資料や開発途中ムービーでの試作CGなどに姿が見られたが、結局ゲーム中に登場しなかった。デザインは『血の輪廻』などと同じ頭蓋骨に乗った裸の女性。
アニメ版においてはスティリアを拠点とする吸血鬼の領主で第2シーズンに登場。吸血鬼の将軍達の中ではドラキュラの元に最後に現れその傘下に加わる。内心では叛意を抱いており、吸血鬼ゴッドブランドとヘクターを唆して自らの手足とし、自らの思惑通りにドラキュラがブライラの街へ攻め込むように誘導する。
悪魔城ごとブライラの街に攻め込んだドラキュラ軍団に反旗を翻し、ヘクターにゾンビとして蘇らせた主教に河の水を聖水として清めさせると予め伏せていた自らの吸血鬼軍団で橋の上を渡河中のドラキュラ軍の大半を河に落として消滅させ、そのまま悪魔城へと軍を入れる。両軍が戦いを始めた最中にサイファが悪魔城をベルモンド家に残された古の秘術を使って転移させたため、目論見は失敗し、溢れた河の水をヘクターと共に回避し、最終決戦には参加せず。最終話にてヘクターを鎖で繋いで折檻を加えて強制的に自らに隷属させると生き残った吸血鬼兵と捕らえたヘクターを伴いスティリアへと帰還の途についた。
今作においては元は人間だったが、かつて1人のヴァンパイアロードによって吸血鬼にされた事と、年老いて狂ったそのヴァンパイアロードを自らの手で始末した事をゴッドブランドに対して語っている。
暗黒邪神
登場作品:悪魔城伝説
『悪魔城伝説』でドラキュラが崇拝する邪神。ドラキュラはその悪魔の力を借りて魔物たちをこの世に召喚していった。
ガラモス
登場作品:悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲
番外編的作品の『ぼくドラキュラくん』にて登場。ゲーム同様、容姿はコミカルなデフォルメ。1万年後の世界でドラキュラに代わって魔王の座をほしいままにしているモンスターで。雷の攻撃を得意としている。宇宙の帝王を名乗っており、ラスボス戦で「ガラモス・キング」となる。
『月下の夜想曲』では、1万年計画で魔界の王の座を狙う魔神。逆さ城最深の空中墓地に潜んでいる。ドラキュラ伯爵から魔王の座を奪おうとしている。
巨大で強靭な身体は底なしの体力を持ち、手にした杖で強力な雷の魔術を操る。道中に登場する敵フローズンハーフはガラモス配下の悪霊である。
暁月の円舞曲』ではエンチャットタイプのソウルとして名前だけ登場し、このソウルでは止まった時間を認識できる能力を得られる。
ジャッジメント』では各キャラの最終ボスとして登場するタイムリーパーは彼の部下とされているが、本人は登場しない。
シャフト
声:梁田清之月下の夜想曲)、松本大Xクロニクル
登場作品:悪魔城ドラキュラX 血の輪廻、悪魔城ドラキュラ Xクロニクル、悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲
悪魔崇拝者の暗黒神官。世界を呪い、破壊と混沌を齎さんと企む。
『血の輪廻』にて、ドラキュラを復活させるが、その討伐に赴いたリヒターにより倒される。その後シャフトゴーストとなって再戦する。
『月下の夜想曲』では意識体としてまだこの世に留まっており、5年前につけた呪いでリヒターを操ってまたドラキュラ復活を企むが、今度はアルカードの手によって滅ぼされる。しかし死の間際に己を生贄とし、ドラキュラの復活を成功させた。
エリザベート・バートリー
登場作品:バンパイアキラー
ドラキュラ伯爵の姪を名乗る女吸血鬼。300年前に処刑されたが、再び現代に蘇った。
叔父にあたるドラキュラ復活のため、邪悪な儀式により戦争を引き起こしてヨーロッパ中の人間の魂を手に入れようと目論み、1914年に起こった第1次世界大戦のきっかけとなるサラエボ事件に裏で関わっていた。復活の儀式の生贄を得るためと人間達への復讐心からヨーロッパを戦争へ導く。
メディウサを召喚(変身?)して襲いかかり、メディウサ撃破後は残像ワープを繰り返しながら魔法弾で攻撃する。
ドロテア・ツェンテス
登場作品:バンパイアキラー
エリザベート配下の魔女である謎の老婆。魔物達を操り、ジョニーとエリックの行く手を阻む。
ドラキュラ伯爵戦で、一度倒したドラキュラが真の力に覚醒するまでの間に自ら戦いを挑んでくる。
図書館の主
声:佐藤正治
登場作品:悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲
悪魔城の図書館の主で食料品から薬品、武器、防具など多数のアイテムを所持している。アルカードには「爺(じい)」と呼ばれている。
ドラキュラに敵対したアルカードへの協力を最初は拒むが、金を出すとなるとさまざまなアイテムを提供してくれる。
サキュバス
声:深見梨加月下の夜想曲)、北浜晴子キャッスルヴァニア(PS2版))、エレノア・ホエール宿命の魔鏡
登場作品:キャッスルヴァニア(PS2版)、悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲、キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡、悪魔城ドラキュラ ラメント オブ イノセンス
美しい女性の姿で精気を吸い取る夢魔。主に裸体にコルセットのみという妖艶な外見で登場する。また姿は違うものの、『サークル オブ ザ ムーン』など他の作品にもボスではなく通常のザコ敵として登場する。なお「サキュバス」は種族名であり、個人名ではない。
『月下の夜想曲』では悪夢の中に現れ、アルカードにリサの幻影を用いて虜にしようと試みるが、母を侮辱された怒りでアルカードが呪縛から解放、逆に悪夢の中で精神を滅ぼされた事で、抜け殻のまま永遠に彷徨い続けることとなった。
『キャッスルヴァニア』(PS2版)では、ヴァルターのカリスマに惹かれ、喝采なき奏楽堂を守護している。吸精攻撃や毒の植物を操る能力を持つ他、レオンの婚約者であるサラに化けてレオンを殺そうとした。
デジタルコミックス『ラメント オブ イノセンス』では、以前にリナルドと交戦しており、その時はヴァンパイアとなったリナルドの娘を従えていた。
オルロック
登場作品:悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲
ドラキュラ伯爵配下の上位の吸血鬼。表の悪魔城上部の支配を任されており、城内に専用のエリア「オルロックの間」を設けている。
魔力の波動による刃攻撃や蝙蝠や悪霊の召喚魔法を使う。邪悪な怪物に姿を変えることができ、ある程度ダメージを与えると全身緑色の巨大な姿と化す。特定の攻撃時に一言だけ言葉を発するが、他の多くのエリアボス同様イベントやセリフはとくに無い。
マルス
声:Harald Gjerd
登場作品:悪魔城ドラキュラ黙示録
ドラキュラに捕まり悪魔城に連れ去られた際に記憶喪失となった少年。8歳。身長135cm。
時々頭痛がしたり人格が豹変したりすることがある。12歳のキャリーに結婚を申し込むなど、少々マセている。
その正体は人間に転生したドラキュラであり、完全なる覚醒までの間はジルドレを自身の影武者としていた。エンディングでは彼がドラキュラである事が判明しないままラインハルトかキャリーに保護され、一緒に連れ立って旅立っていくが、真エンドルートではドラキュラとして覚醒し、ラインハルト、キャリーに最終決戦を挑んでくる。
ジルドレ
登場作品:悪魔城ドラキュラ黙示録悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL
ドラキュラの配下の吸血鬼。死神、アクトリーセと共にドラキュラ復活をもくろむ。
『黙示録』ではドラキュラの影武者として登場する。悪魔城付近の村々から子供達をさらってきた。
アクトリーセ
登場作品:悪魔城ドラキュラ黙示録悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL
魔女。『黙示録』のキャリー編のボス。
元々人間の女優だったが、永遠の若さと美貌を欲っしてドラキュラに魂を売った。死神、ジルドレと共にドラキュラ復活をもくろむ。魔法を得意とし、自分のためなら子供も生贄にする自己中心な考えを持った残忍な人物。
ヴェルナンデスの戦士
登場作品:悪魔城ドラキュラ黙示録
かつて戦いに敗れ、吸血鬼の呪いをかけられたヴェルナンデス一族の戦士の1人。
開発途中段階ではサイファの成れの果てという設定だった(サウンドトラックCDには「サイファ」という曲名があり、その名残がある)。
ローゼ
登場作品:悪魔城ドラキュラ黙示録
吸血鬼の女性。ドラキュラ伯爵にささげる薔薇の手入れをしている。20歳。ラインハルト編でのキーパーソン。キャリー編ではあるステージのみで登場。
吸血鬼にされてからまだ日が浅く、元々信仰心が厚かったために吸血鬼として汚されてしまった事を嘆いている。身長160cm。
レノン
登場作品:悪魔城ドラキュラ黙示録悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL
紳士的な態度の悪魔。契約書(一定金額以上の買い物をした場合、彼に魂を狩られるという内容)を通してラインハルト達に物を売る商人活動をしている。
一定金額以上の買い物をした場合、悪魔城天守で契約に基づいて魂を奪おうと真の姿を現して襲いかかってくる。
ガーデンキーパー
登場作品:悪魔城ドラキュラ黙示録悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL
悪魔城別邸にある迷路庭園の番人で、フランケンシュタインの人造人間に似た不死身の大男。
巨大なチェーンソーを装備しており、スタチュードッグという彫刻の猟犬を2匹従えている。執念深く、プレイヤーキャラクターが庭園内にいる限りどこまでも追跡してくる。
なお、マルスに遭遇せずに庭園を進んでいくと、チェーンソーで庭の手入れをしている所を目撃できる。
ヴァンパイア
登場作品:悪魔城ドラキュラ黙示録
悪魔城別邸に棲む吸血鬼(複数)。来訪者に付近の村人のふりをして話しかけ、襲い掛かってきたり、庭園の地下で村人を吸血していたりする。吸血された者もヴァンパイアと化す。
オルテガ
登場作品:悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL
ライカンスロープ。コーネルの幼なじみであり親友だが、コーネルをライバル視している獣人族の戦士。
オルドレー
登場作品:悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL
ヘンリーの父親。悪魔城別邸の館主。アクトリーセとジルドレに唆されて吸血鬼化した。
ネクロマンサー
声:大塚芳忠ロード オブ シャドウ
登場作品:悪魔城ドラキュラ サークル オブ ザ ムーン、キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ、キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡
『サークルオブザムーン』にボスとして登場するネクロマンサー。ネイサンにモーリスが捕らえられていることを告げる。最初はフードローブで身を包んだ姿だが、ある程度攻撃すると服を脱ぎ悪魔のような姿を現す。
『ロードオブシャドウ』では主要キャラクターの一人に数えられているが、特に背景は語られていない。『宿命の魔鏡』でも再登場し、シモンが手に入れようとしたトレバーの遺品をゾベックに捧げるために奪い取る。
ドラキュラファントム
声:川村拓央
登場作品:キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲
ドラキュラの遺骸が放つ暗黒の力と、マクシーム・キシンが元々持っていた負の心を媒介に分離・誕生した邪悪な意思。
マクシームの邪悪な部分が遺骸の影響で分離した存在であるため、ドラキュラ本人ではない。吸血能力によって力を増幅したり、自身の精神から居城を創造したり等、一部分はドラキュラと似通った性質を持つ。
シモン・ベルモンドに滅ぼされたドラキュラの遺骸が、修行中のマクシームが持つジュストに対する劣等感を利用して集まり、その結果誕生した邪悪な意思が、自身の城と幼馴染であるリディー・エルランジェを求めたのが、物語の発端である。
当初はマクシームが自身の記憶を消していた為、記憶を共有する事ができなかったが、序盤から終盤にかけて記憶を取り戻し、デスの力添えもあって、マクシームの精神を殺して体を乗っ取ろうとするが、ジュスト・ベルモンドの活躍によって、最後にはマクシームの精神力が邪悪な意思に打ち勝ったため、体の制御が効かず、最後にはドラキュラの遺骸を媒介として分離、新たに不完全な肉体とドラキュラの魔力を手に入れる。だがジュストに敗れ、ベルモンド家を嘲りながら消滅した。
グラハム・ジョーンズ
声:稲田徹
登場作品:キャッスルヴァニア 〜暁月の円舞曲〜
36歳。カルト宗教主催者。ドラキュラの力を得ようとする。丁寧な話し方をするがその本性は残忍極まりなく、狡猾な頭脳で教会の追及を逃れ続けており、自分こそがドラキュラの生まれ変わりであると信じていた。ドラキュラが消滅したと同時に、この世に生を受けた事から、魔力を持ち、自分がドラキュラの生まれ変わりであると妄信的に信じて疑わない。
「城は新たな城主を迎え、力を受け継ぐ者が現れる」という予言を実現するため、悪魔城の城主の間で魔王(ドラキュラ)の魔力を得ようとしたが、真の魔王の魂を持つ蒼真が支配の力(魔王の力)を持っていた事で、結局は仮初の城主でしかなく、蒼真に敗れる。
後述の魔王候補と同じく、ドラキュラ伯爵の魔力を受け継いでいるが他の2人(ダリオ、ドミトリー)と比べると、城主となった後の能力が似通っている部分が多い(ワープ移動やヘルファイア・ダークインフェルノと言った攻撃技、倒されてもさらに変身する等)。
ヴァルター・ベルンハルト
声:岸野幸正キャッスルヴァニア(PS2版))
登場作品:キャッスルヴァニア(PS2版)、悪魔城ドラキュラ ラメント オブ イノセンス
永遠の夜と呼ばれる辺境の森に住み着き城を構えるヴァンパイア。出身・年齢共に明らかではないが、永遠の命の退屈を紛らわすために、勇敢な人間からもっとも大切にしているものを奪い去り、命がけのゲームを楽しむ。
永遠の夜を齎し、所有者に夜の恩恵を与える至宝「漆黒の石」に選ばれた事で、配下の卷属達を凌駕する魔力を持つ。その絶大な力で過去にリナルドを退けている。また作中では催眠術のようなもので、レオンを圧倒した。瞬間移動しての火炎弾など、後のドラキュラ伯爵と同じ攻撃方法を持つ。
最後は死神の裏切りによってその魂はマティアスの持つ「深紅の石」の材料にされてしまい、永遠に滅びる事となる。この2つの石は錬金術における賢者の石を創造する実験過程で誕生した物であり、詳しい入手経路は不明である。
デジタルコミックス『ラメント オブ イノセンス』では、真祖となった経緯の一部が描かれている。ある戦争中、ヴァルターの母親が仕えていた従者に命を狙われ、瀕死の状態となった時に悪魔と遭遇、どちらか一方を助ける代わりに自分の命かお腹の中の赤子(ヴァルター)を捧げるよう迫られるが、母親が「赤子の命を売る」と回答する前に赤子の方が先に回答していたため、母親は命を売られ死亡、そして生き残った赤子はその後、悪魔の力を得てヴァンパイアとなった。
『ロード オブ シャドウ』においても、ベルンハルト家という名称が出てくるが、ヴァルターは出ない。ベルンハルトが過去に強大な悪魔を現出させたが制御しきれなかった事も同じ。
ヨアヒム・アルムスター
声:神谷浩史キャッスルヴァニア(PS2版))
登場作品:キャッスルヴァニア(PS2版)、悪魔城ドラキュラ ラメント オブ イノセンス
ヴァルターによってヴァンパイアとなった元人間。残忍な性格で常に人間を見下しており、ヴァルターを倒して城主になる野心を持っている。ヴァルターに対する忠誠心は皆無であり、何度も反逆しているが失敗し、その後は地下瀑布迷宮の水牢に幽閉されてグリーンオーブの守護をさせられている(吸血鬼は水に触れられないため)。火炎系の魔術を使用する他、5本の剣を自在に操る事ができる。
デジタルコミックス『ラメント オブ イノセンス』では、元々は貧しい家の生まれで、生まれた時から魔力を持ち、その力を恐れた村人達から虐げられ迫害を受けていたとなっており、後にヴァルターがヨアヒムの村を襲い、村人全員が屍人になったにも関わらず、自分一人だけがヴァンパイアになった事で彼は自分こそ選ばれた存在だと信じて、ヴァルターの部下となる。
マティアス・クロンクビスト
声:風間信彦キャッスルヴァニア(PS2版))
登場作品:キャッスルヴァニア(PS2版)、悪魔城ドラキュラ ラメント オブ イノセンス
教養が疎んじられる騎士社会において異彩を放つ天才戦術家。32歳。
レオン・ベルモンドとともに騎士団の常勝を作り出していった。異教徒の侵略を防ぎ、やがては神の平和を守る存在になった彼らであったが、ある日凱旋中のマティアスに妻エリザベータの悲報が渡った。
その後のマティアスは病床に就いてしまうが、レオンにサラを襲ったヴァンパイアの存在を教える。
忘れ去られし者
声:コリン・マクファーレンロード オブ シャドウ
登場作品:キャッスルヴァニア(PS2版)、キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ
ヴァルター・ベルンハルトの居城の地下深くにある永久拷問牢獄に封じられている巨大な謎の怪物。
ゲーム中の怪物図鑑での解説文は「制御しきれない巨大なパワーゆえに永久に封じられた人造モンスター」。攻略本には過去にヴァルターが創り出した人造悪魔と書かれている。巨体が宙づりのまま鎖に繋がれ、身体は半ば腐り大量のウジが住み着いているという特徴は同作の悪魔ベルゼブブとも共通点がある。下半身は無く内臓が剥き出しになった状態で生きている程生命力が強く、内臓・腕・顔と下から上へ部位ごとの3連戦となる。隠しステージの隠しボス的存在。
デジタルコミックス『ラメント オブ イノセンス』では、元々はヴァルターの母親に仕えていた従者のなれの果てとされている。
『ロード オブ シャドウ』の海外版で配信されたダウンロードコンテンツ「Resurrection」では、ベルンハルトが召喚した究極の悪魔だったが強大な力故に完全に制御しきれなかったため手放してしまい、後に世界を滅ぼそうとした所を燈光教団の創設者に封印される。しかし、ロード・オブ・シャドウが全滅した事で封印が解かれてしまう。そして世界を滅ぼすために地上への扉を開こうとしたところを現れたガブリエルと戦う。扉を開くために力を分割しているので本来の力を発揮できないために接戦となるが、最終的に彼の力はガブリエルが取り込んでしまったため、完全に滅ぼされた。
セリア・フォルトゥナ
声:塩山由佳
登場作品:悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架
カルト教団ウィズライトの教祖を務める女性。26歳。その正体は暗黒神官であり、自らの力を安定させるべく魔王ドラキュラの魔力を受け継いだ。魔王候補2人を見つけ出し、雪に埋もれた悪魔城(真の悪魔城ではなく、悪魔城に似せた教団本部)で蒼真を待ち受ける。魔法陣の扱いに長けており、魔界からの力を魔物に永続供給する事でほぼ不死身の魔物を作り出す事が出来る。彼女とのボス戦は無いがイベントシーンではワープ移動や光線を発射するなど、戦闘能力は一応あるようである。
ダリオとドミトリーを利用して蒼真の中に眠る魔王の力を開放しそのまま蒼真を魔王にしようとするが、真のエンディングに至るルートではドミトリーに生贄にされたり、バッドエンディングでは蒼真に「気に入らない」という理由で殺害されたりと、結果的に命運を縮めることとなってしまった。
ダリオ・ボッシ
声:藤本たかひろ
登場作品:悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架
ドラキュラが消滅したと同時に、この世に生を受けた魔王候補の一人。37歳。
短気かつ直情的な性格で、魔王の魔力を浴びた影響から、ドラキュラに似通った発火能力を持つ。同じ魔王候補のドミトリーとは仲が悪く、ただ破壊の頂点を目指すため世界中で放火事件を起こしていた。
物語の中盤、蒼真に敗れて能力の底上げを行うべく、セリアが召喚した炎の化身アグニと融合し、ユリウス・ベルモンドでも叶わないすさまじい力を得る。だが、真のエンディングに至るルートではその力の源たるアグニを撃破され能力を喪失、真の魔王の魂をもつ蒼真に恐れをなして逃走。バッドエンディングでは瀕死の状態で、アグニの力を制御できずに自ら焼失した。
ドミトリー・ブリノフ
声:金子英彦
登場作品:悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架
ドラキュラが消滅したと同時に、この世に生を受けた魔王候補の一人。37歳。
物腰は柔らかいがあらゆる手段を使って勝とうとする男で「鏡のドミトリー」と呼ばれている。
魔王の魔力を浴びた影響から、触れた能力を覚える力を持ち、敵が攻撃に使用する魔力をコピーする事で戦う。しかし、覚えるには一度攻撃を受ける必要があり、また強い能力を得ても他の魔力に触れると入れ替わってしまう欠点がある。
序盤で蒼真に敗れるが、自身の魂を体から分離させ、蒼真の心に入り込み蒼真の魔力である「支配の力」、つまり魔物の魂を支配する力を手にいれたと明かす。終盤でドッペルゲンガーの肉体を媒介に復活し、彼は蒼真を超える力を持った多くの悪魔の魂を取り込んだが、支配した悪魔の魂を制御できずに悪魔の集合体メナスを生み出してしまう。
アイザック
声:遠藤守哉闇の呪印)、真殿光昭(少年期:白石兼斗) / アデトクンボー・マコーマック (アニメ『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア- 』)
登場作品:悪魔城ドラキュラ 闇の呪印、アニメ・悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-
ドラキュラ軍に仕える悪魔精練士。上半身裸で悪魔の模った刺青を全身に施している。非常に好戦的な性格で、目的のためには手段を選ばない。26歳。
主であるドラキュラ伯爵が滅ぼされた事を、もう一人の悪魔精練士ヘクターが裏切ったからだと信じて疑わず、彼に対し恋人のロザリーを魔女裁判によって殺害し挑発して戦いをふっかける。
2度ほど対戦するが、主に槍を武器とし相棒の悪魔系イノセントデビル「アベル」の他、最終対戦時にはクルムゾンやイエティなど複数の強力なイノセントデビルを召喚し剣を使う。
かつて異端審問によって両親を失い、妹のジュリアと共に迫害を避けるため逃亡生活を続けていたが、魔導に寛容だったドラキュラ伯爵の元を訪れ、彼の配下となる。元々魔術の素養は妹と同じく合ったようで、その後瞬く間に悪魔精錬術を習得して、死神と同格の地位を得た。その後、ドラキュラの元から離反したヘクターの処分に赴くも返り討ちにあい、その間にドラキュラはラルフ達によって滅ぼされてしまう。故に3年前の戦いには参加していない。なお、ドラキュラが滅ぼされる以前は普通の戦士服を着用していた。
最後はヘクターとの戦いに敗れた所をドラキュラ復活の器としてゼアドに捕らえられ、ドラキュラが倒された後も意識は戻らず、そのまま崩壊する悪魔城に取り残され死亡した。
アニメ版においては第2シーズンから登場。肌の色が黒いアフリカ出身の元奴隷の青年。かつては聖職者の男性を盲目的に愛し仕える奴隷であったが、その思いを否定されたことで主人を殺害し独り立ちし砂漠に居館を構える悪魔精錬士となった。ヘクターと同じく悪魔精錬士であるが、闇の呪印と同様にドラキュラに対しては厚い忠誠心を持っており、彼の意に僅かでも背く意思を持つ者は容赦なく粛清する。
第2シーズンの最終決戦においてあくまでもドラキュラの盾となってトレバー、サイファ、アルカードと戦おうとするが、年老いた自分よりアイザックの高潔な意志と魂こそこの世に生き残るべきと判断したドラキュラの手によって強制的に遠い砂漠へ転移させられ生き残る。
事あるごとにかつての主人が用いた拷問用の鞭で自らの身を鞭打っており、戦闘でもその鞭と短剣を用いて戦う。
ゼアド
声:堀之紀
登場作品:悪魔城ドラキュラ 闇の呪印
ヨーロッパに蔓延するドラキュラの呪いを浄化すべくワラキアにやって来た聖職者。アイザックを倒すようヘクターに情報をもたらす。
だがその正体はドラキュラに仕える死神で、ドラキュラ復活のため人間に化けてヘクターかアイザックをドラキュラの憑代にするべく暗躍していた。
ブローネル
声:江川央生
登場作品:悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス悪魔城ドラキュラ ハーモニー オブ ディスペアー
絵を使って魔力を行使するヴァンパイア。元々は普通の画家であったが、第1次世界大戦中に2人の娘を失った事が発端となって人間に憎悪を抱き、自らの意思で吸血鬼となる。
彼が描く絵画は擬似空間的結界の役割を持ち、内部には描き手の意思が具現化した別世界が存在している。この絵の世界を利用して、ドラキュラ伯爵が君臨する玉座の間を切り取り、空間ごと分断する事で絵の世界に封印、さらに悪魔城の魔力を支配・制御するべく城内にいくつもの絵画を設置して、ドラキュラ伯爵の象徴とも言える強大な魔力を利用する事で、事実上城主であるドラキュラ伯爵に代わって悪魔城を支配していた。また、城の魔力を隠れ蓑にする事で、ドラキュラの腹心である死神をも欺いていた。
絵の世界を自由に出入りする事は勿論、絵画に入り込み空中を移動したり、戦闘では直接絵画に呪われた絵具を塗る事で、絵の世界に軌跡を出現させたり、描いた作品から異形の魔物を召喚する事で戦う。討伐にきたエリック・リカードを返り討ちにし、エリックを追ってきたステラ・ロレッタを吸血鬼の呪いで洗脳、亡くなった自身の娘の面影を重ね、実の娘のように愛していた。
彼の目的は世界を滅ぼす作品を作製して、戦争を引き起こした愚かな人類へ復讐する事であるという。ジョナサン達に敗北した瞬間、瀕死の所を死神にとどめを刺され消滅した。
Rohan Krause(ローハン・クラウゼ)
登場作品:Castlevania: Order of Shadows
黒い服装でフードをかぶっている髭を生やした男。ドラキュラを崇拝し大きな力と永遠の命を得ることを望む者達の闇の組織Orderの主要メンバーであり、ドラキュラ伯爵復活を企む。約20年間、Desmondの父親の一番のライバルだった。3方向の火の玉と大きな青い火の玉ショット、瞬間移動や炎嵐、稲妻といったドラキュラに似た攻撃をしてくる。
バーロウ
声:石井康嗣
登場作品:悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印
シャノアとアルバスの師匠。72歳。エクレシアに代々伝わる魔術「グリフ」を用いてドラキュラ討伐を目指すエクレシアの長であり、長年の研究の末、最強のグリフ「ドミナス」を生み出す。当初はアルバスをその担い手にすると約束していたが、彼が遠方に派遣されている間にシャノアをドミナス適合者として選ぶ。儀式失敗後、彼女にドミナスの奪還及びアルバスの連行という任務を与える。
実はドミナスとはドラキュラの遺骸から発せられる強大すぎる魔力を無理やり三つに分け術式変換したドラキュラの力そのもので、シャノアとアルバスを利用しドラキュラ伯爵が封じられた魂の器を破壊し、魔王復活を目論んでいた。
戦闘時はさまざまな魔術を駆使する他、左右にワープしながら鉄拳を繰り出す。
タイムリーパー
登場作品:悪魔城ドラキュラ ジャッジメント
時の流れを乱し、全ての時の流れを滅ぼす邪悪なる存在。
アイオーン
声:神谷浩史
登場作品:悪魔城ドラキュラ ジャッジメント
シモンやアルカード達を時の狭間へ導き、彼等を戦い合わせた謎の人物。
その正体は時の流れを監視する者であり、時の流れを乱し、全ての時の流れを滅ぼすタイムリーパーが復活した為、それを撃ち滅ぼせる力を持つ人物を数多の時から選び、呼び寄せたのだった。
ゴーレム
声:白熊寛嗣
登場作品:悪魔城ドラキュラ ジャッジメント
元々は自我が存在しない下級の魔物であったが、時の狭間の影響で自我が目覚め、自分が生きる意味を見出そうと行動する。
設定上では血の輪廻のゴーレムということだが、背中の機械類や雷を放つ行動などフランケンシュタインのような要素もみられる。
ゾベック
声:麦人 / パトリック・スチュワート(英)
登場作品:キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ
ガブリエルの旅に協力する老戦士。その正体は死者を統べる魔術師「ネクロマンサー・ロード」であり、燈光教団の創設者の一人だった。彼はロード・オブ・シャドウの3人のうちの一人であるが、彼らの間で結ばれた停戦協定に嫌気がさしていた。そこで残る二人の力を我が物に収め、神にも及ぶ力を手に入れようとしたのである。ガブリエルは彼によって騙された手駒に過ぎなかった。まず手始めに彼にマリーを殺させ、次にロード・オブ・シャドウの2人を倒させた。
最終的にロード・オブ・シャドウの力の結晶である「神の仮面」手にしたが、突如として現れたサタンによって燃やされ灰にされてしまう。経緯は不明だが復活した後人間に紛れ込んで行動し、エピローグでドラキュラとなったガブリエルと再会を果たしている。そこで彼はサタン再臨の危機をガブリエルに知らせ、共に打倒するべきと説いた。
パン
声:大塚明夫 / アレクサンデル・ミキッチ(英)
登場作品:キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ
平和を愛する森の精霊。だが、それが妨げられるようであれば銀の甲冑を纏った屈強な戦士へと姿を変える。
ガブリエルを正しき道へ導こうとするが、ゾベックの計略に嵌り自らの欲望のみで突き進む彼を制止しようと勝負を仕掛ける。
しかし、極限にまで高められた強き意思を持つ彼を止めることはできず敗れる。最期は銀色に輝く血を流しつつ、彼を信じて逝った。
コーネル・スタベル
声:銀河万丈
登場作品:キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ
ロードオブシャドウのひとり、ライカン・ロード。
オーロックス、ブローナー
声:山口太郎
登場作品:キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ
カーミラの部下の兄弟。悪魔から吸血鬼に転じたものとされている。
ローラ
声:菊地由美
登場作品:キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ
カーミラの娘として振る舞う吸血鬼。ガブリエルに襲い掛かるも、マリーの霊体が彼を庇う姿を見て攻撃を止める。
海外版のみに配信されたDLC「Reverie」では、燈光教団の創設者が封印した忘れ去られし者がロード・オブ・シャドウが全滅した事で封印が解かれて世界が滅びる事を危惧し、ガブリエルに助けを求める。ガブリエルと共に忘れ去られし者が封印されている場所への扉を開くために行動する。そして、ガブリエルが忘れ去られし者がいる場所への行くために自分の血をガブリエルに全て飲ませて消滅した。
ババ・ヤーガ
声:小林ゆう / Eve Karpf(英)
登場作品:キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ
ガブリエルに取引を持ち掛ける魔女。
カーミラ・クロンクヴィスト
声:桑島法子
登場作品:キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ
ロード・オブシャドウのひとり、ヴァンパイア・ロード。
サタン
声:杉田智和 / ジェイソン・アイザックス(英)
登場作品:キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ
すべての事件の背後で暗躍していた堕天使。
チュパカブラ
声:小島秀夫
登場作品:キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ
いたずら好きの怪物。2ではショップを開いて協力してくれる。
クロード・ランクル
登場作品:悪魔城ドラキュラ 悪魔の血 血の悪夢
小説に登場したオリジナルキャラクター。シモンと同郷で幼い頃から親友だった。赤い羊膜を纏って産まれ、死後に守護者の宿敵、吸血鬼の始祖となる宿命を持つ。この小説におけるドラキュラ。吸血鬼となって復活すると、両親や村人を殺し愛するリーサをさらう。
ヴァルヴュラ
登場作品:悪魔城ドラキュラ 悪魔の血 血の悪夢
小説に登場したオリジナルキャラクター。クロードより先代の始祖吸血鬼。女性。レイ・ベルモンドの宿敵。
マグヌス
声:諏訪部順一
登場作品:悪魔城ドラキュラX 追憶の夜想曲
ラジオドラマに登場したオリジナルキャラクター。
精神的な駆け引きを行い、それによる動揺を好むインキュバス
ゴッドブランド
声:辻親八 / ピーター・ストーメア
登場作品:アニメ・悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-
第2シーズンに登場したオリジナルキャラクター。ドラキュラの参集に応じて世界各地から集まった吸血鬼の将軍の一人。斧と剣を武器に欲望のままに行動し、悪魔城では女と交わることと酒と血を啜ることだけを考え人間を家畜扱いする傲慢な吸血鬼。バイキングであり人間を使ったボート造りを趣味とする。表向きはドラキュラに従っているが、彼の人間を完全に滅ぼすという方針には裏で通じているカーミラ同様反対であり、その意見をドラキュラに述べたところその圧力に一蹴される。粗暴で考えなしに見られがちだがドラキュラ配下の吸血鬼将軍達の中で唯一、グレシットの地下に眠るアルカードの存在を危惧していた人物でもある。
他の将軍たちを誘って周辺の村落へ勝手に出撃して人間狩りをするなどの身勝手な行動をとって城内の規律を乱すこともあり、のちにアイザックの前でドラキュラへの不満を打ち明けた為、その場で粛清されて灰になり死亡。その灰と衣類は夜明けにアイザックの手で城外へと捨てられた。
セワード
登場作品:悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls

  1. ^ https://twitter.com/CastlevaniaLOS/statuses/169459094900588547
  2. ^ 発売前のコナミマガジンでは「1400年頃」や「1450年」ともされていたが、製品版では年は記されず「中世ヨーロッパ」だった。
  3. ^ 『悪魔城ドラキュラのすべて』(JICC出版局
  4. ^ コナミマガジンより。
  5. ^ a b http://www.kpenet.jp/kpe_ad/dracula_Blog.html#blog120228
  6. ^ a b 『電撃PlayStation Vol.169』メディアワークス、2001年2月23日、156,157,頁。 
  7. ^ 『ドラキュラ伝説』説明書ストーリーより。
  8. ^ このうち『牌の魔術師』では「変態代表シモン」という不名誉な扱いになっている。
  9. ^ 『帰って来た名作ゲーム 2 (1988-1993)』(リイド社
  10. ^ 本作の設定での悪魔城は科学の力を持って城主ドラキュラの意志で空間転移する事ができる機能を持っていたが、サイファがベルモンド家の居館跡に残された魔境と秘術を持って悪魔城を強制的に転移させた際にその機能を破壊され失った。
  11. ^ 発売されることなく終わったドリキャス版「悪魔城ドラキュラ」のゲームプレイ映像が初公開される”. Gigazine (2021年4月6日). 2021年5月4日閲覧。
  12. ^ 肖像画のみ
  13. ^ 石化された状態でも意識はあり、トレバーに踏み台にされたことを愚痴ってはいたが
  14. ^ 前述の商人殺害の際もその家族は一切殺めていない。
  15. ^ ファミコン必勝本 ドラキュラII 呪いの封印 完全必勝本 p.16
  16. ^ 2000年当時のコナミの悪魔城ドラキュラシリーズ公式サイトより 「制作段階ではコーラーも含めていくつかのボスキャラなどのデータが作られていたのですが、それらの大半はコーラーとともに没ってしまいました。コーラー2はその中の1体です。」






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「悪魔城ドラキュラシリーズの登場人物」の関連用語

悪魔城ドラキュラシリーズの登場人物のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



悪魔城ドラキュラシリーズの登場人物のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの悪魔城ドラキュラシリーズの登場人物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS